太っていると「自己管理できない」と他人から思われるだけでなく、太った自分が嫌になって深刻な自己嫌悪に陥ってしまい、メンタル的に激しく良くない。ダイエットできないダメな自分を突き付けられる。
とはいえ、毎日忙しいから、外食やレトルトを抜きにしたヘルシーな生活は、今の仕事をしていると難しいのが現状だ。
「銀行のATMで画面にものを置かないでください、とエラーが出たため、見てみると自分の脂肪だった」という衝撃からダイエットを決意したのがにーよんさん。
5人の子どもの子育て中のママさんが、ジムもエステも行かないで「20キロの脂肪をちぎり捨てた」という体験談から生まれた究極のダイエット法を聞いてみた。
ダイエットは習慣と環境がポイント
――はじめまして!にーよんさん、忙しくてダイエットなんてできない、と思っていましたが、にーよんさんは子育て真っ最中なのに、すごい!きっと子供の頃から意志が強かったのでしょうね?
にーよんさん そんなことはありません!意識低い主婦です。
ダイエットをする前の私は日々生きているだけで必死でした。忙しいし子育て中だし、生きているだけでエライ(笑)、ぐらいの感じで、忙しくてダイエットなんてできないとあきらめていました。
38歳の時、体重計で「体年齢50歳、体脂肪率40%オーバー」という衝撃の事実を告知(笑)されて、ダイエットを決意しましたが、最初からすべてうまく行ったわけではありません。世にあるダイエット本やネット記事などを参考にしながら、ほぼ人体実験的な試行錯誤を繰り返し、挫折し、また立ち上がっていきついたのが「脂肪ちぎり捨てダイエット」です。
具体的なやり方や細かな解説については、新刊書「ダイエット母さん、20㎏の脂肪をちぎり捨ててみた。」(KADOKAWA発刊、定価1400円+税)で紹介していますが、ダイエットを攻略できた大きな要因のひとつは「買い物を変えた」からでした。
忙しいとつい手を伸ばしてしまうのは簡単に食べられて高カロリーな食べ物です。でも、そんな食べ物を選んで買っていたのは、他でもない私でした。
買った物、あるものを食べるのは当たり前です。それだったら、今までの買い物をヘルシーなものに変えて、忙しくても簡単にヘルシーな食事ができる環境を作っておけば良いのです。
お菓子があれば食べる・なければ食べない
――確かに買った物しか食べられません!当たり前なのに驚きました。
にーよんさん 何か食べようって思ったときに、そこに冷凍パスタやお菓子があれば、それを食べるのが当たり前です。朝、山盛りの黒糖パンがあったら、もうそれを食べるにきまってる(笑)。むしろ食べたくて買っていました。
でも、冷蔵庫の中にヘルシーな食材しか入っていなかったら、その中から選んで食べるんです。
つまり、ダイエットをはじめようと思ったら、まず、買い物の内容を変えること、これが重要なのではないでしょうか。
さらに言うと、スーパーでいつも見て回る売り場・商品ごとチェンジすることです。そこからがスタートです。
ぽっちゃり思考がしみついていると、スナック菓子、アイス、パンの売り場は必ずパトロールせずにはいられないでしょう。「新商品出てるじゃん♡」とか。それをまるごと変えればダイエットは成功したようなものです!
――わかりました!でもわが家の近くには、そういうヘルシー食材を売っている店が少ないんですよ。
にーよんさん それはこれまで自分が通っていたところと同じスーパーやコンビニで大丈夫ですよ。
同じお店の中でもきっと見えていなかったり、買う気が無かったり、たまに買っていたとしても、使わずに賞味期限を切らして無駄にしていたヘルシー食材を活用しましょう。こうしたヘルシー食材と仲良くなれば、ダイエットがグンと楽に成功できるるようになります。
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