ドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクに次ぐ第4の通信キャリアとして2019年に旗揚げした楽天モバイル。ユーザーに分かりやすいワンプラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を提供しており、2022年3月末時点で、日本国内の人口カバー率が97%を突破しています。
ドコモ、au、ソフトバンクでは、2021年3月よりオンライン専用ブランドの提供が開始しているため、楽天モバイルの強みだった「安さ」こそ、目立ちにくくなっていますが、「使い放題プラン」においては、ドコモの「5Gギガホ プレミア」が7315円、auの「使い放題MAX 5G/4G」が7238円、ソフトバンクの「メリハリ無制限」が7238円なのに対し、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VII」は3278円と、他社の半額以下に収まるのが特徴です(各料金割引適用前)。
ドコモ/5Gギガホ プレミア
au/使い放題MAX 5G/4G
ソフトバンク/メリハリ無制限
楽天モバイル/Rakuten UN-LIMIT VII
加えて、使い放題プランを提供しているMVNO会社が少ないこともあり、3キャリアやMVNOから楽天モバイルへの乗り換えを検討している人もいるでしょう。そこで本記事では、執筆時点(2022年10月上旬)で楽天モバイルから販売されているスマートフォンや、楽天モバイル回線の対応機種を紹介していきます。
楽天モバイルから販売されているスマートフォンにはどんな機種がある? iPhone、Androidスマートフォンや実質1円モデルも!?
まずは、執筆時点で楽天モバイルから発売されているスマートフォンの一覧を紹介していきます。
iPhoneシリーズとしては、2022年9月に発表された最新モデル「iPhone 14」シリーズの「iPhone 14」「iPhone 14 Plus」「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」の4機種に加え、2021年モデルの「iPhone 13」「iPhone 13 mini」「iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」の4モデル、2020年モデルの「iPhone 12」と、廉価モデルの「iPhone SE(第3世代)」がラインアップ。計10機種が販売されています。
一方、Androidスマートフォンとしては、2022年モデルの「Xperia 5 IV」や縦折りスマートフォンの「Galaxy Z Flip4」が販売中。手に取りやすいミドルレンジスマートフォンとしては、「Xperia 10 IV」や「OPPO Reno7 A」、「AQUOS sense6」といった機種が販売されています。
また、楽天モバイルのオリジナル端末として「Rakuten Hand 5G」と「Rakuten BIG s」が販売中。Rakuten Hand 5Gは、プランセット値引きと「だれでも3000ポイントプレゼントキャンペーン」を合わせて、実質1円で購入できます。
【参照】楽天モバイル/製品
楽天モバイルから販売されていなくても楽天モバイル回線対応機種はある!
執筆時点で楽天モバイルより販売されているスマートフォンを紹介してきましたが、楽天モバイルからは販売されていないスマートフォンの中にも、楽天モバイル回線に対応している機種があります。
ここからは、楽天モバイルから販売されていなくても、楽天モバイル回線での利用が可能なスマートフォンを紹介していきます。
楽天モバイルから販売されていない対応機種! iPhoneシリーズは豊富に対応!?
楽天モバイルの対応機種は多岐にわたりますが、中でもiPhoneシリーズは多くのモデルが、楽天モバイル回線で利用できます。3キャリアからiPhoneを購入していたり、中古のiPhoneを購入したという人でも、安心して楽天モバイルが利用できるといえるでしょう。
発売の古い機種でいえば、2015年発売の「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」や、2016年発売の「iPhone SE(第1世代)」といった機種にて、4G通信や通話、SMS、ETWS(緊急地震速報や津波警報の受信機能)といった、すべての機能が利用可能となっています。
楽天モバイルでは、iOS 14.4にて動作確認を行っており、iOS 14.4以降や、キャリア設定の最新バージョンへのアップデートを推奨しています。
楽天モバイルの対応機種をチェック! 「Xperia」シリーズや「AQUOS」シリーズは販路を要確認?
Androidスマートフォンの場合、同じ機種であっても、販路によって楽天モバイル回線への対応状況が違う場合があります。つまり、「au版は対応していてもドコモ版は非対応」といった可能性もあるので、機種の購入前や、楽天モバイルの契約前によく確認しておきましょう。
例えば、2021年に3キャリアとソニーストアから発売されている「Xperia 1 III」の場合、ドコモ版とソフトバンク版は楽天回線のSMS機能のみが利用可能で、4G/5Gデータ通信や通話機能には非対応。au版では、SMS機能に加えて、4Gデータ通信や通話機能などに対応していますが、5G通信やETWS機能には非対応となっています。
また、ソニーストアより販売されている、SIMフリー版のXperia 1 IIIでは、iPhoneシリーズと同様にすべての機能が利用可能となっています。
2021年にドコモ、ソフトバンクの2キャリアと、SIMフリーモデルが販売されている「AQUOS R6」を見ると、ドコモ版、ソフトバンク版では4G/5Gデータ通信や通話機能は利用できますが、ETWS機能などは非対応。一方、SIMフリーモデルは、すべての機能が利用できます。
このように、同じ機種であっても、購入先によっては利用できる機能に違いがある場合もあります。下記URLより、使用したいスマートフォンが楽天モバイルに対応しているかが簡単に調べられるので、楽天モバイル回線の契約前や、中古スマートフォンの購入前に、一度確認しておきましょう。
【参照】楽天モバイル/楽天モバイルでお手持ちのスマホが使えるか調べてみよう
※データは2022年10月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤文彦