小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

糖質制限に我慢できなくなったら「ハンバーガー」と「スイーツ」どちらを選ぶべき?

2022.11.10

2022年、もはや糖質制限ダイエットのブームは終わったと言っていいだろう。投資制限は“ブーム”から私たちの生活の中に“定着”しているからだ。今ではコンビニやスーパーでも当たり前のように低糖質の商品が手に入り、SNSや雑誌では糖質制限のメソッドを紹介する記事があふれている。本格的なダイエットや体型維持に取り組む人だけでなく、日々の食事の中に糖質制限を取り入れている人も多いだろう。こうした世の中だからこそ、糖質制限に関する考え方もアップデートする必要があるかもしれない。

いま巷では糖質制限の情報は溢れている。その中には「糖質は悪」とし、お米やパンは食べてはいけない、当然ファーストフードやコンビニスイーツなんて論外だとまとめている記事も少なくない。

もちろん間違ってはいない。本気で糖質制限をするなら食べない、もしくは極端に制限した方がいい。しかし、多くの人にとっては違う。糖質制限と言いながらも、毎食の糖質量をグラム単位で厳密に管理することもなく、時にはハンバーガーやシュークリームをつい食べてしまうものだ。そうした人たちが本当に必要な情報は、ファーストフードやスイーツを「食べてはいけない」ではなく「我慢できなくなった時、どちらを食べた方がいいのか」という点なのだ。

本記事では特定の商品の良し悪しについて論じるつもりはないが、ハンバーガーの代表としてマクドナルドの『ダブルチーズバーガー』、スイーツの代表として手軽に変えるコンビニスイーツとしてセブンイレブンのシュークリーム『シュー・パティシエール』を例に挙げ、それぞれのカロリーとPFCバランスを見ていきたい。

二つの糖質「複合糖質と単純糖質」とは?

マクドナルド『ダブルチーズバーガー』
熱量:457kcal
たんぱく質:26.5g
脂質:25.0g
炭水化物:31.4g

セブンイレブン『シュー・パティシエール』
熱量:194kcal
たんぱく質:4.2g
脂質:13.2g
炭水化物:14.6g

単純なカロリーで見ると当然だが、シュークリームの方が低い。シュークリームを二つ食べてもカロリー、炭水化物ともにダブルチーズバーガーより低く、糖質制限中に食べるならやはりファーストフードよりスイーツの方が良さそうに思うかもしれない。事実、こうした数値を見て昼食はライス抜きにしながら、おやつでスイーツを食べている人も多いのではないだろうか。カロリー、炭水化物量でみればそれも一つの正解だろう。

しかし、別の視点もある。それは糖質の種類だ。糖質には単純糖質と複合糖質の2種類がある。複合糖質はでんぷん、つまりごはんや小麦などに多く含まれており、単純糖質は砂糖や果物などに含まれている。

上記の例で行くと、ファーストフードは複合糖質、コンビニスイーツは単純糖質となるわけだ。複合糖質は消化吸収に時間がかかるため血糖値の上昇もゆるやかであり、糖質以外の栄養素も含まれている。一方で、単純糖質は血糖値が急激な上昇を招き、大量に分泌されたインスリンがエネルギーを取り込もうとする余り、脂肪細胞にまでエネルギーが取り込まれ太りやすくなるともいわれている。こうした観点から、糖質制限と言っても、単純糖質だけ、もしくは単純糖質を優先して制限する単純糖質制限こそが本当の糖質制限と考える人も多い。

結局のところ、どちらの方がいいのか。

「人による」という答えでは参考にならない。また、医師や管理栄養士に話を聞けば、「ハンバーガーもシュークリームもNG。食事は主菜、副菜のバランスをとって野菜を多めに……」と諭されてしまう。

違う。理論通りにできるのなら、全人類が難なくダイエットに成功しているのある。理論通りにいかないからこそダイエットは難しく、ときに衝動に負けてしまいそうになる。そんなときに、衝動と上手く折り合いをつける食べ物を探したいのだ。

そういった中で”糖質制限ダイエットの超妥協案”としての、個人的な見解を述べたい。筆者としては、たんぱく質も豊富で複合糖質であるハンバーガーをおすすめしたいと思う。スイーツのように間食ではなく、それ自体で三食いずれかの食事の中に組み込めるという点でも優秀だ。

最初にも述べたように、糖質制限が定着し“緩く”糖質制限を始める人も多いと思う。そうした人たちは、これまではNGとされてきた食べ物でも「どちらの方がマイナスが少ないか」という視点で考え、自分のやり方・考え方で糖質制限をしてみたらいいだろう。糖質制限に関するこれまでの情報を自分になりにアップデートしようじゃないか。

文/峯亮佑
1988年生まれ。166cm/57kg。30歳を機に肉体作りをはじめる。医者や栄養士などに取材を重ね、食事・運動・生活習慣などあらゆる面からアプローチをして健康的な体型を手に入れた。現在は週3日ペースでボルダリングジムに通っている。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。