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ポケットに収まる平成レトロな縦折りスマホ「Galaxy Z Flip4」は本当に使いやすいのか?

2022.10.02

世界的に人気のスマートフォンブランド「Galaxy」は、カメラ機能に特化したハイエンドスマートフォン「Galaxy S」シリーズ、ミドルレンジのスペックでお手頃に購入できる「Galaxy A」シリーズに加え、折り畳みスマートフォン「Galaxy Z」シリーズを展開中。2022年には、第4世代となる「Galaxy Z Flip4」「Galaxy Z Fold4」を、9月29日より発売。本記事では、縦折りスマートフォンの最新モデル、Galaxy Z Flip4を実際に試し、使用感や操作性を紹介します。

縦折りスマートフォンは、一般的なストレート型のスマートフォンを、半分のサイズ感で持ち運べるのが特徴。特にハイエンドスマートフォンは、6.5インチを超える大画面ディスプレイを搭載した製品が多いため、携帯性の向上は1つのキーポイントともいえます。

平成レトロな雰囲気もある折り畳みスマートフォンは、開発しているメーカーがまだまだ少ないこともあり、「モノ好き向け」というイメージを抱いている人も多いかもしれません。しかし、Galaxy Zシリーズは、第3世代となった2021年モデルより、IPX8の防水性能や、おサイフケータイ機能に対応しており、普段使いにおける使い勝手も向上しています。

では、第4世代となったGalaxy Z Flip4では、どのような進化を遂げているのでしょうか? その実力を検証してみましょう。

デザイン・ディスプレイ

Galaxy Z Flip4最大の魅力は、一般的なストレート型のスマートフォンを縦に折ることで、およそ半分のサイズ感で持ち運べる点。閉じた状態では、高さ約85mm×幅約72mm×厚さ約15.9mm。手のひらに収まる程度のサイズなので、ポケットに入れたり、小さいカバンに入れて持ち運ぶのも快適で、ワイシャツの胸ポケットにもすっぽり収まります。なお、前モデル「Galaxy Z Flip3 5G」と比較すると、高さが約1mm短くなりましたが、基本的なデザインに変わりはありません。質量も約187gで、近年の大画面スマートフォンと比較しても軽量です。

アウトカメラの脇には、約1.9インチのカバーディスプレイが備えられており、時刻や通知の確認は、ディスプレイを開くことなく行えます。また、カバーディスプレイには任意のウィジェットを配置できるので、天気予報やカレンダー、タイマーといった機能に簡単にアクセスできるようになっているのもポイントです。

開いた状態のメインディスプレイは約6.7インチで、今どきのハイエンドスマートフォンの流行でもある大画面を確保。折り目部分のくぼみは、触ればはっきりとわかりますが、視認性で特に問題はない印象です。

前モデルからの進化ポイントとして挙げられるのが、リフレッシュレートの数値です。上限は120Hzで据え置きですが、下限が10Hzから1Hzに変更されているため、省電力性がアップしています。

ディスプレイを開いている場合、厚さはわずか約6.9mmになるのも、本端末の魅力。折りたたんで持ち運ぶ際の快適さが特徴の端末ではありますが、通常のスマートフォンとして使用する際の握り心地にも、ストレスを感じません。

本体右側面には、音量調節ボタンと、指紋認証センサー搭載の電源ボタンが備えられています。折り畳みという性質上、一般的なAndroidスマートフォンよりも、ボタン類が少し上に偏っているため、慣れるのに時間がかかるという人もいるかもしれません。

カメラ

アウトカメラは広角約1200万画素、超広角約1200万画素の2眼構成、インカメラは約1000万画素のパンチホール型シングルレンズを採用しています。以下はすべてGalaxy Z Flip4にて撮影し、掲載用にサイズの調整を行ったのみの写真です。

3倍ズーム

10倍(最大)ズーム

作例の通り、色味をパキっと補正した、Galaxyシリーズらしい写真が、簡単に撮影できるのが魅力。ナイトモードでの光の取り込み方もきれいで、暗がりのインカメラ撮影も、被写体をしっかり認識できます。近頃のハイエンドスマートフォンでは一般的になりつつある、望遠レンズの非搭載が少々残念なポイントではありますが、日常的な使用にストレスを感じることはあまりないでしょう。

外側に配置されているカバーディスプレイを活かし、本体を折り畳んだまま、アウトカメラによる自撮りもできます。動画撮影やポートレート撮影も可能となっている、便利な機能です。

また、Galaxy Z Flip4、Galaxy Z Fold4は、折り畳む角度を自由な位置に固定できる「フレックスモード」に対応しているため、端末を机などに置いたまま、ディスプレイを立ち上がらせて写真を撮るのも簡単。インカメラ、アウトカメラどちらの撮影にも役立つ機能となっており、フレックスモード使用時には、カメラアプリが専用のデザインになる点も注目。個人的には、今回本端末を使用していて、最も便利に感じているポイントです。

スペック

搭載CPUは「Snapdragon 8+ Gen 1」という、2022年春発売の「Galaxy S22」シリーズに搭載された「Snapdragon 8 Gen 1」のアップグレード版チップセットになっています。メモリは8GB、ストレージは128GBで、文句なしのハイエンド構成です。

バッテリーは前モデルより400mAhアップした、3700mAh。最近のハイエンドスマートフォンと比較して、若干心もとない数字ではありますが、通知や時刻をカバーディスプレイから確認でき、メインディスプレイはオフにしておけるという性質上、バッテリーの消耗は少なく済みます。実際に試していても、電池持ちに不満を感じませんでした。

そのほか、前モデルに引き続きIPX8の防水やおサイフケータイ機能に対応しており、生態認証は顔認証と指紋認証の両方に対応、ワイヤレス充電も利用可能となっています。

前モデルからの進化ポイントとして、Galaxy Z Flip4よりeSIMの登録に対応した点が挙げられます。近頃は、基本料金0円で維持できる「povo 2.0」や、月額990円/3GBで利用できる「LINEMO(ミニプラン)」といった、維持費の安い料金プランも多く登場しているため、念のために2回線契約しておきたいという人にもおすすめです。

普段使いにも文句なしの折り畳みハイエンドスマートフォン「Galaxy Z Flip4」

第4世代となった「Galaxy Z Flip4」は、折り畳みという特殊なギミックを差し引いて考えても、防水性能やおサイフケータイ機能なども含め、文句なしのハイエンドスマートフォンに仕上がっています。

前モデル同様にドコモとauの2キャリアで取り扱われるのに加え、新たに楽天モバイルでも発売予定。販売価格はそれぞれ下記の通りとなります。

ドコモ:現金販売価格15万9500円。「いつでもカエドキプログラム」適用時、23か月目に端末を返却した場合、実質負担額9万2180円。

au:現金販売価格15万9870円。「スマホトクするプログラム」適用時、実質負担額9万3150円。

楽天モバイル:製品価格13万9800円。最大8000円相当のポイント還元あり。

決して安価とはいえませんが、最新のハイエンドスマートフォンの中には、20万円を超える製品もあることを考えると、十分選択肢になり得る販売価格です。折り畳みというギミックを加味していながら、この価格に収まっているのは魅力的です。

胸ポケットにも収まるサイズ感ながら、高性能が楽しめるGalaxy Z Flip4。折り畳みのギミックはギーク向けではなくなってきていることを感じさせる、洗練された1台です。

取材・文/佐藤文彦

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