トマトアドベンチャー【青山ひかるのゲームロード】
グラビア界で1、2を争うゲーマー青山ひかるさんが【個人的に好きな】ゲームをプレイ。今回は20年前に青山さんがどハマりした「トマトアドベンチャー」を本人がなつかしエピソードと一緒に紹介します。
今でもCMが脳内再生される!なつかしゲーム「トマトアドベンチャー」
「トマトマトマートケチャプップー」というセリフと共にオムレツにトマトケチャップをかけ続けるというテレビCMが流行ったのを覚えていますか?私は今でもあのCMが脳内再生されます。
トマトアドベンチャー パッケージ
今回ご紹介するゲーム「トマトアドベンチャー」は2002年1月25日に発売!なんと、もう20年も経つゲームなのですね…。
ハードはなつかしの「ゲームボーイアドバンス」!私が一番子どものころに触っていたゲーム機です。
青山ひかる愛用のゲームボーイアドバンス
あの頃は、ゲームボーイをみんなで外で持ち寄って、公園のベンチで色んなゲームをしました。外でも出来るから大人たちに「外で遊びなさい!」って怒られないし…(笑)単三電池、2本で簡単にゲームが出来るのでかなりゲームソフトを買いまくってましたね。
トマトアドベンチャーは私の大好きなRPGゲームのひとつなのですが、RPGでありながら戦闘で「アクション」要素があります。
しかも、思ってるよりも難しかったり運要素があったり、色んな「ギミック」があります。「ギミック」というのは武器みたいなもので、敵を倒していくと新しいギミックがもらえてそのたびに新しいアクションが増えます。当時は斬新なゲームでした。
「トマトアドベンチャー」ってどんなゲーム?
トマトアドベンチャーは、なんといっても世界観が面白いし可愛い!子供の子供による子供のための「ケチャプー王国」、町名が別の調味料や食べ物になっていて楽しいですね。
デミル
【デミル】といううさぎみたいなフォルムの可愛い主人公。トマトが食べられない男の子、トマト嫌いな国民は「ドロッパーズ」と言われ「コボレー村」に住まわせられます。国王の【アビーラ】がトマトを食べられるようになるまでその村から出てはいけない命令を出しているんです。
物語の始まりは、国王の話から…今日はケチャプー王国の『トマト記念日』でドロッパーズでも一週間だけ村の外に出られるという。デミルはガールフレンドの「パラサン」は「オモチャの遺跡」に忘れたおもちゃを探すために村の外に出ようとするのですが、実は村の外に出られるのは≪大嘘≫!
監視のキッズとバトルして勝ったら出てもいい。デミルは、親友の「セレモ」(科学者みたいな子)から「ギミック」をもらい…バトルに勝ち、外出許可をもらえたんですが…!
なんと、探していたおもちゃは無く…空飛ぶ円盤にパラサンちゃんがさらわれてしまいます!デミルは、パラサンちゃんのために冒険を始めるのです!道中、個性的なキャラクターたちが出てきて仲間になったりします。
……ごめんなさい、少し興奮してしまいました!
このゲーム、「スーパーマリオRPG」のスタッフさんたちが作っているらしく…ボケとノリがそのまんま!本当に面白く、デミルが振り回されていて楽しいですw
「ギミック」でのコマンド入力など、自分で難しさのレベルを決められるのでそんなに難しいっていうイメージはないです。ただ「すごいの」をすぐ貯めて使いたいとなるとレベルをあげて成功させないと、なかなか貯まらなかった思い出ですね…!
今のゲームと比べると、グラフィックはドット絵なのですが当時だと細かいトッド絵になっていますね。VCでなめらかに切り替えできるのですが、そこまで変わらないです!!
しかも、斜め移動できるんですよねー!上キーと右キー押して、斜めに(笑)ダンジョンで、意外と使います。
「トマトアドベンチャー」が私に教えてくれたこと
トマトアドベンチャー、実は大人になってから気づくことが多いです…!この王国、子供しか存在していない世界でほぼ全キャラクターが「自己中心的」なのです!
なので、善悪があやふや…いい意味で最高にサイコな雰囲気が感じ取れます。プラス、見た目的なグロさ・キモさや幻想狂気的な世界観も。(特にラスボスは…)みんなの『トラウマ』になっているのかもしれません。当時プレイしていた私も最後のボスやストーリーなど、途中の町の雰囲気に怖がりながらもデミルたちに癒されながらプレイしていた記憶があります。
私は実際にトマトは好きな方なので、ドロッパーズではないです(笑)そして、トマトアドベンチャー楽曲もいいと思います!
トラウマな部分があるのにもかかわらず、やっぱり嫌いになれないのは世界観と曲。そして癖になるゲーム性かなと。
ちょっと怖いけど、人間特有の「怖いもの見たさ」がこのゲームをしたくなる理由なんだと思います。嫌いなものは嫌いなままじゃなく、やってみる!ちょっと寄り添ってみる!
なんかちょっとそんな気持ちになるといいなあ…と(笑)
しかも、このトマトアドベンチャー最後のエンディングがかなり驚く終わり方をしていますw私は続編を心からお待ちしております。任天堂さん、お願いします!(笑)
追記:ゲームボーイアドバンスの電池のフタ、探してます。
ポップでかわいい世界が広がる「トマトアドベンチャー」
コドモの、コドモによる、コドモのための国、「ケチャプー王国」。主人公は、トマト好きの国王「アビーラ」に連れ去られたガールフレンド「パサランちゃん」を助け出すため、ビックリ箱のような仕掛けと、想像を超えたストーリーが展開するこの王国を冒険していきます。
冒険するエリアは全部で6つ。そこには個性あふれるポップでかわいい世界が広がっています。各エリアにいるボスキャラ「スーパーキッズ」を倒し、「トイパーツ」という謎のカケラを集めていくことになります。
冒険の頼りになるのは「ギミック」と呼ばれる不思議でユーモラスな武器。カラクリ仕掛けのようなこの武器は、「れんだ」「タイミング」「スピード」「ドキドキ」といった様々なコマンドを入力することで、攻撃力がアップします。
十字ボタンやA・Bボタンによる素早いボタン入力とその正確さがバトルの勝敗をにぎる緊張感は、RPGでありながらアクションゲームや格闘ゲームのような興奮!しかも、コマンドの難易度設定もプレーヤーが自由にできる親切設計!「ギミック」をすべて入手して指先の限界に挑戦しよう!!
©2002 Nintendo / ALPHADREAM
文・写真/青山ひかる
編集/inox.
青山ひかる・Profile
2013年に芸能界デビュー。趣味はゲームとコスプレで、バンダイ公式デジモンカードゲーム配信番組「デジモンカードバトル」の公式MCも務めており、グラビアタレント・女優・サブカルチャーとマルチに活動している。自身で、「このお仕事をしていなければ、ただのアニメ、ゲーム、マンガ、声優好き 引きこもりニコ厨オタク!」と語っている。