小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

コンパクトスマホのハイエンドモデルならこれ!5.9インチ、159gで使いやすいASUS「Zenfone 9」の完成度

2022.11.13

YouTubeやNETFLIXといった動画コンテンツの流行に伴い、スマートフォンの大画面化が進む昨今。特に、処理性能に優れ、アプリゲームなども快適にこなせるハイエンドスマートフォンは、この傾向が顕著に出ているといえます。

具体的に、2022年発売のハイエンドスマートフォンを見比べてみると、「Xperia 1 IV」が約6.5インチ、「AQUOS R7」が約6.6インチ。比較的コンパクトなサイズ感の「iPhone 14 Pro」や「Xperia 5 IV」でも約6.1インチと、6インチ以上が当たり前になっています。

そんな中、2022年11月に新発売となる「ASUS Zenfone 9」は、5.9インチディスプレイを搭載したコンパクト×軽量なハイエンドスマートフォンとなります。前モデル「Zenfone 8」と同様に、小さな筐体に最先端の高性能を詰め込みながら、おサイフケータイ機能や防水防塵といった“日本仕様”にもしっかりと対応している、扱いやすい製品です。

本記事では、実際にZenfone 9を試しながら、使用感や操作性、機能について紹介していきます。スマートフォンは、片手にすっぽりと収まるサイズ感が良いという人は、ぜひ参考にしてください。

デザイン・ディスプレイ

先にも触れた通り、Zenfone 9のディスプレイサイズは5.9インチ。有機ELパネルとなっており、120Hzリフレッシュレートにも対応しています。本体サイズは高さ約146.5mm×幅約68.1mm×奥行き約9.1mmで、最新のスマートフォンとしてはかなりコンパクトなサイズ感。成人男性としては小さい筆者の手のひらでも、すっぽりと収まります。奥行きは若干分厚い印象もありますが、横幅が狭い分、ある程度の厚みがあったほうが手になじみやすいので、実際に持っても違和感はありません。

フラットディスプレイも持ちやすさを助ける要因の1つ

ディスプレイサイズに伴い、本体質量が約169gに収められているのも、使い勝手を向上させるポイントです。扱いやすいのはもちろん、サイズも相まって、ポケットに入れて持ち運ぶ際にも、ストレスになりにくいのが魅力です。

胸ポケットにもおさまりが良いサイズ感

背面には、ポリカーボネートとポリウレタンを配合した新素材を採用しており、大理石のような独特な手触り。指紋を含む汚れが目立たないため、カバーを付けずに使用するのもおすすめです。本体カラーはミッドナイトブラック、ムーンライトホワイト、サンセットレッド、スターリーブルーの4色となっており、シンプルな色合いから、ポップでかわいいデザインまで用意されています。なお、購入時には本体カラーに適した専用カバーも同梱されます。

ボタン類は本体右側面に集約されており、上から音量調節ボタン、指紋認証センサー内蔵の電源ボタンとなります。本体底面にはUSB Type-CポートとSIMスロット、天面にはイヤホンジャックを搭載。有線イヤホンユーザーにもおすすめです。

本体右側面

本体上部

機能・性能

片手でも扱いやすいコンパクトスマートフォンということもあり、Zenfone 9には片手操作に適した機能が豊富に搭載されているのが特徴です。

電源ボタン「Zen Touch」を使った「スマートキー機能」は特に優秀。ダブルクリック、長押しの操作に、Googleアシスタントの起動や音声入力、アプリの起動といった任意のアクションを設定できます。また、Zen Touchのスワイプ操作で通知の表示やWebページの先頭・最後に移動するといった操作も行えます。

実際に使っていて少し気になったのが、本体を握って使用する際や、本体を横に持って操作する際に、スマートキー機能のスワイプ操作が誤作動してしまうシーン。慣れればこのようなミスは少なくなりますが、初めは若干ストレスに感じる人もいるかもしれません。

本体背面のダブルタップにも、スクリーンショットやカメラアプリのレコーダーの起動といったショートカットを割り当て可能。また、設定したアプリに素早くアクセスできる「エッジツール」機能も搭載されています。

これらの機能を駆使することで、Zenfone 9では大抵の操作が片手で行えます。電車内で立っている時などにも、安定した操作ができるように、多数の独自機能が搭載されているのも、本製品の魅力です。

