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実力は文句なし!ノイキャン性能が2倍に進化した「AirPods Pro」は買い換えるべきか?

2022.10.24

多くのスマートフォンメーカーからワイヤレスイヤホンが登場していますが、中でも代表的なのが、アップルの「AirPods」シリーズです。そんなAirPodsシリーズから、2022年9月23日に最新上位モデル「AirPods Pro(第2世代)」が新発売。従来のAirPodsユーザーや、iPhoneユーザーの中には、購入を検討している人も多いでしょう。

新たに登場したAirPods Pro(第2世代)は、前モデルよりノイズキャンセリング機能が向上しているほか、側面のタッチ操作で行える機能の追加や、充電ケース自体のアップデートが行われています。

初代AirPods Proは、2019年10月に発売されているため、3年ぶりのアップデートともいえる本製品。前モデルユーザーの買い替えにも良いタイミングではありますが、Apple Storeでの販売価格は3万9800円と、上位モデルとはいえ、4万円近い金額を完全ワイヤレスイヤホンに出すのは、抵抗があるという人も多いかもしれません。

そこで本記事では、実際にAirPods Pro(第2世代)を試しながら、装着感や操作性、音質について、前モデルからの進化ポイントを中心に紹介していきます。購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

デザイン・装着感

AirPods Pro(第2世代)は、本体、充電ケースともに、前モデルとほぼ共通のデザインを採用しているため、見た目でどちらかを判断するのは難しいでしょう。前モデルからの買い替えという観点でいえば、慣れ親しんだデザインを継続して使用できるのは、1つのメリットといえます。

耳へのフィット感は良好で、ハウジング部分が耳の穴にすっぽりと収まります。デザイン面での変化は少ないため、前モデルを使用している人はイメージしやすいでしょう。サイズ感を調節するためのイヤーチップは、4サイズが同梱されています。

イヤホン本体は、音の出るハウジング部分にセンサーが内蔵された、スティック型です。タッチ操作では、前モデル同様に音楽の再生、一時停止やアクティブノイズキャンセリングのオンオフ切り替えが行えるほか、上下にスワイプする動作で、音量が調節できる機能が追加されています。前モデルでは、Siriでのコントロールで音量調節が行えましたが、屋外での操作はややはばかられるため、指で簡単に調節できるのは、うれしいポイントでしょう。

充電ケースは、新たにスピーカーが内蔵されており、接続したiPhoneの「探す」アプリを使って、音を出せるようになっています。実際に試したところ、しっかりと大きめの音が出ます。

充電ケースを失くさないためのアップデートポイントがもう1つ。ケースの側面に、ストラップホールが備えられたため、カバンやズボンにつけて持ち運べるようになっています。

また、充電ケースはApple Watchシリーズの充電器での充電にも対応しており、コードを1つにまとめられるようになっています。

機能・性能

AirPods Proの最たる特徴といえば、強力なアクティブノイズキャンセリング性能でしょう。AirPods Pro(第2世代)では、新たに「H2チップ」が内蔵されており、アクティブノイズキャンセリング性能は前モデルの2倍に向上。また、外部音取り込み機能の制度も上がっています。

前モデルのAirPods Proでも優秀だったアクティブノイズキャンセリング機能ですが、屋内での使用では家電の動作音などをしっかり除去できるため、テレワーク時などに快適。掃除機といった、大きな音の出るシーンでも、しっかり音楽が耳に届くレベルまで、ノイズの除去が行えます。

屋外では、電車の走行音などもしっかりと取り除くことができます。歩行中などは、注意力が散漫になってしまう可能性もあるので、基本的にはノイズキャンセリング機能をオフにするか、外音取り込みモードにするのがおすすめです。

Apple Watchシリーズと併用すると面白いのが、Apple Watchの「ノイズ」アプリで周囲の音がどれくらいの大きさなのか、AirPods Proを使うとどのレベルまでノイズが除去できるのかが視認できるようになっている点。数値を知って何が変わるというわけではありませんが、AirPods Proの高性能をはっきり感じられるので、時折確認したくなる機能です。

外音取り込みモード使用時には、「適応型環境音除去」という、周囲の音を取り込みながら、極端に大きなノイズ(電車が通過する音など)のみを取り除く機能が便利。話し声などは自然に聞こえるため、AirPods Pro(第2世代)を着けたままでも、問題なく買い物も行えました。

バッテリーは、イヤホン単体で最大6時間の連続再生が可能。充電ケースを併用すれば、最大30時間の再生、最大24時間の連続通話時間が確保できます。充電ケースは、先にも触れた通りApple Watchの充電器と接続できるほか、MageSafe充電機、Qi規格のワイヤレス充電、Lightningコネクタに対応しています。

AirPods Pro(第2世代)のみならず、AirPodsシリーズ全般にいえることですが、細かな設定ができるのはiPhoneなどアップル製品に接続した時のみなのが、やや残念。Androidスマートフォンや、Windows PCと接続する場合には、AirPods Proのポテンシャルは最大限引き出せない可能性があります。

音質

AirPods Pro(第2世代)では、内蔵ドライバーが前モデルより刷新されており、わずかではありますが音の解像度が上がった印象を受けます。また、各楽器の定位がよりはっきりわかるようになっています。

「空間オーディオ機能」も利用できます。音楽再生中に顔の向きを変えると、それに合わせて音の出方も変わる、ほかにない体験が可能。まだまだ対応コンテンツは少ないものの、多くの映像、音楽コンテンツに対応していけば、自宅での動画視聴や音楽鑑賞の体験が変わる可能性を感じる、先進的な機能となっています。

また、空間オーディオ機能の立体感や、ノイズキャンセリング機能の精度のために、iPhoneのTrueDepthカメラを使って、耳の形をスキャンしてデータが取れるのも、面白い試みです。いわずもがな、耳の形は1人1人違うため、それぞれに適した音を再生するためのアプローチは、各イヤホンメーカー、オーディオメーカーにもぜひ真似してほしいと感じています。

ノイズキャンセリング機能の強化や充電ケースの使い勝手向上が特徴のAirPods Pro!
1番の特徴はやっぱり〝接続性〟か

H2チップを搭載し、アクティブノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能の制度が向上したAirPods Pro。評価の分かれるポイントかもしれませんが、デザイン面が大きく変更しなかったのも、前モデルユーザーが買い替えやすいという意味で、個人的には好印象です。

前モデルから極端に変更されたわけではないので、今回は深く紹介していませんが、iPhoneをはじめとするアップル製品であれば、充電ケースの蓋を開くだけで、すぐにポップアップが表示され、ワンタップで接続できるのはやはり便利です。その分、他社デバイスとの連携に関しては課題も感じますが、iPhoneユーザーにとっては、この上ないイヤホンといえるかもしれません。

冒頭でも触れた通り、Apple Storeでの販売価格は3万9800円。前モデルユーザーであっても、本体での音量調節や、強力になったアクティブノイズキャンセリング機能を使いたいという人であれば、十分おすすめできます。また、標準モデルの「AirPods」から、より高性能な完全ワイヤレスイヤホンに乗り換えるのもありでしょう。

取材・文/佐藤文彦

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