「情熱価格」以外のウェアにも要注目
ドンキでは「情熱価格」以外に、「超・着心地主義であなたの日々に寄り添うファッションブランド」をコンセプトとしたファッションブランド「RESTORATION(レストレーション)」、スポーツをもっと身近に感じていただくために「スポーツシーンの悩みを解決し快適にする 初心者向けスポーツブランド」をコンセプトとしたスポーツブランド「ACTIVEGEAR(アクティブギア)」を展開している。最後にその中から、筆者が注目した商品を紹介したい。
収縮率はなんと、2.5倍。軽くひっぱるだけでゴムのように伸び穿き心地抜群だという「RESTORATION異次元ストレッチジョガーパンツ」(2,189円)。
「自従来品のストレッチボトムと比べても2.5倍の伸縮性で、まるでゴムのように伸び縮みする、革新的な穿き心地。『今までのズボンは動きづらかった』という方に好評で、年間10万本(売上2億円)以上を販売している売れ筋商品です」(向氏)
「1つのアイテムで、タウンユース、通勤、アウトドアなど、シーンを限らず使えるアウターが欲しい」というユーザーの声をもとに開発したのが、「RESTORATIONタフブロック」シリーズ。防風性と撥水性に加え、大雨にも耐えうる耐水圧10,000mmの高性能素材を使用している。
画期的なのは、「アウトドア用ウェアは、ハイスペックゆえに値段が高すぎる」という不満にも対応していること。
「ブルゾンとマウンテンパーカ―は裏地にメッシュ素材を使用することで衣服内のべたつきを軽減。フードブルゾン、ジャケットは中綿に気温変化に対応する調温中綿を使用することで、寒い時にはしっかり保温性がありながら、朝昼晩や室内外の寒暖差による不快感を解消します」(両角氏)。
「ACTIVEGEARサーモアーマー」シリーズ(1749円~)は、冬の寒さでアウトドアスポーツに消極的になりがちな人におすすめのスポーツウェア。太陽光・日常光・遠赤外線という3つの光を熱に変換する繊維「SOLARTECH🄬」を使用することで、衣服内温度を7℃も上昇させ、保つという。
「例年人気にあった『発熱コンプレッション』『防風スウェット』を改良パワーアップさせた新シリーズが、10月17日から発売されています」(向氏)
展示場での開発担当者の説明によると、コロナ禍でのリモートワークの増加で、スポーツウェアが日常のウェアとなっている人が増加。また、スポーツを始めようとウェアを揃えたものの、続かず、結果的に日常着となる人も以前から多かったという。
そこで、ACTIVEGEARスポーツウェアとしての機能性も保持しつつ、日常着としても違和感のないデザイン焼き心地も追及しているとのこと。どこまでもかゆいところに手の届く、ドンキのウェアだった。
文/桑原恵美子