テレワークで便利に使える文具の流れは今年さらに加速。テレワークが常態化したことで見えてきた不便を新しいニーズと捉え、メーカーの開発競争が活発化している。新しい機能を搭載したニッポンの最新文具を厳選した。
キーワードはスキマ活用・一覧性【テレワーク文具 収納ツール】
コロナ禍以降に急増した、リビングワーカーなどを中心に収納ツールが支持を得ている。携帯性の高いものや収納力があるものなど様々なトレンドがあったが、最近はスキマ活用とツール全部がひと目でわかる一覧性の高さを重視する傾向にある。テレワークに慣れたことでツールは必要最小限になった層には、左に紹介したパイロットとコクヨの商品のように、スキマを埋めるように無駄なく収納できるギミックを持ったアイテムが人気だ。ツールが多い層には一覧性が高い収納が重宝されるなど二極化が進む。リヒトラブは視認性が高い自立タイプのミニ壁面収納、キングジムからは書類の仕分けにも対応したフルオープンタイプのケースが登場した。
あの多機能筆箱への憧れを呼び覚ます!?ワークスペースボックス
PILOT『otobaco』各2200円
机上に筆記具やガジェットを置ける多機能ペンケース。メイントレイ、サブトレイ、ペンホルダーにペンや小物類を置けるほか、滑り止めマットの上にスマホを縦でも横でも好きな向きに置ける。
フタを大きく開けば多機能トレイに変形。直立型ペンホルダーは直感的にペンが取り出せて便利。
使うシーンに合わせて自由自在に寄り添うスタンド⇔マルチポケット
コクヨ『BIZRACK スタンド型ノートPCオーガナイザー』各3872円
ペンやケーブル、イヤホンなど仕事に必要なツールをひとまとめにして持ち運べる。ゴムバンド付きでPCに固定できるほか、スマホスタンドへと変形できる。
ノートPCに固定した時は、本体とPCのスキマを有効活用。書類などを挟んで持ち運べる。
背面のファスナーポケットはPCの電源ケーブルなど大きめなツールを入れるのに最適。
ケースを閉じると厚みはたった3cmに!ガバッと開く薄型収納
キングジム『「ロッツ」フルオープンケース』
A5サイズ 2035円、A4サイズ 2860円
書類や小物をまとめて持ち運べる薄型収納ケース。口がガバッと大きく開くので出し入れがしやすく、大きめの書類などもきれいに収納できる。ペーパー素材の風合いもいい。
道具と書類の同時収納もお手の物!
背面の上にも開口部があり、大きく開けない場所でも出し入れが可能。追加収納がある時も便利。
縦のスキマがフレキシブルな収納へと早変わり!?
スマートフィット オルトナ『アレンジボード』3190円
壁面収納を増やして卓上を広く使える、自立式スチール製ボード。細かいガジェットやケーブルなどの収納やタブレットスタンドとしてデスクワークの目線上げに使用できる。
本品と合わせて使える別売りポケットも用意
別売りのポケットは3サイズあり、価格は550~1430円。スチール面などに設置すれば壁面収納に!
取材・文/渡辺和博
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2022年8月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。