焼くだけ本格派!業務スーパーで買える「冷凍パン」人気商品レビュー
空前のパンブームの昨今。SNSやメディアで取り上げられ注目を集めている新ジャンルのパンがあります。
その名も「冷凍パン」!
近頃はネットショップやスーパーの冷凍食品コーナーでも見かけるようになりましたよね。
そこで今回は、そんな冷凍パンのなかでもコスパ抜群の<業務スーパー>で買える人気商品をピックアップしてご紹介。冷凍パンデビューの筆者が実際に焼いて食べてみたレポートもあるので参考にしてみてください。
「冷凍パン」は、自分で焼いて仕上げるパン
冷凍パンは、成型済みのパン生地を冷凍したものです。「後は焼きあげるだけ」という状態でパッケージングされているため、袋から出して(※)トースターやオーブンで数10分焼くだけで手軽に本格的&焼きたてのパンが味わえるのが特徴です。
※商品によっては焼く前に発酵や解凍・半解凍が必要な場合もあります
例えば、ベーグル専門店・BAGEL&BAGELのネット限定商品「おうちdeベーグル」は、お店の味が自宅でそのまま再現できることで話題になりました。
他にも、製菓材料を扱うメーカーTOMIZ(富澤商店)の「ミニクロワッサン」、こだわりの食材を多数取り扱うハイ食材室の冷凍パンシリーズ、楽天グルメ大賞2021を受賞したCEREST(セレスト)のフランス産 冷凍パンセットなど、オンラインショップで購入できるもが多数人気を集めています。
チョコやジャム、チーズなどが入った菓子パンタイプも販売されていて、いずれも成型済みなので難しい工程は必要ナシ。冷凍で日持ちするため、忙しい主婦(夫)のストックアイテムとしてもおすすめです。
ちなみに、成型後に焼きあげたパンを急速冷凍したものも同じく「冷凍パン」と呼ばれているので気をつけましょう!ややこしいですがパッケージで確認できるので、商品を購入する際はどちらのタイプなのかチェックしてみてくださいね。
焼きあげ済みの冷凍パンでは、無印良品の冷凍パンシリーズや、バラエティ番組で紹介され話題になったPan&(パンド)の「至福のクロワッサン」などが有名です。数分だけ温め直してから食べるといった感覚でしっかりと焼く必要がないので、時短調理したいときには便利です。
業務スーパーのおすすめ冷凍パン①フレンチミニクロワッサン
ここからは、業務スーパーで買えるおすすめの冷凍パン商品をレポートしていきます!
1つ目のおすすめは「フレンチミニクロワッサン」。フランス直輸入の本格冷凍パンです。業務スーパーの冷凍パンの中でも特に人気が高く、インスタグラムやメディアでよく見かける超有名アイテムです。
- 価格:429円(税込)
- 原産国:フランス
- 内容量:240g(10個入り)
- カロリー(100gあたり):322kcal
- 炭水化物(100gあたり):38.5g
保存方法は-18℃以下の冷凍保存、賞味期限は約8か月後です。
実はこちら、筆者も前々から気になってチェックしていたのですが、これまで店舗で売られているのを見たことがありませんでした。今回ようやくお目にかかることができたので、店舗によっては品薄状態なのかもしれません。
気になっている人は見かけたらゲットしておくことをおすすめします!
中にはミニサイズのクロワッサンが全部で10個入っています。10個入り429円(税込)なので、ミニサイズとはいえ1個あたり約42.9円とかなりお手頃価格ですね。
パッケージによると「商品同士がくっついてる場合冷凍の状態で外してください」ということなのですが、どう見ても凍ったままはがせない状態のものがチラホラとあるんですよね…
これはこれとして半解凍させてからひっぺがすか、このまま焼くしかなさそうです。気になる方は購入時にできるだけばらけているものを選ぶと良いかもしれません。
【冷凍フレンチミニクロワッサンの食べ方】
- 食べる分だけ常温で半解凍させ、オーブンまたはトースターで20~25分前後焼く
こちらの冷凍パンは冷凍のまま焼くタイプではなく、半解凍させてから焼くのがポイントのよう。
パッケージに記載されている焼き時間の目安はトースターの場合は1200Wで20分、オーブンの場合は予熱ありの185℃で25分です。
我が家のトースターは温度で表示されており、最高が260℃。ネット情報によると1200W=260℃を超える温度ということなので、目盛りいっぱいにひねって焼きはじめました。
しかしなぜか、ほんの数分で上の方が焦げはじめてしまいました…
できるだけムラなく焼きたかったので、温度を160~180℃ほどに下げ、様子を見てひっくり返しながら焼くことに。もしそれが面倒な人はアルミホイルを被せて焦げないようにしてから、低温で少し長めに焼くといいと思います。
そんな風にして焦げないように見張りつつ、15~20分ほど焼いたものがこちらです。
残念ながら「ほったらかしでもあっという間に焼けました!」というわけにはいきませんでしたが…(笑)見た目は美味しそうな焼きたてクロワッサンが完成しました。
けっこう膨らむものですね!
