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〝脳腸相関〟からみたフルーツグラノーラと心身の健康の関係性

2022.10.25

手軽で健康的な朝食として近年人気のフルーツグラノーラだが、日常的に食べることで、どのような好影響が得られるのだろうか?

カルビーはこのほど、20~50代の健康な男女798名を対象に、朝食摂取と健康への満足度・幸福度の関連性について身体心理学者で桜美林大学の山口創教授監修のもと、意識調査を実施し、その結果を発表した。

朝食摂取により健康への満足度・幸福度がともに高いことが判明

週4回以上朝食を摂る「朝食摂取者」を対象に、健康への満足度の点数を聞いたところ、100点満点中61点以上と回答した人は63.2%となった。

一方で、朝食習慣がない「朝食非摂取者」に、同様の質問をしたところ、61点以上と回答した人は40.6%と大きな差があることがわかった。また、健康への満足度だけでなく自身の幸福度にも点数をつけてもらったところ、61点以上をつけた人の割合は朝食摂取者が60.5%、朝食非摂取者が40.6%とこちらも大きな差があることが明らかになった。

朝食の中でもフルーツグラノーラ摂取者の健康への満足度が高い傾向

朝食摂取者のほうが、心と体の満足度が高いことがわかったうえで、朝食メニューによって差があるのか明らかにすべく、対象者を(1)フルーツグラノーラ摂取者 (2)その他シリアル摂取者 (3)その他朝食メニュー摂取者(ごはん、パンなど) (4)朝食非摂取者の4つのグループに分け、先ほどと同様に健康に対する満足度を質問した。

その結果、健康への満足度の点数はフルーツグラノーラの摂取者が最も高く、61点以上の人の割合は69.6%とその他朝食メニュー摂取者グループよりも10%以上多いことがわかった。

フルーツグラノーラ摂取者は幸福度も高いことが判明

同様に4つのグループにご自身の幸福度について聞いたところ、幸福度の点数はフルーツグラノーラの摂取者が最も高く、61点以上の人の割合は68.4%になった。

山口教授によると食物繊維を多く含むフルーツグラノーラを継続して摂取することで腸内環境を整える働きが期待されるが、腸内環境が良いと脳にも良い影響を及ぼし、幸せホルモン「オキシトシン」の分泌が促されることがわかっている。

こういったことから、フルーツグラノーラの継続的な摂取による腸内環境改善が、幸福度の高さに関係している可能性が考えられるということだ。

<実験概要>
試験名    :朝食の主食摂取による、幸せ物質(オキシトシン)分泌測定試験
試験デザイン :非盲検クロスオーバー比較試験
被験者    :計12名(18~37歳の健康な女性)
試験食    :(1)ごはん(おにぎり) (2)パン (3)オートミール(リゾット) (4)フルーツグラノーラ (5)非摂取
試験期間   :2022年8月15日(月)~8月23日(火)の連続5日間
評価項目   :(1)唾液オキシトシン※1 (2)唾液αアミラーゼ※2
※1 オキシトシン:「幸せホルモン」のひとつで、主に人同士やペットとの触れ合い・愛情が深まる時に分泌される。
※2 αアミラーゼ:唾液などに含まれる酵素で、ストレス指標の1つとされている。
試験方法   :日替わりで5種類の試験食(非摂取含む)を朝食時間(午前8時~8時30分の間)に摂取し、摂取前後に唾液を採取して、オキシトシンとαアミラーゼの分泌量を測定

朝食の主食摂取による、幸せ物質(オキシトシン)分泌

“脳腸相関”からみたフルーツグラノーラと心身の健康の関係性【解説】

近年、脳と腸の密接な関わりが明らかになり、話題となっている。フルーツグラノーラに豊富に含まれる食物繊維は腸を整え、脳にもいい影響を与えると考えられる。そこで今回、食物繊維と脳腸相関について、さらには幸せホルモンとの関連について山口教授による解説を紹介する。

体の健康への影響

脳と腸は自律神経系などを介して双方向に情報を伝えあい、互いに深く影響しているため腸を良好な状態に保つことで、不安や過度なストレスが和らげられる可能性があります。これを脳腸相関といいます。

腸の健康に役に立つのが、フルーツグラノーラに豊富に含まれている食物繊維です。食物繊維を食べると、腸内で善玉菌のエサとなり、善玉菌が増加します。これによって腸内環境が改善し、刺激が脳に送られることで、脳の機能も改善されるのです。

脳腸相関のしくみ

心の健康への影響 ~幸せホルモン「オキシトシン」との関係~

オキシトシンは、脳で分泌されて、精神の安定や睡眠などに関与する幸せホルモンです。このオキシトシン分泌にも脳腸相関が関わっています。オキシトシン分泌については、家族や友人、ペットとのコミュニケーションなどの「刺激」が、神経を経由して、脳に伝達されるという仕組みが広く知られていますが、腸内環境もこの刺激の一つとなります。

腸内環境が整うと、それが脳へと伝わって、オキシトシン分泌が高まるのです。食物繊維をたっぷり含むフルーツグラノーラなどを食べることで、腸内環境が改善され、それが刺激となってオキシトシン分泌が高まります。

脳腸相関と幸せホルモン

出典元:カルビー株式会社

構成/こじへい

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