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クラファンで目標額1803%達成!ペダルを漕いで充電できるポータブル電源「まわしてチャージ充電丸Evolution」開発秘話

2022.11.05

災害大国に生きる私たちには、日頃の備えが何より大切

日本はたびたび、大きな天災に見舞われる。今年も台風が何度か本土を直撃し、甚大な被害をもたらした。また、言うまでもなく地震の発生頻度も高い。

過去には大勢の命が奪われる震災も、たびたび発生している。そのため、日頃から「まさか」の事態に備えて、最低限の食料、水を備蓄しているという世帯も多いはずだ。

現在では長期保存に適した食料も流通していることから、いざ災害に直面した場合に備えて、飲食の心配を解消する手段自体は恵まれている。

ただし問題は山積している。たとえば停電時の電力供給。

筆者は九州・宮崎出身だが、今年の9月に発生した台風14号の影響で、地元の友人宅が数日間の停電に見舞われ、かなり難儀したという話を聞いたばかり。

電気がないと料理もできず、空調管理もできず、オール電化世帯の場合はお風呂にも入れない。「復旧してはじめて、安定した電力供給のありがたさが分かった」と、友人は話していた。

なによりパソコンやスマホの充電も難しくなり、災害時に孤立した際に電源が切れた場合は救助要請も出せなくなるという恐れもある。これが怖い。

そういった場合に備えて、たとえばポータブル式の電源装置でもあれば言うことはないのだが……そう、たとえば、自分でペダルを漕ぐことで自家発電が可能な充電器でもあれば……。

ありました!ポータブル式電源「まわしてチャージ充電丸Evolution」!

さて、ここから本題に入りたい。実は自分でペダルを漕ぐことで自家発電ができる充電器。既に存在しているのである。

その名も「まわしてチャージ充電丸Evolution」!

本商品は先ごろ、クラウドファンディングでサポート達成率1803%というとんでもない数字を叩き出し、現在先行発売中。

この「まわしてチャージ充電丸Evolution」の発売元であるマリン商事株式会社の松田さんに、本商品についてのインタビューを敢行。

商品が開発された経緯についてのお話を伺った。

元々は運動不足解消器具として開発されていた!?

「まわしてチャージ充電丸Evolution」は、自分でペダルを漕いで充電することはもちろん、コンセントで充電することも可能。

当然普段から充電しておくと、いざ災害が発生し、突然停電となった場合に漕ぐ手間が省けるため、それだけ早く本領を発揮することができるということになる。

その性能だが、およそ3kgという軽量なボディに見合わず100W以下のさまざまな家電製品に対応。ACコンセント・USBポートも2基搭載しており、ここからパソコンやスマホも充電することができる。その上でLEDライトも内蔵しており、暗い場所では電灯として使うこともできる。

フル充電されている場合、最長144時間の点灯が可能で、照明代わりとしても重宝する。

まさに防災のためにうってつけのガジェットと言える「まわしてチャージ充電丸Evolution」だが、まずはなぜこの商品が誕生したのか。その経緯を伺った。

松本 まずこの「まわしてチャージ充電丸Evolution」の開発に至ったきっかけをご教示いただけますか? プレスリリースでは、当初は別の目的で作られていた製品だったと触れられております。

松田さん 初代充電丸は、およそ12年前にリリースされました。今回のものは2代目となります。

元々、「運動のエネルギーをもったいないから電気にしちゃおう」というコンセプトの面白商材として世に出されました。

上記のように、元々先代の充電丸が存在し、今回の商品はその後継機であることがわかった。

また、プレスリリースには当初、運動不足解消のための器具として開発されていたと記されている。ここにさらに、インタビュー内容にあるように、「運動だけじゃもったいない」というコンセプトが付帯され、ペダルを漕げば充電できるアイテムが誕生したというわけだ。商品開発の経緯が、かなり柔軟という印象を受ける。

多機能な2代目「充電丸」が完成したきっかけは東日本大震災だった

前述したとおり、本商品はいざ被災した場合に広い用途で活用が見込まれるガジェットである。

初代充電丸は12年前に登場したという話があったが、その初代もまた、過去の災害発生時に注目を浴びたようだ。

松本 この「まわしてチャージ充電丸Evolution」は、名称がユニークですが実際のスペックは貯めた電気でスマホなどの充電に回せたり、LEDライトも内蔵して電灯代わりにもなったり、かなり災害時に頼れる性能になっています。

このスペックに至った経緯については、過去の災害事例などを参考になさったのでしょうか?

松田さん 初代充電丸が、2011年に東日本大震災の折に電気を生み出せる防災用品として各メディアで取り上げられたことがあり、一気に注目されることとなりました。

しかし、当時は面白商材がコンセプトとしてあったためスペックとしては物足りなく、さらに価格が上がったことによりやがて廃盤と至りました。

今回、それをより現代向けにスペックアップしてリバイバルすることを企画いたしました。

2011年に発生した大震災以降、防災グッズがメディアでも盛んに紹介されてきた経緯がある。

初代充電丸はこの時期にも話題となったようで、このアップグレード版が今回開発された2代目の「まわしてチャージ充電丸Evolution」ということになる。

初代に不足していた要素や災害発生時にあると嬉しい機能も加味されたことで、2代目はさらにスペックの高い防災グッズとして誕生することになったというわけだ。

クラファンは大好評継続中!今後は一般販売も予定!

「まわしてチャージ充電丸Evolution」は現在、クラウドファンディングサイト「マクアケ」にて応援購入を受け付けている。

期間は2011年11月29日まで。

サポーターとして、29,356円で購入が可能となっている。

前述したように、既にプロジェクトとしては大成功をおさめており、かなり大勢から注目を浴びている本商品。この認知度の高さについても、感想を伺った。

松本 本製品はクラウドファンディングでサポーターを募っておりましたが、結果的に達成率1803%(11月2日時点)という驚異的な数字を記録しております。

ここまで注目される製品を世に送り出したご感想はいかがでしょうか。

また、クラファン終了後に製品の存在を知り、欲しいと思う方も多いと考えます。今後「まわしてチャージ充電丸Evolution」は一般販売品として流通すると考えてよろしいのでしょうか?

松田さん この為替が不安定な情勢の中、なかなかの高額商品となってしまったため、正直どれだけご支援いただけるか不安でしたが、今の状況にびっくりしております。皆さまのご期待に沿える商品ができあがるよう頑張ります。

また、クラウドファンディング終了後は一般販売も予定しております。

プレスリリースを読み込むと、希望小売価格は35,800円を予定しているとの記載がある。

応援購入すれば20,000円台での購入が可能となるため、少しでも安く入手したいという場合は、クラファン経由での購入がオススメと言える。

上の一覧表は、本商品の満充電時における、各家電品への駆動時間提供の目安となる。

ちなみに応援購入の場合は本年12月末までには手元に配送されるとのアナウンスもなされている。防災グッズはいつ起きるとも知れない災害に備え、一刻も早く買い揃えておくことが大切。

この機会に、本商品が気になった方はぜひ、冬のボーナスを災害に備えるグッズ購入資金として有効活用してみてはいかがだろうか。

文/松本ミゾレ

【取材協力】
マリン商事株式会社

【参考】
クラウドファンディングサイト「マクアケ」、マリン商事株式会社「まわしてチャージ充電丸Evolution」プロジェクトページ

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