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どこから見ても美しい!全周デザインの電子ピアノに根付く〝発明のカシオ〟のDNA

2022.11.02

Privia PX-S7000(ハーモニアスマスタード)

9月末にカシオ計算機(以下、カシオ)から発売された電子ピアノ、Privia(プリヴィア)『PX-S7000』。360度どの角度から見ても美しいデザインで注目を集めると同時に、本格的な演奏性能を求めている電子楽器ユーザーたちの心を惹きつけた高スペックがずらりと並ぶ気鋭のモデル。その開発の基本には“0から1を生み出す”というカシオ伝統の理念があるのだが、まずは40余年にわたるカシオの電子楽器の歴史から紐解いていこう。

カシオの代表的な時計ブランドであるG-SHOCK(Gショック)の初代モデルDW-5000Cの誕生は1983年4月。そして、カシオの電子楽器の歴史は、その3年前の1980年1月の「カシオトーン201」の誕生から始まっている。簡単な操作で様々な楽器の演奏を楽しむために開発されたその電子キーボードは、当時、新しい時代の楽器として大きな注目を集めた。

同社の電子楽器の歴史の1ページ目を開いたのは、カシオの創業メンバー「樫尾四兄弟」の一人で、数々のヒット商品の開発に貢献した樫尾俊雄。彼は大の音楽好きでもあり、電子楽器の開発は、「ひとりでも多くの人に、音楽の楽しさ、奏でる喜びを伝えたい」という自身の想いによるものだった。

カシオの創業メンバー「樫尾四兄弟」

以来、それまでの楽器にあった「大きい」「重い」「高価」「操作が難しい」「習得が難しい」などの既成概念を覆すために、エレクトロニクス・メーカーならではの独創的な発想と技術によって、革新的な電子楽器が次々と世に送り出された。

1980年 カシオの電子楽器一号機「カシオトーン201」

1998年 カシオ初の本格電子ピアノ「CDP-3000デジタルピアノ」

1998年 サックス演奏が簡単にできる「デジタルホーンHD-100」

ところで、電子ピアノやデジタルキーボードなど巷で耳にする電子鍵盤楽器の名称の区分けに混乱気味、という人は少なからずいるだろう。カシオの電子楽器の担当者に名称ごとの説明をお願いしたところ、広く“一般的に言われる区分けを”を快く教えてくれた。

■デジタルピアノ=電子ピアノ

グランドピアノを電子化した鍵盤楽器。グランドピアノなどの音色を忠実に表現すると同時に、様々な最先端のデジタル技術やハンマーアクション機構でそのタッチ感も再現する。グランドピアノと同様の88鍵盤を備える。

■デジタルキーボード=電子キーボード

ピアノに特化した鍵盤楽器ではなく、様々な楽器の音色を演奏しやすい鍵盤タッチになっている。鍵盤数は88鍵盤以内でバリエーションがあり、スピーカーが内蔵されているのでキーボード単体で演奏を楽しめる。

■シンセサイザー

電子回路を使って音を合成する楽器。シンセサイザーキーボードをシンセサイザーと呼ぶこと多いが、一方で、PCM音源を用いて電子回路で音色を出力するものをシンセサイザーと指すこともある。デジタルピアノやキーボードと異なり、一般的にスピーカーは内蔵されておらず、音の波形を生成し、それを細かく化工・制御することができることから楽曲制作やステージで主に使用される。

■電子オルガン

2段鍵盤+足鍵盤によって一人でアンサンブルを可能とする楽器。

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