バッテリー容量は4300mAhで、本体サイズを考えれば十分な容量でしょう。また、バッテリーの劣化を抑える「低速充電」や「予約充電」といった機能も搭載されているので、長期間同じスマートフォンを使いたいという人でも安心でしょう。

個人的に、Zenfone 9を使っていて、最も気に入っているのが、オーディオ性能。基本的に大きい筐体のほうが、大型のスピーカーを搭載できるため、音質にもこだわりを出しやすいと考えられるのですが、Zenfone 9はコンパクトな筐体ながら、キビキビとした迫力のある音の再生ができます。最大音量も大きいので、外付けスピーカーなどがなくても、音楽やゲームを楽しむことができます。

そのほか、搭載CPUは最新世代の「Snapdragon 8+ Gen 1」。高性能がゆえに、発熱が心配という人もいるかもしれませんが、Zenfone 9ではベイパーチャンバーが搭載されており、対策は万全。実際に負荷の大きいゲームなどをプレイしていると、本体全体がほんのりと温かくなることがわかりますが、極端に一部が厚くなることはなく、うまく排熱できていることがわかります。

メモリ、ストレージの構成は下記の3モデルに分かれています。

・メモリ8GB+ストレージ128GB
・メモリ8GB+ストレージ256GB
・メモリ16GB+ストレージ256GB

最小構成のメモリ8GB+ストレージ128GBモデルのみが、4色展開となっており、メモリ8GB+ストレージ256GBモデルはミッドナイトブラック、ムーンライトホワイトの2色、最大構成のメモリ16GB+ストレージ256GBではミッドナイトブラックの1色のみとなります。価格が最も抑えられる最小構成にカラーバリエーションを持たせる意図も十分理解できますが、サンセットレッド、スターリーブルーの2色は他メーカーのスマートフォンではあまり見られない、特徴的なカラーなので、どちらか一方でも、上位モデルで展開欲しかったと感じています。

そのほか、前モデルより搭載されているIP65/IP68の防水防塵性能やおサイフケータイ機能にもしっかりと対応。メイン端末としても十分扱いやすい仕様になっています。

カメラ

アウトカメラは5000万画素の広角カメラと、1200万画素の超広角カメラの2眼構成。特徴的なのが、広角カメラに内蔵されている、6軸の「ハイブリッドジンバルスタビライザー」で、写真、動画のどちらにおいても、手振れが少なく、きれいな撮影ができるようになっています。

下図はすべてZenfone 9にて撮影し、サイズを調節したのみの写真となります。

超広角

2倍ズーム

8倍(最大)ズーム

ポートレート

ナイトモード

色味は若干暗めなものの、精細な写真の撮影が可能。特にAF速度は優秀で、さっとスマートフォンを構えるだけで、被写体を認識し、ピンを合わせてくれます。

近年のハイエンドスマートフォンの多くに搭載されている、望遠レンズは非搭載となっており、デジタルズームは最大8倍。望遠レンズがない点は少し残念ですが、本体のサイズ感を加味すると仕方のない部分でしょう。最大倍率での撮影は、デジタルズームということもあり、画質の劣化が見られますが、文字を視認できるレベルは保たれています。

カメラアプリは、下部に表示されるタブを切り替えることで、「動画」「ポートレート」「タイムラプス」のように撮影モードを変えられます。加えて、画面を上から下にスワイプすることで、フラッシュや比率の変更ができるメニューが表示されます。これも、Zenfone 9を片手で簡単に操作するための機能といえるでしょう。

コンパクトスマートフォンの使い勝手を追求したZenfone 9

冒頭でも触れた通り、大画面化が進むスマートフォン市場において、あえて逆方向に進んだZenfone 9。ただ小さくて持ちやすいだけでなく、オーディオ性能やカメラ性能、排熱といった各ポイントにもこだわりが感じられます。

販売価格は、メモリ、ストレージの構成によって異なります。それぞれ下記の通り。

・メモリ8GB+ストレージ128GB:9万9800円
・メモリ8GB+ストレージ256GB:11万2800円
・メモリ16GB+ストレージ256GB:12万9800円

いずれのモデルも、ハイエンドスマートフォンとしてはかなり抑えられた価格も魅力。コンパクトボディを活かした多数の機能を搭載しており、使えば使うほど馴染む「相棒」のような存在になることを予感させてくれる、多くの人に体験してほしい1台です。

取材・文/佐藤文彦

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。