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こんなの欲しかった!密閉型と開放型に切り替えられるJBLの2WAY完全ワイヤレスイヤホン「TUNE FLEX」

2022.11.06

コードレスで便利に使える完全ワイヤレスイヤホンは、イヤホンジャックを搭載しないスマートフォンが増えてきたこともあり、今や多くの人が使用している製品です。

完全ワイヤレスイヤホンも、形状によっていくつかの種類に分けることができますが、耳の穴を完全に塞ぐことで、遮音性に優れた「密閉型」と、耳の穴にかぶせるように装着する、“ながら聴き”も快適な「開放型」に大別できます。それぞれに強みがあるため、ユーザーは自分の使い方や好みに合わせて、製品を選ぶ必要がありました。

そんな二者択一の状況に待ったをかけるのが、2022年10月7日に発売された「JBL TUNE FLEX」という名の完全ワイヤレスイヤホン。同梱されるイヤーチップを付け替えることで、密閉型と開放型の両方に切り替えられる、2Way仕様の珍しい製品です。

本記事では、実際にJBL TUNE FLEXを試しながら、密閉型、開放型それぞれの装着感や音質に加え、使い勝手の良い専用アプリ「JBL Headphones」について紹介していきます。

デザイン・装着感

JBL TUNE FLEXのデザインでまず目を引くのが、充電ケース、本体ともに内部の構造が見えるスケルトンボディを採用している点。機能が優れるというわけではありませんが、独特なデザインは所有欲をくすぐります。

イヤホン本体はスティック型になっており、側面に搭載されたセンサーによって再生や一時停止、曲送り、音声コントロールの起動といった様々な操作が可能。後述しますが、JBL Headphonesアプリから、タップ時の操作を細かく設定できるのも魅力です。センサーはかなり敏感に反応する印象で、着け外しの際に誤操作が起きてしまうのが若干気になりますが、スマートフォンへ触れずにあらゆる操作が行えるのはやはり便利です。

冒頭でも触れた通り、JBL TUNE FLEXはイヤーチップを交換することで、密閉型と開放型の両方に切り替えられるのが特徴。購入時には開放型のイヤーチップが装着されており、3サイズの密閉型用イヤーチップを同梱します。

開放型はその名の通り、耳の穴を完全に密閉せず、覆いかぶさるように装着することで、耳にゆとりが生まれる形状。本製品においても、装着時の圧迫感がなく、長時間着けていても、ストレスを感じにくいのが魅力です。イヤホン本体が約4.8gと軽量なのも、装着感の良さを助長する要素といえるでしょう。

密閉型イヤーチップ装着時

開放型イヤーチップ装着時

一方、密閉型のイヤーチップに付け替えると、耳の穴をがっちりと塞いでいることがわかります。ホールド感が強く、ずれにくい安心感がありますが、長時間着けていると、耳に痛みを感じる人もいるかもしれません。

密閉型のイヤホンは、周りの音をシャットアウトして集中したい時に最適、開放型のイヤホンは、周囲の音もある程度耳に入る状態にしておきたい時に便利です。状況や使い方によって、それぞれ適したデザインは変わるため、1つのイヤホンがどちらにも対応しているのは大きなアドバンテージといえます。

購入時にイヤーチップが格納されているケースは、プラスチック製になっているので、そのままカバンやポケットに入れて持ち運びやすくなっています。充電ケースも、手のひらに収まるコンパクトなサイズ感なので、かさばらないのも特徴でしょう。

また、充電ケースは背面がフラットなデザインになっており、机に置いた際の安定感があるのも、地味ながらうれしい仕様。加えて、底面は少しラウンドした形状ながら、縦に置くこともできます。完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースに、2方向に安定して置けるものは意外と少なく、ケース側のデザインにもこだわられている点も、個人的にはお気に入りポイントです。

