DIME MAGAZINE
毎年11月13日は「茨城県民の日」です。「茨城県民の日」がどういった経緯で制定されたかを解説します。さらに、この日に合わせて入園料が無料になったり、割引サービスが受けられたりする茨城県内・県外の施設を紹介します。
目次
茨城県民の日についての基礎知識
毎年11月13日は、「茨城県民の日」です。「茨城県民の日」が設けられた由来と、この日に茨城県内の学校が休みになるかどうかを解説します。
茨城県民の日は毎年11月13日
1871年7月に行われた廃藩置県により、全国に3府302県が設置されました。初めて「茨城県」の名称が使われたのは、1871年11月13日に府県の統廃合が行われたときです。
これにちなんで、1968年に茨城県の条例によって11月13日が「茨城県民の日」に定められました。なお、1871年以後も他県との統廃合を経て、ほぼ現在の茨城県の形になったのは1875年5月です。
「茨城県民の日」は郷土の歴史を知り、自治の意識を高め、県民一人一人の豊かな生活と茨城県の躍進を願う日とされています。
茨城県民の日は学校が休みになる？
「茨城県民の日」である11月13日は、毎年茨城県内にある公立の小学校・中学校・高等学校が休日になります。ただし、11月13日が日曜日の場合、月曜日は振替休日になりません。
「茨城県民の日」にはさまざまなイベントが開催され、茨城県内の施設で入園料の無料サービス・割引サービスを受けられます。特典の対象が茨城県民のみに限定されている施設もありますが、施設によっては茨城県民以外の人もお得に入場できることがあります。
茨城県民の日に入場料が無料になる県内の施設
(出典) photo-ac.com
「茨城県民の日」に合わせて、入場料無料サービスを行う施設があります。入場料無料サービスを実施する、家族連れにピッタリな茨城県内の4施設を紹介します。
かみね動物園（日立市）
かみね動物園は、1957年に太平洋を望む神峰公園（当時、現かむね公園）の一角に開園しました。「楽しく入って、学んで出られる動物園」をモットーに、野生由来の動物が見られるのはもちろん、小動物（モルモット）との触れ合いを楽しめます。遊園地やレジャーランドも併設されているので、1日中楽しめるでしょう。
2021年の「茨城県民の日」には、大人（高校生以上）520円、小人（4歳～中学生）100円の入園料が無料になるキャンペーンが行われました。2022年も同様のサービスが行われる可能性があります。
こもれび森のイバライド（稲敷市）
こもれび森のイバライドは「さわる」「つくる」「あそぶ」のコンセプト通り、アルパカ・ヒツジ・ヤギなどに直接触れたり、お菓子やクラフト作りを体験したり、遊具やアスレチックで遊べたりする施設です。犬と一緒に入園することも可能なので、家族だけではなくペットとも一緒に楽しめます。シルバニアファミリーの世界を楽しめる、シルバニアパークも人気です。
2022年も「茨城県民の日」には、茨城県民限定で大人（中学生以上）：1,000円、小人（4歳～小学生）：600円の入園料が無料になります。
ミュージアムパーク茨城県自然博物館（坂東市）
ミュージアムパーク県自然博物館は、「過去に学び、現在を識り、未来を測る」を基本理念として、1994年に新しいタイプの博物館を目指してオープンしました。
シンボルである「松花江（しょうかこう）マンモス」「ヌオエロサウルス」の骨格化石のレプリカが来園者を出迎えし、「進化する宇宙」「地球の生いたち」「自然のしくみ」などをテーマにした常設展示を楽しめます。期間限定の企画展も随時行われているので、何度行っても楽しめるでしょう。
2022年の「茨城県民の日」も、入園無料になることが発表されています。ただし、当日の入園には予約が必要です。
ひたちなかエネルギーロジテック大洗マリンタワー（東茨城郡大洗町）
ひたちなかエネルギーロジテック大洗マリンタワーは、地上60mの高さを誇り、3階の展望室では360度の大パノラマで海の町「大洗」を一望できます。1階のエントランスホールには大洗のお土産を購入できる売店や、県内各地の情報を知れる観光情報コーナー・シアターがあります。
2022年も2021年と同じく「茨城県民の日」には、大人（高校生以上）：340円、小人（小・中学生）：170円の入園料が無料になりました。
茨城県内にある茨城県民の日に入場料が割引される施設
(出典) photo-ac.com
茨城県内の施設には、「茨城県民の日」に合わせて入場料を割引するところがあります。入場料が割引される、大人も子どもも楽しめる3施設を紹介します。
アクアワールド茨城県大洗水族館（東茨城郡大洗町）
アクアワールド茨城県大洗水族館は、水量1,300tの「出会いの海の大水槽」を中心に、80種2万匹の魚たちを紹介する「出会いの海ゾーン」、日本一の飼育種類数を誇る迫力満点のサメが見られる「世界の海ゾーン」、イルカやアシカのショーが楽しめる「オーシャンゾーン」などで構成されています。合わせて約580種6万8,000点もの海の生き物に出会える、巨大水族館です。
今年も「茨城県民の日」には、入園料が大人：1,000円（通常2,000円）、小・中学生：450円（通常900円）、幼児（3歳以上）：無料（通常300円）となります。
