DJIが機能を厳選して価格を抑えた高性能ドローン「Mavic 3 Classic」を発売

DJIは、高性能フラッグシップドローン「DJI Mavic 3シリーズ」の最新モデルとして、「Mavic 3 Classic」を発表。公式オンラインストアなどで予約受付を開始した。

機体単体品のほか、充電器と送信機とのセット品も用意されている。価格は「Mavic 3 Classic (機体単体)」が216,700円、充電器とDJI RC-N1送信機を同梱した「Mavic 3 Classic (RC-N1付属)」が229,240円、充電器とDJI RC送信機を同梱した「Mavic 3 Classic (DJI RC付属)」が252,670円。

O3+伝送システムにより、最大15km（国内は8km）先まで1080p/60fps動画を伝送

「Mavic 3 Classic」は、Hasselbladカメラとパワフルな飛行性能という「Mavic 3シリーズ」の特徴を引き継ぎながら必要な機能を厳選し、リーズナブルな価格を実現したモデル。　

「Mavic 3シリーズ」同様、4/3型CMOSセンサー搭載20MPカメラ、最大飛行時間46分、O3+伝送システムに対応するが、望遠カメラは非搭載となる。

搭載する4/3型CMOS Hasselbladカメラは、動画撮影ではH.264とH.265コーデックでの5.1K/50fps、4K/60fps、1080p/60fps動画撮影に対応。スローモーション撮影では、4K/120fpsと1080p/200fps撮影が行なえる。

また、焦点距離24mm（35mm判換算）のカメラレンズはf/2.8〜f/11の絞り調整ができ、12.8ストップのネイティブダイナミックレンジに対応。多くの光を取り込める20MPセンサーにより写真撮影では12-bit RAW、動画撮影では10-bit D-Logで映像を処理されるため、鮮明な色合いで明暗部を細部までクリアかつ正確に捉えることができる。

さらに、「Mavic 3シリーズ」と同じバッテリーを使用し、最大飛行時間46分を実現。O3+伝送システムにより、最大15km（日本国内は8km）先まで1080p/60fps動画を伝送することができる。

そのほか、自動撮影モード、クイックショットや定番のタイムラプス、ハイパーラプス、パノラマ撮影にも対応し、ドローンの速度を設定し、一定速度で飛行させることができる「クルーズ制御」も搭載。

継続的に障害物を検知し、迅速かつスムーズに障害物を回避する「APAS 5.0システム」や、半径200m先の環境をスキャンしながら、ホームポイントまでの最適な飛行ルートを計画し、機体を帰還させる「アドバンストRTH」も装備する。

本体サイズは折りたたみ時（プロペラなし）が長さ221×幅96.3×高さ90.3mm、展開時（プロペラなし）が高さ347.5×幅283×高さ107.7mm。重量は895g。

このほか、インテリジェントフライトバッテリー×2、バッテリー充電ハブ(100W)、65Wカーチャージャー、低ノイズプロペラ（1組）×3、DJIショルダーバッグをセットにしたオプションキット「Mavic 3 Fly More Kit Plus」も用意。価格は76,560円。

製品情報
https://www.dji.com/jp/mavic-3-classic

構成／立原尚子