リモートワークの定着や行動制限の緩和など、ウィズコロナの生活変化は、人々とコーヒーの関係にも変化をもたらしている。新たな楽しみ方や流行など、コーヒーへのこだわりやニーズもさらに多様化する2022年のコーヒーの飲用実態はどうなっているのだろうか。
というわけでデロンギ・ジャパンでは、10月1日の「コーヒーの日」に合わせ、全国47都道府県から20~69歳の男女100人ずつ、計4,700人の「週1回以上自宅でコーヒーを飲む人」を対象に、「コーヒーの飲用調査 2022年度版」を実施。その主な調査結果をお伝えしよう。
4人に3人が「毎日」自宅でコーヒーを飲んでいる
「週に1回以上自宅でコーヒーを飲む人(=全体)」に、自宅でコーヒーを飲む頻度を聞いたところ、「毎日」飲む人の合計は75.3%で、4人に3人が毎日おうちコーヒーを楽しんでいると分かった。
この1年での自宅でコーヒーを飲む頻度の変化は、30.6%が「増えた」(「かなり増えた」「増えた」の合計)と回答。
「1日5杯以上の飲用者(全体の6.2%)」は44.4%と4割以上が「増えた」と回答し、「減った」人はわずか1.5%にとどまる一方、「1日1杯未満の飲用者(全体の24.6%)」では、「増えた」が21.4%であるのに対し「減った」も19.0%で、いずれも約2割となった。
「おうちコーヒー」の飲用習慣は、飲む頻度によって二極化が進んでいるといえそうだ。また、自宅内外でコーヒーを飲むことが最も多い場所では、60.9%が「自宅」と回答しており、「おうちコーヒー」は、多くの人にとって毎日の習慣となっているよう。
コーヒーは、1位「休憩の時」(69.1%)、2位「おやつの時」(39.2%)など、くつろぐシーンで多く飲まれていた。
一方、「1日5杯以上の飲用者(全体の6.2%)」は、全体と比べて「勉強、仕事をしている時」(48.0%)で20.7ポイント、「読書など趣味の時間」(31.3%)で13.7ポイント、「映画や動画などを観ている時」(26.0%)で12.0ポイント、「音楽を聴いている時」で12.7ポイント多く、趣味などとともにコーヒーを楽しむ人も多くいるよう。
また就寝前にコーヒーを飲む人も2割以上いるという調査結果も出ており、「コーヒーが生活の一部になっている」層とも言えそうだ。
「自宅で淹れたコーヒーを持ち歩きたい」人は3割以上!最多の理由は「物価高騰」
自宅で淹れたコーヒーを「外出時に今後(も)持ち歩きたいか」を聞いたところ、32.7%が「持ち歩きたい」(「持ち歩きたい」「やや持ち歩きたい」の合計)と回答。「1日5杯以上の飲用者(全体の6.2%)」では、51.5%と5割以上となった。
自宅で淹れたコーヒーを、「現在持ち歩いている・今後持ち歩きたい」と回答した人にその理由を聞くと、最も多かったのは「物価高騰対策(カフェや喫茶店のコーヒー価格が値上がりした)」(44.0%)で、4割以上という結果に。
ロシアのウクライナ侵攻の影響によりエネルギーや食料品価格の値上がりや、急速に進んだ円安による輸入物価の上昇は、家計にも大きな打撃を与えており、「自宅で淹れたコーヒーを持ち歩きたい」という気持ちにもつながっているようだ。
「外で飲むコーヒーにもこだわりたい」(30.0%)、「自宅で淹れたコーヒーの方がおいしいと思うから」(29.7%)も約3割となった。
特に60代は「自宅で淹れたコーヒーの方がおいしいと思う」(43.4%が全体より13.7ポイント高く、外でも自分好みのコーヒーを飲みたい人が多いよう。
自由回答では「飲みたいときに飲める」という声が多く挙がり、「デカフェ(カフェインレス)」など、外でもこだわりのコーヒーを飲みたいという声も寄せられた。
地域や都道府県ごとに異なる、都道府県別コーヒーランキング
「コーヒー飲用量」1位の「栃木県」は、勉強・仕事の時(27.0%)や休憩の時(63.0%) など、日常生活の習慣としてコーヒーを飲む人が多いと推測できる。
また、自家用乗用車の一人当たり保有台数が全国2位(※1)の栃木県は飲用シーンの「ドライブをしている時」(36.0%)が2位にランクイン。
最下位の「長野県」は、「香りにこだわる」(36.0%) で2位、「ホット派」(85.0%)で1位、「飲む場面による役割に違いがある」51.0%)で1位と、量や回数よりも質を重視していることがうかがえる。
地域ごとに「ブラック派」「ミルク派」と、好みの差がはっきりと分かれる結果となった。「ブラック派」1位の「山形県」(74.0%)は「ドリップコーヒー好き」(69.0%)でも1位を獲得している。
「ミルク派」1位の「大阪府」(62.0%)は、「カフェオレ好き」(30.0%)でも1位に。一方、「砂糖を入れる量」では関西圏は上位にランクインせず、甘みとミルク好きの関連性はみられなかった。