国営ひたち海浜公園（ひたちなか市）
太平洋岸にある国営ひたち海浜公園は、春のチューリップ・初夏のバラ・夏のヒマワリ・秋のコキア・冬のアイスチューリップが有名な、四季折々の花を楽しめる公園です。
大観覧車・ジェットコースターなどの多彩なアトラクションがある遊園地（プレジャーガーデン）、林間アスレチック広場・バーベキュー広場などもあり、ピクニック・スポーツ・食事と来園者が自分の好みに合わせて遊べます。
プレジャーガーデンにある25機種以上のアトラクションが乗り放題になる「のりもの1日フリーパス」は通常 3,800円（3才以上同一料金）ですが、「茨城県民の日」に合わせ今年は11月3日～13日（8日は休園日）の期間、2,800円に割引となります。
つくばわんわんランド（つくば市）
日本最大級の犬・猫のテーマパークであるつくばわんわんランドには、90犬種500匹以上の犬が生活しています。高さ11mの世界最大級の木造犬「モックン」は園のシンボルです。
ふれあい広場では、トイプードル・ポメラニアンなどの小型犬はもちろん、グレートピレニーズ・ 秋田犬などの大型犬とも触れ合えます。ドッグレースショーやパフォーマンスショーでも犬たちのかわいい姿を楽しめます。「ネコハウス」では、気ままに暮らす猫たちと遊べます。
今年も「茨城県民の日」には、茨城県民限定で入園料が大人（中学生以上）：750円（通常1,500円）、小人（3歳～小学生）：350円（通常700円）に割引されます。
東京都内にある茨城県民の日に入場料が割引される施設
(出典) photo-ac.com
茨城県外の施設でも、「茨城県民の日」に合わせたサービスを提供しているところがあります。「茨城県民の日」に入場料が割引される東京都内の施設を、割引のための条件と一緒に紹介します。
よみうりランド（東京都稲城市）
よみうりランドは、東京都稲城市にある遊園地です。園内は「グッジョバ！！エリア」「フラッグストリート」「ファミリーエリア」などに分けられており、47種類のアトラクションを楽しめます。
よみうりランドでは茨城県民の日に合わせて「よみランCLUB会員限定！秋の県民の日キャンペーン」を実施し、対象日にはワンデーパスが通常価格より1,000円引きで購入できます。
期間は2022年11月13日～19日で、対象者は茨城県に在住または通学・通勤している人です。入園時に証明書の提示を求められることがあるため、忘れないよう注意しましょう。また、割引を受けるには、よみランCLUBの会員になる必要があります。
東京ジョイポリス（東京都港区）
東京都港区にある東京ジョイポリスは、20種類以上のアトラクションで遊べる国内最大級の屋内型テーマパークです。外の天候に関係なく、快適な環境で、「デジタル」と「リアル」が融合した全く新しい非日常体験を楽しめます。
東京ジョイポリスでは茨城県民の日に来館すると、パスポートが大人：4,500円、小・中・高生：3,000円と通常よりも500円安く購入でき、お得なクーポンセットもプレゼントされます。
茨城県に住んでいる人はもちろん、茨城県に通学・通勤している人も割引の対象です。窓口で免許証や学生証などの提示が必要なため、必ず持っていくようにしましょう。
関東地方にある茨城県民の日に入場料が割引される施設
(出典) photo-ac.com
「茨城県民の日」には、入場料が割引される施設がその他の関東地方にもあります。入場料の割引がある施設について、割引金額や割引が適応される条件について解説します。
那須ハイランドパーク（栃木県那須町）
栃木県那須郡那須町にある那須ハイランドパークは、北関東で最大級の大きさを誇り、40種類以上のアトラクションを楽しめる遊園地です。犬と一緒に乗れるアトラクションが6種ありドッグランも備えていることから、ペットも一緒に楽しめる遊園地として、幅広い層からの支持を得ています。
那須ハイランドパークでは、2022年11月1日～28日に茨城県在住者を対象に「優待割」を開催します。ファンタジーパスセット（入園＋乗り放題パス）が大人（中学生以上）：4,600円（通常料金5,600円）、小人（3歳～小学生まで）・シニア（65歳以上）：3,100円（通常料金3,900円）になります。
群馬サファリパーク（群馬県富岡市）
群馬県富岡市にある群馬サファリパークは、世界各国の動物たちと出会える「サファリエリア」と、遊園地・レストランなどがある「アミューズメントエリア」で構成されています。園内で暮らす動物にはエサをあげたり、直接触れ合えたりと家族みんなで1日中楽しめる施設です。
群馬サファリパークでは、2021年11月9日～16日に茨城県民優待weekを開催しました。期間中は入園料金が大人：1,700円（通常料金2,700円）、小人（3歳から中学生まで）：1,000円（通常料金1,400円）とお得になりました。
2022年も既に他県民を対象に同様の割引を実施しているので、茨城県民を優待するキャンペーンが行われる可能性が高いでしょう。
構成／編集部
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