音質

音質は、密閉型にした時、開放型にした時で若干変わるので、それぞれ紹介していきましょう。

密閉型は耳の穴を塞ぐデザインを活かし、重厚感あふれる低音の響きが特徴。12mmの大口径ドライバーが採用されていることもあり、迫力のある音の再生が魅力的な反面、中高音域の音の輪郭には、若干ぼやけた印象もあります。バンドミュージックのように、ドラムやベースの音が響く音楽が好きという人には、密閉型のイヤーチップのほうが適しているでしょう。

一方、開放型のイヤーチップを装着した場合、体の芯に響くほどの低音域の強さは薄れ、代わりに中高音域の音の広がりや精細さが前面に出てきます。オーケストラのような、複数の音が多方向から聞こえる音楽の場合は、開放型イヤーチップのほうが得意な印象。また、スポーツ実況のような、会場の声援を臨場感強めで再生したいシーンにも適しています。

どちらのイヤーチップを付けていても、低音域が特徴ではありますが、響き方は大きく変わるのが良くわかるのも、JBL TUNE FLEXの面白さ。どちらの音質が優れているかは、好みやよく聞く音楽のジャンルによって変わりますが、イヤーチップの形状によって音の響き方が大きく変わるという体験は、ほかのイヤホンではなかなかできません。音の違いを楽しみたい、音楽のジャンルに合わせてイヤホンを使い分けたいという人におすすめしたい製品です。

アプリ・機能

JBL TUNE FLEXは、iOS 8.0以降、Android 4.0以降を搭載したスマートフォンへインストールできる専用アプリ「JBL Headphones」と接続し、様々な設定やコントロールができるのも魅力です。

アプリから設定できる項目は多岐にわたりますが、JBL TUNE FLEXならではの設定項目に、密閉型、開放型どちらのイヤーチップを装着しているかを切り替えることで、より最適な音質に切り替えられるというものがあります。

密閉型のイヤーチップを装着している場合には、アクティブノイズキャンセリング機能とアンビエントアウェアモード、トークスルーモードの切り替えが可能。通話中に、自分の声が聞こえてくる音量を調節する「ボイスアウェア」機能の強さをコントロールすることも可能。

イコライザーの調節も自由に行えるほか、音楽ジャンルに合わせた5種類のプリセットが用意されているのも魅力。先に触れた通り、低音域の響きが特徴のイヤホンなので、「より低音を響かせたい」「中高音域を強めに再生したい」といった調節も、自分好みに行えます。

「タッチ操作」の項目では、ワンタップ、ダブルタップ、ホールド時の操作を細かく設定できます。イヤホンの左右それぞれに別の操作を割り当てることができるのも、利便性を高める上で重要な要素です。

そのほか、イヤホン単体での連続駆動時間は約8時間/約6時間(ANCオフ時/ANCオン時)、充電ケース併用で、最大約32時間(ANCオフ時)の再生が可能。イヤホン本体は、IPX4相当の生活防水にも対応しています。

2Way仕様の面白さとアプリの使い勝手が特徴のJBL TUNE FLEX

紹介してきたように、JBL TUNE FLEXは、イヤーチップを交換することで、密閉型、開放型の2Way仕様が特徴的な完全ワイヤレスイヤホン。音質やバッテリー性能といった機能面も充実している、万人におすすめできる製品です。

また、直感的にわかりやすいデザインと、細かな設定が可能なJBL Headphonesアプリも、完全ワイヤレスイヤホンの使用感を高める重要な要素です。近年のイヤホン市場が、「オーディオメーカー発」と「スマートフォンメーカー発」に分けられ、アプリやソフトウエア面ではスマートフォンメーカーに優位性があるといわれている中で、使い勝手の良いアプリ開発にも注力しているJBLは、多くの人におすすめできるブランドでもあります。

JBL TUNE FLEXの販売価格は、公式サイトで1万3200円。完全ワイヤレスイヤホンとしては、決して高くない値段に収まっているのに加え、密閉型と開放型の2台分として活躍できる、魅力たっぷりの1台です。

取材・文/佐藤文彦

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