サウナブームにより、日頃のストレスや疲労回復を目的にサウナに集うビジネスパーソンは増えた。心と身体はととのって大満足しても、果たしてそれだけでいいのだろうか。サウナは極端に乾燥している高温の空間だ。発汗と水風呂の極端な温度変化、外気浴の繰り返しにより、肌はどうなっているのだろうか……。
サウナで心身ともに“ととのった”はずなのに「疲れてる?」と言われる
2014年にサウナブームに先駆けて発行された『Saunner』。あれから8年の歳月が経過し、創刊当時20代だった編集者・石崎もすでにアラフォー。週2~3回はサウナに入る生活を続けているが、帰宅後に鏡を見ると顔がなんだかくすんだ印象に。サウナで“ととのい”心身ともに元気に出社しても、朝から「なんか、疲れてない?」と言われることも増えた。もしかして、サウナに行きすぎなのだろうか……。
サウナの前後で肌にはどんな変化が起こっているのか?
サウナは大きくミストとドライの2種類に分けられる。前者は40~60℃の蒸気が充満したサウナ室に入るが、石崎が好むのは後者。これは、90℃以上のカラカラに乾いたサウナ室に入り、ひたすら汗をかいた後に、キンキンに冷えた水風呂に浸かるというもの。このように温度と湿度の両極にふれている石崎のサウナスタイル。サウナの前後では肌にどんな変化が起こっているのだろうか?
そこで、男性のスキンケアに詳しい、サントリーウエルネスの松岡龍雄さんをサウナに誘ってお話を伺うことにした。
松岡さんは大人の男性向けオールインワンスキンケア「VARON」(ヴァロン)の開発を担当している。さすがに近くで見るとお肌が本当に若々しい!
――最近、疲れているように見えると言われます。加えて、おでこや鼻の周りはギトギトしているのに、それ以外はカサカサしていると自分でも感じるのですが……。
それは、典型的なミドルエイジ男性の肌ですね。そもそも、男性の肌は女性に比べて皮脂の量が2倍以上と多く、水分の量は半分以下とバランスがよろしくないんです。加えて、長年のシェービングダメージで、肌が乾燥しやすくなっています。乾燥が続くと、加齢とともに皮膚の明るさは低下し、赤黒さが強くなっていきます。その対策のひとつとして、肌は保湿することをおすすめしますよ。
――ここ数年、肌が赤黒くなっていると思っていましたが、これはそういう理由だったんですね! ちなみにかなりの頻度でサウナに行っているのでサウナ前後の肌の変化が気になります。
まず、サウナに入ると発汗しますから、水分量が急激に上がります。しかし、ドライサウナはかなり乾燥している空間なので、汗は蒸発してしまいます。すると、肌の保湿に深くかかわるミネラルが奪われます。ミネラルが少なくなると、肌の水分量も低下してしまうのです。サウナから出た後は発汗で一時的に肌の水分量は上がりますが、何もしないと肌はそこから急激に乾燥していきます。スキンケアにおいて「保湿が大切」とよく言うのは、水分をたたえていたほうが、若々しく見えるからなんです。
では、サウナが肌にどのような影響を及ぼすのか、サウナ前後の肌の水分量を計測してみましょう。
今回はサウナ施設に特別な機器を持ち込んでいただき、肌の水分量を計測した。サウナ前の肌の水分量がこちら。肌の水分量は電気伝導率を計測し、数値に置き換える。単位は「μS」=microsiemens(マイクロジーメンス)。マスクをしていたはずなのに、この状態でもすでに乾燥気味とのこと。
――いつものように3セット行って、外気浴でととのえて汗も引きました。計測をお願いします。
サウナの効果か肌つやもよくなってますね。早速計測してみましょう。
――おー!スゴい!サウナに入る前の3倍以上じゃないですか。やっぱりサウナ最高!ということでいいのでしょうか?