「コーヒーを飲むタイミング」は「ブラック派」の多い東北では「朝食後」(42.9%)が、「ミルク派」の多い関西圏は「朝食時」(42.8%)が多いようだ。
総務省の家計調査によると、パンの消費量(※2)では1位の神戸市、2位の京都市をはじめ関西圏の都市が上位に多く、「パン食」を好むエリアで「ミルク」メニューが好まれていることが分かる。
調査概要
調査時期:2022年8月17日(水)~8月19日(金)
調査手法:インターネット調査
デロンギ・ジャパン株式会社調べ(実務委託先:楽天インサイト(2022年8月))
調査対象:20~69歳の週1回以上自宅でコーヒーを飲んでいる男女4,700人(各都道府県男女均等割付)
※本調査では、小数第2位を四捨五入しているので、数字の合計が100%とならない場合がある。
(※1) 出典:一般社団法人 自動車検査登録情報協会
(※2) 出典:総務省統計局 家計調査(2019年~2021年平均)
関連情報:https://barista.delonghi.co.jp/
構成/Ara
コーヒー、紅茶、日本茶、ミルク、スープを飲みごろの温度にキープする「USBカップウォーマー」がDIMEの付録に登場
コーヒーや紅茶などのホットドリンクを、飲み頃の温度にいつまでもキープできるのが、特別付録の「USBカップウォーマー」だ。様々な容器に対応するので使い道は実に幅広い。温かい飲み物が恋しくなるこれからの季節。おすすめの使い方を参考に活用してほしい。
※保温中、および使用後しばらくは、本体中心部が大変熱くなりますので、やけどにご注意いただき、絶対に触らないようにしてください。また、使用後は必ず、USBケーブルをポートから抜くようにしてください。
ステンレスマグ内のホットドリンクがちょうどいい温度にキープされる。冷める前に焦って飲むことなく、ゆっくり味わえる。
陶器、耐熱ガラス、ステンレス、缶、紙コップ……様々な容器が使える!
使い方説明
スマホ充電器などにつなげば準備完了(※接続するUSBポートが2A未満の出力だと作動しない可能性があります)。容器を置くと底面スイッチがオンになって保温を始める(※底面スイッチが正しく作動するように手前側はやや浮いた状態になっています。飲み物を含む容器の重さが300g以下だと底面スイッチが作動しないことがあります)。
※保温中、および使用後しばらくは、本体中心部が大変熱くなりますので、やけどにご注意いただき、絶対に触らないようにしてください。また、使用後は必ず、USBケーブルをポートから抜くようにしてください。
こんな使い方に便利!
陶器のカップに入れたスープも冷めない!
温かいスープを用意しても、ホカホカでおいしいのは最初のひと口だけ……ということもあるだろう。USBカップウォーマーがあれば、飲み頃の温度が保たれるので、いつまでもおいしいまま。なお、天面の表面温度は最大120℃前後までしか上がらないので、飲み物が煮立ってしまう心配はない。
※保温中、および使用後しばらくは、本体中心部が大変熱くなりますので、やけどにご注意いただき、絶対に触らないようにしてください。
紙コップのコーヒーがいつまでもホカホカ!
USBカップウォーマーの天面で生じる熱は紙コップ底面の縁に伝わり、容器内の温度をキープする。出勤途中にテークアウトしたコーヒーも冷めにくい。なお、ドリンクの残りが少なくなる=軽くなってきたら、本機の手前側を下に向かって少し押さえるのがポイント。底面スイッチが作動しやすくなる。
※使用後は必ず、USBケーブルをポートから抜くようにしてください。
ティーポットで抽出した温かい紅茶をシェア!
耐熱ガラスや陶器のティーポットにも対応し、最近話題のヌン活(アフタヌーンティーを楽しむ活動のこと)にもピッタリだ。ティーポットにたっぷりと淹れた紅茶が、いつまでも冷めないのはうれしい。ケーキスタンドにのせたスイーツを味わいながら、家族や友人との会話をゆっくりと楽しめる。
※保温中、および使用後しばらくは、本体中心部が大変熱くなりますので、やけどにご注意いただき、絶対に触らないようにしてください。
アツアツの一杯をキャンプで楽しむ!
USBカップウォーマーは2A以上のUSB出力に対応したモバイルバッテリーの給電にも対応。例えばアウトドアでは、ステンレス製のシェラカップに注いだ飲み物がいつまでも温かいので、クッカーで温め直す手間いらず。底面スイッチが正常に作動するように、本機をできるだけ平らなところに置こう。
※接続するUSBポートが2A未満の出力だと作動しない可能性があります。
※ご使用になる前に、付録の箱面に記載している「ご使用上の注意」を必ずお読みください。
取材・文/DIME編集部
撮影/藤岡雅樹(本誌)
モデル/田中愛梨(オスカープロモーション)、田村 元(HEADS)
ヘアメイク/今林まりな