10月11日開始!旅行が最大8,000円引きになる「全国旅行支援」の内容と使い方まとめ
2022年10月11日「全国旅行支援」がついにスタートしました。各都道府県では全国からの旅行がお得になるキャンペーンを開催中です。
そこで今回は、注目が集まる全国旅行支援の内容や使い方についてご紹介します。
利用条件は?いつまで使えるの?どれくらいお得になるの?などなど…
全国旅行支援のよくある疑問についてわかりやすくまとめたので、利用を検討している人はチェックしてみてください。
2022年10月11日から全国旅行支援がスタート!
全国旅行支援(全国旅行割/全国県民割)は、コロナ禍で落ち込んだ観光業界を立て直すべく2022年10月11日から開始した観光支援政策です。
10月10日に終了した県民割との違いは、居住地問わず利用可能なところです。日本全国への旅行が対象になるため「県民割の全国版」ともいわれています。
対象プランで旅行に行くと、利用者は代金の40%割引(上限金額アリ)や地域クーポン券などの特典を受けることができます。
注意点としては、以前開催されていた「GoToトラベル事業」と違い、各自治体が主体である点です。自治体ごとに異なるルールが設定されていることがあるので、利用の際は必ず旅行先の都道府県の公式情報をチェックするようにしてください。
【概要】
観光支援を目的に2022年10月11日から開始された制度。利用者は、旅行代金40%割引(最大上限8,000円)+旅先の対象店舗で使える地域クーポン券(最大3,000円分)配布=最大で1人1泊あたり11,000円の補助が受け取れる。
都道府県によっては実施期間や地域クーポンの金額などが異なることがある。
【実施期間】
2022年10月11日~12月下旬(予定)
※2022年10月11日時点では、群馬県を除くほぼすべての都道府県で12月20日(21日チェックアウト分)までを予定
※東京都の実施開始は2022年10月20日から
【割引上限額】(1人1泊あたり)
交通付旅行商品 |
その他の旅行商品 |
8,000円 |
5,000円 |
【地域クーポン券】(1人1泊あたり)
平日 |
休日 |
3,000円 |
1,000円 |
【割引対象者】
日本国内在住者(外国籍の方も含む)
【基本的な適用条件】
ワクチン3回目接種証明または有効期間内のPCR検査(または抗原定性検査)陰性証明の提示と、本人確認書類の提示が必要。
※12歳未満の子供の場合はワクチン証明が不要など、各自治体によって細かい条件が異なる
全国旅行支援の基本的な使い方
全国旅行支援は、対象の旅行プランを予約することで利用できます。
予約方法は
- 楽天トラベル、るるぶトラベルなどの旅行予約サイトから予約
- JTB、近畿日本ツーリストなどの旅行会社から予約
- ホテルや旅館などの宿泊施設に直接予約
などです。
全国旅行支援対象のプランのなかから利用したいものを選んで、予約の手続きをしてください。割引額や地域クーポン券の額、受け取り方法などはプランによって異なるため、予約時に必要書類と一緒に確認しておくとスムーズでしょう。
全国旅行支援の利用に関する詳しい条件や注意点などは、各都道府県の公式キャンペーンサイトでも確認できます。公式サイトでは、対象の宿泊施設や地域クーポンが使えるお店などを検索することもできます。
ちなみに、大手の旅行予約サイトではシステム上、独自の「全国旅行支援クーポン」を発行しているケースがあります。そういった場合はまず特設ページなどでクーポンコードを獲得し、予約時にそのクーポンコードを入力するなどの工程が必要になるので注意してください。
コードを入力し忘れてしまうと例え対象の宿泊施設でも割引にならないことがあるので、お得に旅行するためには面倒くさがらずに手順を踏みましょう。
あとからでも割引できる?全国旅行支援のよくある疑問集
全国旅行支援の利用に関するよくある疑問についてまとめました。各自治体の公式サイトや旅行予約サイトの公式情報と併せて参考にしてください。
①すでに予約済みの場合、あとからでも割引できる?
全国旅行支援の開始以前に予約していた旅行についても、割引や地域クーポン配布の対象になることがあります。
楽天トラベル、じゃらん、ジェイトリップツアー、JTB、るるぶトラベルなどの旅行予約サイトでは、利用条件を満たす場合に限り予約済みの旅行にも全国旅行支援の割引が適用されることをアナウンスしています。
ただし勝手に適用されるわけではなく、あとから割引を適用するためには出発前に自身で予約の変更や申請をする必要があります!
予約済みの旅行に対する利用条件や利用方法については各サイトによって異なるため、自分が予約したサイトで詳細を確認しましょう。
②「休日」と「平日」の扱いはどうなってる?
