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新しい機種が毎年発表されるiPhone。もちろん性能がアップしていることはわかるのですが、実際どの機能がどれくらいよくなっているのかは把握しにくいものです。今回は、iPhoneの性能を数値化して比較できる、ベンチマークアプリについて解説します。
iPhoneの性能比較に便利なベンチマークとは
ベンチマークとは、本来「基準」を指す言葉で、パソコンやスマホにおいては性能を測るテストといった意味で使われることが多いです。
測定する項目はアプリによっても異なりますが、CPUやGPUなど、特定の項目のスコアとは別に、総合スコアが表示されるようになっていて、その総合スコアが高いものほどハイスペックなiPhoneということになります。
今回はiPhoneで利用できるベンチマークアプリを紹介していきますが、多くはAndroidスマホでも利用できるので、ぜひ試してみてください。
iPhoneで使えるおすすめベンチマークアプリ一覧
iPhoneでベンチマークを計測するには、ベンチマークアプリが便利です。iPhoneで使える一般的なベンチマークアプリをご紹介しましょう。
Geekbench6
カナダのPrimate Labs Inc.が開発したベンチマークアプリ。CPU測定、GPU測定の2項目が用意されており、いずれも無料で利用できます。
【参考】Geekbench6
3DMark
iPhoneでゲームを楽しむ人におすすめのベンチマークアプリです。
「Steel Nomad Light」「Solar Bay」「Wild Life Extreme」など、さまざまなモードが搭載されており、ほとんどは無料で利用できるのが魅力です。
【参考】3DMark
人気スマホベンチマークアプリ「AnTuTu」は名前を変えて配信中?
ベンチマークアプリとして人気を博す「AnTuTu」ですが、執筆時点(2024年7月)では、App Storeで、AnTuTuの名前では配信されていません。
ただし、中国語版のAnTuTuは確認できます。アプリアイコンもAnTuTuと変わらず、英語の選択もできるので、問題なく利用できるでしょう。
Geekbench6でiPhone 15 Proのスコアを計ってみた
では、Geekbench6を使って、iPhone 15 Proのベンチマークを計ってみます。なお、ベンチマークのスコアは、計測状況によって異なる場合があるので、あくまで数値は参考としてご確認ください。
Geekbench6アプリを起動すると、下の画像のような画面が立ち上がります。モデル名やOSのバージョンは自動的に表示されるので、確認する程度でOKです。
画面下部に表示されている「CPU Benchmark」、もしくは「GPU Benchmark」のいずれかをタップ。ちなみに、CPUは主に処理性能、GPUは主にグラフィック性能にかかわります。
続いて、「Run CPU(GPU) Benchmark」をタップすれば、ベンチマークの計測が始まります。計測には少し時間がかかるので、気長に待っていましょう。
計測が終わると、自動的に結果が表示されます。上部のタブを切り替えると、同モデルの他端末の平均スコアや、別端末の平均スコアが確認できます。
CPUスコア
GPUスコア
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※データは2024年7月中旬時点での編集部調べ。
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文/ねこリセット