DIME MAGAZINE
デザイン部門グランプリ
Web会議でのやりとりをより円滑にするビジュアル筆談ツール
wemo『wemo paper flip board』3850円
リストバンド型のメモからスタートした「wemo」のホワイトボード。板面の寸法は、Webカメラに映し出すのに手頃な288×288cm。強化構造の段ボールに特殊フィルムを重ねた筆記面は何度でも書き直せ、軽量で折り曲げに強い。
顔の表情とボードが一緒の画面に映る
顔の表情とともに、板面に書いた文字などを伝えられる。画面に映った際の反射を抑え、文字をはっきりと見せられるようにグレーを採用した。
96時間経過しても消し跡が残らない
既存商品は筆記から1時間前後でインクが定着してしまうものが多い。本品は特殊な加工によってインクが消え残りにくい作りに。
〈 メーカーはココにこだわった！〉ミーティングで頻繁にホワイトボードを使う〝ホワイトボーダー〟のために開発した商品です。環境への配慮だけでなく、何度も書き直せる、Web会議以外でも使えるなど新しいユーザーのメリットを意識しました。
デザイン部門優秀賞
おしゃれなだけでなく〝何かを解決しようとする姿勢〟も評価。今後の維持が危ぶまれる地球環境や伝統工芸などの課題に光を当てた商品が目立った。
ギター『大正浪漫ハイカラインキ』各1650円
大正5年の創業当時に筆記用インキを看板商品としていた原点に立ち返る意味を込めて、創業105周年の節目に販売した万年筆インキ。大正浪漫を連想させる全12色を展開している。
〝インク沼〟行き確定色！？創業105年目の原点回帰
〈 メーカーはココにこだわった！〉昨年8月の第1弾からシリーズを重ねるにあたり、色合いの選定や色作りにじっくりと時間をかけました。インクビギナーの方々にも、楽しめる商品になっています。
Cohana『トレイになる筒箱の道具入れ』各3630円
高知県の老舗チカモリに製作を依頼した紙製筒箱は水平に開くため、中身が取り出しやすい。中敷き下の2か所にマグネットを内蔵しており、金属製のデスクで使用すると安定感が増す。
温もりと機能性を備えた使い心地のよい道具入れ
〈 メーカーはココにこだわった！〉Cohanaは地域産業や工芸にこだわったハンドメイドブランドです。職人技術が生み出す、実用性と懐かしさを感じられるようなインテリア性の高い文具を目指しました。
flerco note『フレルコノート』各1800円
動植物の絶滅危惧種問題に着目し、その肌目を日本の特殊印刷で再現したB6サイズのノートブック。写真の「フィジーイグアナ」ほか、「ジンベエザメ」「アミメキリン」の3種が揃う。
絶滅危惧種の肌目を日本の印刷技術で再現
〈 メーカーはココにこだわった！〉それぞれの動物らしさを感じられるよう細部まで工夫。手で触れる体験を通じて、自分事化しにくい問題を身近に感じるきっかけになればという想いで開発しました。
スカパーJSAT『海のクレヨン』2420円
人工衛星から撮影された世界12か所の海の色を再現したクレヨン。原料はすべて天然由来成分。パッケージのQRコードから各色の理由などを紹介する、音声解説対応のWebページへリンク。
「海は青色だけじゃない」衛星が捉えた神秘の色を再現
〈 メーカーはココにこだわった！〉宇宙から見た実際の地球の姿や色は〝宝物〟。このことを子供たちに知ってもらいたいという宇宙企業ならではの願いを込めました。SDGsの第一歩を後押しする商品です。
取材・文／渡辺和博
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2022年8月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
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