宿泊日とその翌日が両方とも休日(土・日・祝)の場合は「休日」、それ以外は「平日」として扱われます。つまり、日曜日に泊まっても翌日の月曜日が平日であれば「平日」扱いとなるし、平日に宿泊して次の日が祝日でも「平日」の扱いになります。
日帰りプランの場合は土・日・祝日が「休日」、それ以外の日が「平日」になります。
平日は休日より地域クーポン券の額が2,000円多いため、都合がつくのであれば平日の旅行がおすすめです。
③「交通付旅行商品」に含まれるのはどんなもの?
「航空機チケット+宿泊」など、交通サービスと宿泊施設の利用がセットになったプランのことです。
新幹線(鉄道)や航空機、高速バスやハイヤー、フェリーなど、旅の日程中に1度でも対象の交通機関を利用すれば「交通付旅行商品」とみなされます。マイカーでの高速利用料金や、宿泊が付いていない交通チケットのみの場合は適応されません。
対象の交通サービスの詳細については、各自治体の公式ページや旅行予約サイトなどで確認してください。
④当日に持参しなければいけない書類などはある?
基本的にどの自治体でもチェックイン時に提示を求められるのが以下です。
- 旅行者全員分の本人確認書類
- 旅行者全員分のワクチン3回目接種証明または有効期間内のPCR検査(または抗原定性検査)陰性証明
- 各自治体や旅行会社指定の書類(申し込み番号など)
これらを忘れてしまうと割引を受けられないことがあるので忘れずに用意しましょう!
ただし、ワクチン接種証明については12歳以下の子供なら不要としている自治体や、県内在住者であれば2回接種証明でも可としているような自治体もあります。
本人確認に使える身分証明書については、各都道府県で要件を定めているので併せて確認しておきましょう。例として、マイナンバーカード・運転免許証・パスポートなど氏名・住所・写真が確認できる書類は1枚だけで良く、持っていない場合は健康保険証・学生証・年金手帳・社員証などから2枚の提示を求められるケースが多いです。
⑤子供や乳幼児は割引対象になる?
原則、子供や幼児も割引対象に含まれます。
添い寝などで宿泊料金が発生しない場合も1名としてカウントされるため、そういったケースでは1人1泊あたりの割引上限額の枠が増えてかなりお得になる可能性が高いです!地域クーポン券についても、基本的には宿泊料金の有無に関わらず子供や乳幼児も1名としてカウントされます。
子供や乳幼児の全国旅行支援の利用については、各自治体や旅行会社によって扱いが異なることがあるので予約前に確認しておくと良いでしょう。
⑥日帰りツアーやデイユースプランは割引対象になる?
基本的には対象ですが、旅行会社や予約サイトによっては日帰りの全国旅行支援対象プランを販売していないこともあります。
日帰りツアーやデイユースで割引を利用したいときは、全国旅行支援の適用対象になっている商品かどうかしっかり確認しておきましょう。日帰り旅行の際の割引額や地域クーポン券の額などは、各都道府県の公式情報を参考にしてください。
⑦全国旅行支援はいつまで?予算がなくなり次第終了って本当?
観光庁から発表された全国旅行支援の実施期間は12月下旬までです。しかし、各自治体の予算次第で早期終了の可能性があるというのは本当です!
全国旅行支援は各自治体が持つ予算から、各旅行予約サイトなどへ予算が分配される仕組みです。この分配金が上限に達してしまうとその旅行予約サイトからは予約することができなくなります。
人気旅行予約サイト「ゆこゆこ」では、10月8日の開始前予約の時点で予算上限を超えてしまったことを理由に全国旅行支援割引対象商品の予約を一時停止していました。また、JTBやるるぶトラベルなど大手のサイトでも同様に、予算上限に達した一部地域については新規受付を一旦見合わせていたということ。
10月11日時点で上記サイトをチェックしてみたところ、全国旅行支援対象商品の販売は再開していました。が、サイト自体が非常に繋がりにくくなっており、沖縄や北海道、大阪など人気の観光地ではすでに受付を終了しているサイトも少なくありませんでした!
地域や旅行予約サイトによっては早々に全国旅行支援の予約終了してしまう恐れもあると思っておきましょう。
一方で旅行会社によってそれぞれ予算は違うため、他のサイトを探せば予約枠が残っているという可能性もあります。すでに受付終了してしまったサイトでも、追加予算の可否次第では今後受付再開の可能性があることをアナウンスしていました。
狙っている旅行先がある人は早めの予約をするか、予約受付再開の情報をチェックしておくことをおすすめします。
全国旅行支援を使って安全&お得に旅しよう
コロナ禍で経済的に打撃を受けた地方の観光地や宿泊施設を盛り上げるべくスタートした全国旅行支援。反響が大きい分、期間延長や今後の予約再開などの動向にも注目が集まっています。
秋の行楽シーズンは、全国旅行支援を利用して安全&お得な旅計画を立ててみてはいかがでしょうか?
※記事内の情報は全て2022年10月11日時点のものです
※おでかけの際は観光庁が公開している新しい旅のエチケットや、各都道府県が提唱している新型コロナウィルス感染防止対策に従って行動してください
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.
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