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ハイエースをベースにしたカスタム&クーラー搭載モデルが続々登場!「お台場キャンピングカーフェア」で見つけた最旬キャンピングカー6選

2022.11.04

■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!

2022年10月29から30日、東京・お台場特設会場で「お台場キャンピングカーフェア」が開催された。軽キャンパーからトレーラーまで多様なスタイルのキャンピングカーが約200台集結するという屋外展示では首都圏最大級のキャンピングカーイベントだ。屋内展示よりも実際に使用する環境に近く、日差しの入り方や風の抜け方、雨の日の過ごし方などを確認できるとあって来場者の本気度は高い。

会場で見つけた注目バンコン

十人十色の使い方ができる新型バンコンのプロトタイプ。
アネックス「UTONE500-ER」(750万円〜/展示車両894万5400円)

キャンピングカープラザ東京のブースではハイエースバンをベースとした「UTONE500-ER」のプロトタイプがお披露目されていた。

車両名の”UTONE”は”ウゴク・トドマル・ネル”の頭文字を組み合わせた言葉で、移動手段としてだけでなくキャンプ、移動オフィス、趣味部屋、防災などいろいろな使い方ができるクルマになるようにとの願いが込められているという。

メーカーであるアネックスは車内とアウトドアをシームレスにつなぐRIWシリーズが好調だが、UTONEはRIWのコンセプトを継承しつつ、より幅広いシーンで活躍する車両作りを目指すというわけだ。

カセットガスコンロとシンク、40L冷蔵庫などを備えたオシャレな内装がアネックスらしい。

後部には大型の収納スペースを備えている。運転席側にはコンテナボックスを収納する棚が取り付けられており、工具や趣味の道具収納、防寒着をおさめるクローゼット、仕事用の資料保管庫など思い思いの使い方ができる。

小物収納に便利な有孔ボードを搭載。ギャレーに隣接しているので調理道具や食器を吊り下げて乾燥させるのにも都合がいい。

会場に登場したプロトタイプはハイエースベースだが、NV200ベースも開発中とのこと。販売モデルは2023年2月のジャパンキャンピングカーショーを予定しているというから楽しみに待ちたい。

DIYの楽しみを残したマルチユースキャンピングカー。
ケイワークス「Rugged VAN Type1」(498万円〜)

ハイエースナローボディをベースにした「Rugged VAN Type1」は”普段使いできるファッショナブルなキャンピングカー”がテーマで、乗車定員は7人だが就寝定員を2名に抑えたゆとりが自慢(エレベーティングルーフを取り付ければファミリーでの車中泊が可能になる)。

2列目のマルチモードシート、シャワーシンクや冷蔵庫のあるギャレーに向かって座るベンチシートというユニークなL字レイアウトだ。なんでもかんでも搭載するお仕着せではなく、自分の好きなモノ・装備を加えて使いやすくカスタムできるようあえて余白を残しているという。

オプションのエレベーティングルーフは111万4000円〜とかなり高額だが、これを使うことで就寝定員が増えるし、車内の圧迫感が低減される。ギャレーの使い勝手もかなりよくなる。

荷室部分の床はステンレス製の傷つきにくい仕様。重い荷物や工具、汚れた遊び道具を気にせず置けるのがうれしい。

リアルウッドがDIY魂を刺激する。
ダイレクトカーズ「リトリート Anniversary ATSUGI BASE1周年記念モデル」(465万円〜/展示車両642万7080円)

リアルウッドを採用した内装で人気のダイレクトカーズ「リトリート」シリーズに、アニバーサリーモデルが誕生した。

神奈川・厚木のショールーム「ATSUGI BASE」開設1周年を記念したものでミニマムなレイアウトが心地いい。とはいえ電気変換ロスの少ない直流12Vクーラー、200Ahリチウムイオンバッテリーと走行充電、外部電源、冷蔵庫などを搭載していて8ナンバーを取得しているのだから恐れ入る。

車幅めいっぱい使用できるベッドも快適だ。リビングとして使う際は、両側がベンチで片側のベンチの下は引き出し式収納庫となっている。

ダイレクトカーズお得意のスライドキッチンは後部ではなくサイドから引き出す仕様。ベンチ下の引き出し収納庫もキッチンから扱いやすいようになっていて利便性が高い。

リアルウッドを多用した内装はフックや小さな棚の取り付けをしやすい。DIYに慣れた人なら一からバンに手を加えるのもいいが、今ひとつ自身がない人にとってミニマムな装備+リアルウッドの「リトリート Anniversary ATSUGI BASE1周年記念モデル」がちょうどいい。

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