日本全国の中で、もっとも魅力的な都道府県とはいったいどこなのだろうか?
大東建託はこのほど、全国47都道府県における1,888の自治体および一部国外居住の20歳以上の男女186,683名を対象に過去最大級の居住満足度調査を行い、「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2022<都道府県版>」として発表した。
本ランキングが定義する魅力度とは、実際に住んでいる人々が、住んでいる街についてどれくらい満足しているか、また、住んでいない人々に地域の魅力がどの程度伝わっているかを指している。
なお、街の魅力を発信することを目的としているため、42位以下の順位は公開していないという。
魅力度(都道府県)トップは、福岡県
街の魅力度(都道府県)ランキング、トップは福岡県で、2位が兵庫県、3位が神奈川県、4位が京都府、5位が東京都となった。
福岡県は居住者評価では5位、非居住者評価が1位だったが、非居住者評価では1位となった項目はなく、全体としてバランス良く高い評価を得ている。
5位の東京都は居住者評価が3位だが、非居住者評価が12位で、居住者評価・非居住者評価で1位の項目が多いものの、非居住者評価の「住みやすそう」「自然が豊か」「景勝地や温泉が多い」の3項目が最下位の47位となっている。
観光地としての魅力度は北海道・京都府・沖縄県がトップ3に
「観光に訪れたいと思う」の項目では、1位は北海道で、2位が京都府、3位が沖縄県となった。これら3道府県の非居住者評価を項目別にみると、北海道は「自然が豊か」「食べ物がおいしい」「景勝地や温泉が多い」でいずれも1位、京都府は「歴史的建造物・文化財が多い」で1位、沖縄県は「気候が良い」で1位、「自然が豊か」で3位と、道府県の魅力にも特徴がありそうだ。
魅力度(都道府県)で茨城県・群馬県・栃木県も健闘
他社のランキングで話題になった茨城県は総合41位、居住者評価39位、非居住者評価38位、群馬県は総合30位、居住者評価15位、非居住者評価36位、栃木県は総合29位、居住者評価24位、非居住者評価30位と上位ではなかったが、最下位近くではない。
茨城県については、首都圏の一都三県居住者からの評価は高くなっているが、関西圏(2府4県)および愛知県居住者からの評価が非常に低くなっているため全国平均順位が上がらないという特徴がある。
出典元:いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2022<都道府県版>
構成/こじへい