2022年9月『DIME Gaming』が誕生した。出版業界の既存の枠組みにとらわれることなく広く活動していくチームの展望について、そしてすでに輝かしい実績を持ちながらもメンバーに加わってくれるRaito氏について、紹介したい。
DIME Gaming所属 Raito
1993年生まれ、東京都出身。本名・石黒哲也。YouTubeのチャンネル登録者数は10万人。任天堂『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズを中心に活動するプロゲーマー。趣味は料理とキャンプ。Twitterは@raito_ssb
チーム名を『DIME esports』ではなく、『DIME Gaming』としたことには大きな理由がある。ゲームがeスポーツという〝競技〟として多くの人に愛されていることはたしかに大きな社会現象であり、今こそ取り上げるべきニュースだ。しかし、ゲームの楽しさは競うことだけではない。多様な楽しみ方があることを、多くの人に伝えたい。「ゲームをきっかけに、もっと豊かな人生を」──このコンセプトに賛同し、このたびチームに参画したプロゲーマー・Raito氏に話を聞いた。
Q1|DIME Gaming加入の経緯は?
「プロゲーマー」という職業の見え方を、今よりもっと信用あるものにしたい。そうすることが世界中のゲームを愛するプレイヤーたちの地位向上につながると信じて、『DIME Gaming』に加入しました。
僕は4年ほど前からプロゲーマーとして活動しています。その中で感じたのは「ゲーミングチームはビジネスとしてまだまだ未成熟だな」ということ。チーム運営事業単体では利益を出せず、他事業で補填しているところが多いのです。そのせいで運営がうまくいかず、ごく短い期間で契約を打ち切られる選手は少なくありません。
プロゲーマーの地位が今以上に安定し、かつ社会的な信用があるものにならないと、いつまでたってもゲームの印象は良くなりません。スポーツに打ち込む子供たちは称賛されるのに、ゲームに青春を捧げる子供はいまだに「ゲームなんかやってないで勉強しろ」と言われています。僕は、『DIME』と一緒に様々な活動をしていくことで、プロゲーマーという仕事がファンのみならず社会からも必要とされている姿を発信していきたい。それが〝ゲームなんか〟と言われない社会をつくるきっかけになると信じています。
Q2|これからどのような活動をしていく?
雑誌『DIME』やウェブマガジン『@DIME』の宣伝活動をお手伝いしていきます。そのほかに、僕がこれまで行なってきた「YouTubeの動画投稿」も、個人として継続していきます。
もちろん、競技者としても第一線で活動したい。「自分の一番好きなゲームで一番になりたい」という競技者としての思いは捨てていません。
だけど、「プロゲーマー=勝たなきゃいけない人」にはしたくない。勝っていればプロ、チームに所属していればプロ、ではなく「ファンに新しい価値を提供できてこそプロ」だと思っています。なのでこれからは、主戦場としていた任天堂『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ以外にもチャレンジしていきたい。
ファンへの価値提供の仕方は、僕たちにまだ見えていない方法がたくさんあると思っています。今言えるのは「プロゲーマーとはこういう仕事をする」という固定概念を打ち破っていきたい、ということ。ゲームしかやっちゃいけないわけではないので、ゲーミングデバイスの紹介以外にも、いろんなやり方があるかもしれません。ライフスタイルの提案や、アウトドアのような一見関係ないこともアリです。
これからどのようなおもしろいことをやっていけるのか、企業の皆様からもご提案をお待ちしています!
Q3|メンバーは今後拡充される?
今は僕と監督の二人三脚ですが、これからはメンバーを増やしていく予定です。FPSなど別競技のプレイヤーも大歓迎です。僕たちと一緒に「全く新しいゲーミングチーム」を作っていきたい仲間を募集しています。『DIME』と一緒に様々なコラボを実現していくことで、ゲーム業界を盛り上げていきましょう!
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では世界大会で5位に輝いたことも
2020年1月に行なわれた国際大会『EVO JAPAN』の『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』部門で5位に輝くなど、複数の大会で入賞している。海外でも精力的に活動しており、彼がメインで使用するファイター『ダックハント』の芸術的なプレイングは国内外で高く評価されている。
プロゲーマーとして都立高校で講演活動も
プロゲーマー活動の実情を都立高校にて講演、YouTubeでの動画ノウハウを転用して作ったスライドはわかりやすいと大好評だった(講演はRaito氏のYouTubeチャンネルで公開中)。
DIME Gamingはゲーマーや企業と共創して「全く新しいエンターテインメント」を追求します
今回の特集をご覧いただければ、多くの人が多大な熱量を持ってゲームに打ち込んでいることがわかるでしょう。ゲームがきっかけで人生が豊かになる、ゲームに救われる……そういう経験をしている人にとって、ゲームとはかけがえのない存在です。
『DIME Gaming』では、 eスポーツに限らず広く「ゲーム」の魅力を発信していきます。今後はより大きなプロジェクトとして、多くの企業と協力していきます。ゲームが主体でも、ゲームをきっかけとしたコラボのご提案でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください!
お問い合わせはdimegaming@shogakukan.co.jpまで!
■関連情報 https://dime.jp/genre/special/dime-gaming/
取材・文/千葉康永
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