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iPhone専用じゃもったいない!高音質、高性能ANCを搭載した「AirPods Pro 2」をフル活用する方法

2022.10.08

H2プロセッサー搭載でANCの効果が2倍に!

9月23日にApple「AirPods Pro(第2世代)」が発売された。デザインは前作とほとんど変わらないが、本体にH2ヘッドフォンチップをケースにU1チップを内蔵した。適応型環境音除去機能が追加され、イヤホン単体での音量調整が可能になった。電池はANC/ONで最大6時間、ケース込みで30時間と長くなっている。ケースにはストラップホールが追加され、「探す」のアプリからブザー音を鳴らせるサウンドエフェクト機能に対応。

箱を開けてみると付属品などはProの時と変わらないように見える

しかし、イヤーチップにXSサイズが加わって、4サイズになっていた

ケースはデザイン、サイズ共に変更なしでProと互換性がある。MagSafe対応

充電端子はLightning、底面に並んでいる穴を通じてブザー音が出る

サイドにはストラップループがあり、ストラップが使えるようになった

黒く見えるのがノイズキャンセリングマイクと後部通気口、メッシュカバーに被われている

イヤホンの左右を示すLRの表示は上品過ぎて、ほとんど見えない

ステムのフラットになった部分を上下にスワイプすると音量調節ができる

多彩なカスタマイズとパーソナライズ機能を搭載

iPhoneでAirPods Pro 2を使う場合、さすがApple製品同士と思わせてくれる。iPhoneの近くでイヤホンのケースを開けると、画面に接続と表示されるので、これをタップするだけでペアリングが完了する。設定項目には自動的にAirPods Proが追加され、ここから細かいカスタマイズができるようになる。イヤホン接続時はコントロールパネルの音量のアイコンがイヤホンに変わり、長押しでANCの切り替え、空間オーディオの設定ができる表示になる。

さらに「探す」機能に対応、ケースだけでなく左右のイヤホンの位置も分かるようになった。ただし、至近距離まで探せるのはケースのみになる。またサウンドエフェクト機能で、ケースを鳴らすこともできる。


スマホの操作で、イヤホンケースを鳴らせるようになった

初めてAirPods Proのケースのフタを開けるとiPhoneに表示される画面

2回目以降は、この表示が出て自動的にAirPods Proと接続される

コントロールセンターの音量、長押しで表示されるAirPods Pro専用の表示

探す機能を使えば、AirPods Pro 2がある位置を地図上に表示できる

さらに距離が近くなれば方向と距離も表示してくれる

抜群のANCと音質の向上

気になるANCは高域のノイズの低減効果が向上した。人の声を完全に消すことはできないが、こちらもかなり低減される。合わせて使うことの多い外音取り込みに関しては、かなり優秀で高域のノイズを抑えたまま人の声が聞こえるようになる。切替はステムの長押しだが、押している長さは設定から変更できる。これでイヤホンを外さずに会話ができる。適応型環境音除去をONにすると、突然の大音量を自動的に低減してくれる。私の場合、ANCの効果がありすぎてシーンとして耳に違和感があるためiOS15から使えるようになったバックグラウンドサウンドを使って、雨の音を流している。この機能はアプリのダウンロードもインターネットへの接続も不要で、6種類の音をスピーカーやイヤホンから流せる。オススメは雨で、雨音に混じって時折、鳥の声も聞こえるのだ。

音楽再生に関しては、初代AirPods Proに比較して中低域の量感が増えている。iPhone11Proで再生した場合は、やや低音過多のバランスになった。低域と高域のレンジも広がり全体でワイドレンジになっている。もし低音が出ないと感じたら、イヤーチップを交換してみよう。イヤホンの設定画面にはイヤーチップの装着をチェックする機能もあるので、これを利用するのもいい。さらにサードパーティから発売されている密閉性の高いイヤーチップもある。さらに空間オーディオのパーソナライズで、より効果を実感できるに違いない。今回はAmazonMusic HDで360 REALITY AUDIOとDOLBY ATOMSを試聴したが、どちらも空間が左右に広がったように感じられた。楽器の間隔が広くなったように思え音の輪郭もハッキリする。この時、ボーカルが不自然にならない所がいい。

BluetoothのコーデックがAACとSBCというのが残念だが、DAPに接続しても、その高音質を楽しめる実力を持っている。FiiO「M15」とBluetooth接続すると、iPhoneで気になった低域過多が解消されバランスが取れるだけでなく、解像度の高さも感じられた。ただし、ボーカルの高域の歪みから来るゆらぎが気になる。それ以外は有線のイヤホンと比較しても、ほぼ遜色はなかった。ハイコスパではない、価格に見合った機能と性能を兼ね備えたのが、AirPods Proの第2世代と言える。

コントロールセンターの耳のアイコンからバックグランウンドサウンドの設定ができる

AirPods Proの設定画面からイヤーチップ装着状態テストを実施できる

同じく設定画面から、空間オーディオのパーソナライズがおこなえる

写真・文/ゴン川野

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