普段何気なく街を歩いている中で、英語で書かれているために読めない看板に出会った経験は、多くの人にあるのではないでしょうか。街中で、英語で道を尋ねられたり、逆に海外旅行の際に、道を尋ねたいシーンもあるかもしれません。
英語が話せれば簡単に解決するかもしれませんが、そう簡単な話でもありません。そこで本記事では、日常生活の中で役に立つ、「Google翻訳」アプリの便利な活用方法を紹介していきます。
目次
ちょっとした通訳に便利な「Google翻訳」アプリはiPhone、Androidスマートフォンのどちらでも利用可能!
グーグル系のアプリというと、Androidスマートフォンのイメージが強い人もいるかもしれませんが、Google翻訳アプリは、iPhone、Androidスマートフォンの両方でインストールできます。
iPhoneの場合は、iOS 14.0以降にて利用可能。Androidスマートフォンの対応バージョン、システム要件はデバイスによって異なります。PC版Google PlayストアのGoogle 翻訳アプリページにて確認したところ、Android 6.0以上がシステム要件となっている場合が多いようです。
Google 翻訳アプリでは英語のほかに中国語や韓国語、スペイン語、フランス語なども通訳可能!
本記事では英語から日本語、日本語から英語に通訳する方法を紹介していきますが、Google 翻訳アプリでは、英語のほかに中国語や韓国語、スペイン語、フランス語など、多数の言語にトランスレートできます。
使用する言語の設定も、数タップで簡単に行えるので、ぜひ活用してみてください。
通訳に便利な「Google翻訳」アプリの3つの便利機能を紹介
では、Google翻訳アプリにて使える、3つの便利な機能を紹介していきます。先にも触れた通り、Google翻訳アプリはiPhone、Androidスマートフォンの両方でインストールできますが、今回はiOS 16を搭載したiPhoneにて、動作を紹介していきます。
なお、iPhoneとAndroidスマートフォンでは、UIに若干の違いがありますが、基本的な機能は共通しているので、Androidスマートフォンユーザーも、ぜひ確認してみてください。
iPhone版Google翻訳アプリ(左)とAndroidスマートフォン版Google翻訳アプリ(右)。デザインは違うが、使用できる機能は共通している。
Google翻訳アプリの便利な使い方【テキストを入力して通訳】
Google翻訳アプリの最もオーソドックスな使い方が、翻訳したいテキストを入力して通訳をする方法。iPhone、Androidスマートフォンともに、Google翻訳アプリを起動した最初の画面にて、「テキストを入力」するスペースが表示されるので、ここに翻訳したいワードを入力します。
翻訳したい言語は、日本語と英語だけでなく、フランス語やスペイン語など、多数の言語に対応しています。設定言語を変更したい場合は、上部に表示されている「日本語」「英語」の部分をタップし、任意の言語を選択しましょう。
Google翻訳アプリのテキスト入力は手書き、音声入力でもOK
テキストを入力する方法は、一般的なキーボードでの入力に加え、手書きでの入力や、音声入力でも可能となっています。「テキストを入力」の右に表示されている、ペンのアイコンをタップすると手書き入力モード、マイクのアイコンをタップすると、音声入力モードに移行します。
Google翻訳アプリの便利な使い方【写真の中の言語を通訳】
Google翻訳アプリでは、写真に写っている文字を認識して通訳する「カメラ入力」機能が利用できます。街中で見かけた、読めない文字を検索する際などに便利な機能です。
使用するには、「カメラ入力」をタップ後、下図のように、翻訳したい対象を画角に収めるだけでOK。自動的に文字を認識し、設定した言語に変換してくれます。
表示されている変換後の文章は、テキストデータとしてコピーすることも可能となっています。
Google翻訳アプリの便利な使い方【リアルタイムで会話音声を通訳】
Google翻訳アプリで利用できる便利機能の3つ目が、リアルタイムで会話を通訳できる機能。街中で、英語などわからない言語で話しかけられた際や、海外旅行中に便利な機能となっています。
本機能を使用するには、まず「会話」をタップします。下部にマイクのアイコンが3つある画面が表示されるので、「日本語」や「English」の部分をタップし、任意の言語を設定しましょう。
日本語から英語に通訳したい場合には、「日本語」の下部のマイク、英語から日本語に通訳したい場合は、「English」の下部のマイクをタップします。順番にマイクのアイコンをタップしていけば、スマートフォンを介して他国語ユーザーと会話ができるでしょう。
Google翻訳アプリを海外で使うなら「オフライン翻訳ファイル」のダウンロードがおすすめ
海外旅行の際には、日本のようにいつでも気軽にデータ通信が行えるとはいい切れません。海外でもGoogle翻訳アプリを活用するのであれば、日本語の「オフライン翻訳ファイル」をあらかじめダウンロードしておくのがおすすめです。
執筆時点(2022年9月中旬)に筆者が試したところ、日本語のオフライン翻訳ファイルの容量は83.2MB。1GBにも満たないので、スマートフォンのストレージ容量を圧迫する心配もあまりありません。
※データは2022年9月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/佐藤文彦