通知の確認や健康管理、運動のサポートをするデバイスとして注目を集める、スマートウォッチやスマートバンド。代表的なモデルとして、アップルのApple Watchシリーズが挙げられますが、最近は様々なメーカーから新製品が登場しており、競争の激しいマーケットになっています。
高機能や大画面ディスプレイを搭載したスマートウォッチは、5万円前後のモデルも多く、初心者には手を出しにくいのも事実。一方、スマートバンドと呼ばれる製品には、健康管理や運動記録といった、基本的な機能を備えながら、1万円未満で購入できる製品も多いため、試しに購入を検討している人もいるでしょう。
本記事では、コスパに優れたスマートフォンを多く展開し、日本でも徐々に知名度を上げている、Xiaomi(シャオミ)の「Xiaomi Smart Band 7 Pro」を実際に試し、使用感や操作性について紹介していきます。
Xiaomi Smart Band 7 Proは、公式ストアより1万4800円で販売中。スマートバンド製品としては、やや高い印象を受ける価格ですが、その分大容量のバッテリーや、発色の良い大画面ディスプレイを搭載した、使用感に優れた製品。スマートバンド初心者にはもちろん、1万円未満のスマートバンドを愛用している人の、買い替え先としてもおすすめしたい製品となっています。
デザイン・ディスプレイ
Xiaomi Smart Band 7 Proのディスプレイは1.64インチの有機ELで、解像度は280×456となります。スマートバンドとしては比較的大きいディスプレイとなっており、視認性は抜群。画面輝度は最大500ニトと、かなり明るい表示ができるため、屋外でも、しっかりと時刻や通知の確認ができます。また、周囲光センサーが搭載されているので、環境に合わせて自動的に明るさを調節してくれるのも、使い勝手を良くするポイントです。
ディスプレイ性能として個人的に気に入っているのが、常時表示機能に対応している点。近年のハイエンドスマートウォッチでは、当たり前の機能になりつつありますが、1万円未満のスマートバンドでいれば、まだまだ搭載端末が少ないのも事実。時計として、いつでもさっと時刻を確認できるのは、重要な要素と感じています。
常時表示ディスプレイをオンにすると、画面を見ていない時には簡易的な時計が表示される
本体質量は20.5g(ストラップ除く)と軽量なため、長時間着用していても疲れにくいのも特徴。ストラップはポリウレタン素材になっていますが、触り心地としてはシリコン素材に近く、やわらかい手触りになっています。