手に持つととても軽くて、バターの香りが漂ってきます。
試食してみると、食感もものすごーく軽いです。外はサクサク中はふんわりで本当にパン屋さんのクロワッサンのよう。これは人気があるのも頷けます!
ミニサイズなのでペロリと食べられてしまうし、おやつにも朝食やランチにもいいですね。
唯一のネックは、パッケージ通りにそのまま焼くと焦げるリスクが高そうなところでしょうか。焼き方は、各々お家の家電と相談して要工夫といった感じかと思います。
(今回は2個しか焼かなかったのも焦げそうになった理由だと思います)
とはいえ、味は大満足。パン好きさんにはぜひ試してみてもらいたい冷凍パンでした。
業務スーパーのおすすめ冷凍パン② ポン・デ・ケージョ
2つ目のおすすめは「ポン・デ・ケージョ」。ポン・デ・ケージョはブラジルで生まれたパンです。名前には「チーズのパン」という意味があり、タピオカでん粉を使用したもちもち食感が特徴なのだとか。
- 価格:365円(税込)
- 原産国:ブラジル
- 内容量:400g
- カロリー(100gあたり):258kcal
- 炭水化物(100gあたり):38.0g
内容量は400g、数えたら全部で18個入っていました。
商品の保存方法は-18℃以下の冷凍保存で、賞味期限は約1か月半後です。在庫状況によるのだと思いますが、冷凍パンにしてはちょっと早い気がしますね。
【ポン・デ・ケージョの食べ方】
- 天板にアルミホイル敷いた上に凍ったまま並べ、トースター(1200W)で約15分焼く
1個あたりはこのくらいの一口サイズです。
パッケージによると温度の目安は1200Wということだったのですが、クロワッサンの前例があったのでこちらは最初から160~180℃前後で焼きはじめることに。
5分くらい焼くと徐々に膨らみはじめ、いい感じに色が付いてきました。
15分ほど焼いたものがこちら。トースターを開けるときには焼きたてのチーズの美味しそうな良い香りがしました。少し置いておいたらちょっとしぼんでしまったので、180℃前後で焼く場合は20分くらいにしても良いかもしれませんね。
外側はハードパンのようにザクっと食感ですが、中身はこの通り。
冷凍だったとは思えないもちもちっぷりで、予想以上に伸びます(笑)
今まであまりポン・デ・ケージョを食べたことが無かったのですが、ザクザク部分からチーズの風味を感じて美味しかったです。
食感も楽しいし、食べやすくて子供も好きそうなパンですね。カレーやパスタにつけあわせとして食べても美味しいと思います。冷凍庫にストックがあると何かと便利に使えそうな冷凍パンでした。
業務スーパーの冷凍パンでプチ贅沢気分を味わおう
冷凍パンは、トースターかオーブンがあれば焼きたてパンが家で食べられるのが良いところ。成型・発酵済みなので難しい作業がなく、持ち歩きさえクリアすればキャンプ飯にも使えそうですね。
加えて業務スーパーならコスパも良いので、お試しにはおすすめです!
秋の夜長やおやつタイムに、いつもよりほんの少しだけ手間をかけて本格焼きたてパンを味わってみてはいかがでしょうか。
※商品の情報は全て2022年11月の執筆時のものです
※店舗や時期によって商品の取り扱い状況は異なります
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.