そう思うかもしれませんが、問題はこの後なんです。
発汗により、ミネラルが奪われてしまっており、ミネラルを失った肌は何もケアしないでいると、ここから一気に乾燥してしまいます。さらに熱による肌ダメージも考えられますのでサウナ後のケアがポイントです。
実はサウナーの方に知っていただきたい興味深い研究報告があります。普段サウナに通っている人(最低週に1回)の方が通っていない人と比較したとき、肌の水分量が上がりやすいそうです。ですが、その一方で、普段サウナに通っている人は、通っていない人と比較して肌の蒸散量が高い。つまり、肌から水分が失われやすいともいえるのです(※)。
※出典:D.Kowatzki et al. Dermatology. 217. 173-180. 2018
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18525205/
――え!? ということは、サウナに入ることで角層の水分量は上昇し、肌は潤っても、蒸散量も上昇するために乾燥し、その後カサカサしやすくなるともいえるんですね。
はい。だから、スキンケアが必要なのです。そこで、化粧水・美容液・クリームの3つの機能がある、オールインワンスキンケア「VARON」を提案します。
これは、顔のつやをしっとりと整え、香りのリフレッシュ効果で、表情を晴れやかにし、すべすべすこやか肌に導く1本です。まずは、つけてみてください。
1回あたりの目安量は1~2プッシュ。手のひらに取り、指で顔のおでこ、両頬、鼻、あごの上にのせる。
顔にのせたら、手のひら全てで顔全体に伸ばすようになじませる。石崎は3種の香りからオリジナルをチョイス。気品ある落ち着いた香りがふわっと広がり、気持ちも華やかに。
ミドルエイジからのスキンケアはオールインワンの「VARON」で
――いつもサウナ後は、肌がつっぱるような感じがあったのですが、しっとりと落ち着いています。サラッとしていて付け心地もいいです。それに、心なしか肌が明るくなったような……。
「VARON」は化粧水成分で肌を潤し、美容液成分で肌にハリ・つやを与え、クリーム成分で保湿するという3つの機能が1本になっています。
一般的なオールインワンとは異なる、サントリー独自の浸透技術「W/O/W(Water in Oil in Water)エマルジョン」を開発。水相の中に油相があり、その中に水相が含まれている状態を実用化したのです。
――水と油は本来、混ざり合わないのに、すごいですね。
はい。だから、化粧水・美容液・乳液を順番に塗り重ねなくても、技術で化粧水成分、美容液成分、クリーム成分が役割順に肌へ浸透(※)していくことが可能になりました。
1本のお手入れだけで、しっとりとしたすべすべ肌に変わっていくと体感する人も多いです。
※角層まで
「VARON」は1本なのに、3つの成分が適切な順番で浸透していく。手間なく誰でも手軽に始められるのはうれしい。
一般的なオールインワンとは構造が異なり、それぞれの成分が分かれている。
――香りも好みです。今使ったのはオリジナルですが、フレッシュ、クラシックと3タイプあるんですね。
香りの好みも人それぞれ。オリジナルは紳士をイメージした気品ある香りです。フレッシュはサントリーが世界で初めて開発した青いバラ「blue rose APPLAUSE(アプローズ)」の爽やかな香りを加えた柑橘系。クラシックはかすかに甘みを感じるウッディーな高級感のある香りです。
――どれもこれも気になります。ところで、どのような成分が入っているのですか?
まず、サントリー独自成分の「ウイスキー樽材エキス」(※1)が肌の様々なエイジングサインにアプローチ。肌荒れを防ぎ、しっとりつや肌へ導きます。
男性特有のギトギトやカサカサをケアするイノシトール(※3)、肌にハリを与えるアセチルヘキサペプチド-8(※4)なども採用しました。また、ウーロン茶のポリフェノールを含んでいるエキスを応用し、生き生きとフレッシュな印象へ導くサントリー独自開発のウーロン茶エキス(※2)ほかこだわりの成分を配合しました。
※1 ヨーロッパナラ木エキス、BG:美容成分(保湿)。 ※2 チャ葉エキス、BG:美容成分(保湿)。 ※3 イノシトール、BG:美容成分(保湿)。 ※4 アセチルヘキサペプチド-8、BG:美容成分(保湿)。
ウイスキーの熟成に使用する樽材から抽出したウイスキー樽材エキス。
――大人の肌に必要な要素が1本に凝縮されているんですね。
実際に10日間使ったユーザーの約91%が使用感に満足しているというデータ(※5)もあります。試してみてはいかがでしょうか。
※5サントリー社モニター調査 10日間の使用感に対して「とても満足した」「満足した」「やや満足した」と回答した方の割合 2021年12月実施 40代~70代 n=248
――ぜひ! ここでサウナーの皆さんにありがたいお知らせです!
2022年10月22日~、以下のサウナでVARONのサンプル配布キャンペーンを実施中。入店時に漏れなくサンプルをGETできるので、サウナ後にまずは一度使ってみてはいかがでしょうか。
実施施設は以下2つ!
●TimesSPA RESTA タイムズ スパ・レスタ
東京都豊島区東池袋4-25-9 タイムズステーション池袋10F~12F
http://www.timesspa-resta.jp/
●黄金湯
東京都墨田区太平4-14-6
http://koganeyu.com/
※無くなり次第終了です。
※サンプル配布キャンペーンについての施設へのお問い合わせはご遠慮ください。
さらにサンプルをGETできなくても、新発売特別キャンペーン中なので、ミニボトルを550円(税込み)で手に入れることもできます。気になったサウナーはぜひチェックしてみて!
――「VARON」を使い、見た目も“ととのう”大切さを知りました。いい状態の顔を見ると、気分までポジティブになります。
これまでスキンケアをしてこなかった人ほど、体感があるようです。
せっかくサウナで“ととのった”のだから、見た目も“ととのえて”心身ともにすこやかに。毎日手入れをするうちに気持ちも楽しくなるはずですよ。
肌も心も“ととのった”「VARON」の開発担当・松岡さんと石崎。
撮影/フカヤマノリユキ 取材・文/前川亜紀 スタイリスト/小孫一希
撮影協力/TimesSPA RESTA タイムズ スパ・レスタ