暗号資産(仮想通貨)や不動産など、めまぐるしく環境が変わる投資のニュースについて徹底取材! 最新情報を精査してから投資にうまく組み込めば、資産拡大の一助になるはずだ。
価格が下落している今が始めるチャンス!?
投資対象として暗号資産に将来性を感じる人もいるだろう。世界的な運用会社も暗号資産の金融機関向け運用サービスに参入している。
一方、値動きが激しく、一般の個人投資家には手を出しにくいといえる。ビットコインは昨年11月に約770万円の最高値をつけた後、今年6月には約230万円まで下げた。こうした乱高下を前にするとなかなか投資に踏み切れない。
だが、そのハードルを一気に下げるサービスが登場している。少額を毎日積み立てるという手法だ。通常の積立投資は、投資信託などを月1回購入するというものだが、値動きの激しい暗号資産では月イチではリスクを抑制しにくい。買付日によって価格のバラつきが大きくなる可能性があるからだ。その点、毎日なら買いコストを平準化させるという分散投資本来の効果が期待できる。
現在、3つの販売所がサービスを提供中(下表)。最低投資金額は1〜500円と、続けやすい設定だ。下の表のように長期のシミュレーションではプラスを狙うこともできる。値動きの激しい投資対象ではあるが、長期で投資することで大きな利益も期待できるかもしれない。
〝毎日〟積み立てができる暗号資産販売所
過去5年のシミュレーションでは長期で積み立てればプラスに!
2022年8月17日を最終日として、直近1~5年間にビットコインで毎日500円ずつ積み立てを行なった場合のシミュレーション。期間が長期化するほど平均買いコストが低下したため、評価損益のプラスが拡大した(※)。ほかの金融商品と比べて税金面でのデメリットはあるが、長期での運用を考えるなら今後期待できそうだ。
※ビットコイン価格は『CoinMarketCap』のデータを使っているため、実際に各販売所で行なった結果とは異なる点には注意が必要。
取材・文/松岡賢治
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