ブームになるか？パスタを串に刺して焼き上げる最新グルメ「串パ」

串パ（串焼きパスタ）

　イタリア語で「麺類」を意味するパスタは、スパゲティが有名だが、その種類は何と500以上ともいわれる。まさにイタリア料理の要のような存在だ。

　そんな中、神奈川県川崎市にある「パスタ屋　とらうさぎ」では『串パ』というユニークなパスタを提供している。ペンネやリガトーニなど、様々な種類のパスタを串に刺して焼き上げ、最後にそれぞれに合うソースをかけて食べる。店長の湯浅要さんによると、名物メニューとなるほどの人気だ。

「パスタの種類ごとにソースを変えているのがこだわりです。串から外してシェアされるお客さんもいますね」（湯浅要さん・以下同）

　食べる側はもちろん、作る側にとっても恩恵があったという。

「パスタを事前に焼くだけの状態にしてストックし、注文が入るたびに焼き上げるので、オペレーションが楽になりました。また、必要な分しかパスタを使わないので、ロスも減りました」

　無駄のない調理法で、普段食べ慣れない種類のパスタも気軽においしく食べられる串パ。今後、パスタ以外でも〝ロスなく、様々に楽しめる〟という「串焼きスタイル」が飲食業界全体に広がっていくかもしれない。

　自分ではなかなか食べない種類のパスタを気軽に食べられる。また少量で必要な分だけ提供するので、ロスが発生しづらい。SDGsの観点でも新しい飲食提供スタイルだ。

ニョッキ、ボンゴレなど9種類の串パを税込み330円で提供する。ゆでたパスタを火であぶることで、香ばしさと独特の食感が加わる。

各店舗には限定の串パが揃う！

『生ハム串』330円
本店限定の串パは、「カネロニ」を生ハムとパセリで仕上げた。お酒のお供にぴったり。

取材・文／桑元康平

※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2022年8月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。