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「2秒までならセーフ」は大間違い!スマホやナビの画面をじっと見るわき見運転の危険性

2022.09.27

車やバイクなどの車両で初めて訪れる場所に向かうとき、車に装備されているナビゲーションやスマートフォンの地図アプリなどを利用する方も多いのではないでしょうか。しかし、運転中にナビゲーションやスマートフォンなどをじっと見続けるのは「わき見運転」となります。今回は、わき見運転とは法律でどのように定義されているのか、わき見運転がなぜ危険なのか解説します。

法律における「わき見運転」とは?

「わき見運転」は、法律でどのように定義されているのでしょうか。まず、道路交通法を再確認してみましょう。

わき見運転に関する法律は、道路交通法第71条5の5に定められています。条文を要約すると、「停止しているとき以外にナビゲーションなどの画面を注視したり、携帯電話等を手に持ったりしてはならない」という内容です。

違反すると「携帯電話使用等(保持)」や「携帯電話使用等(交通の危険)」が適用されます。罰則等の詳細は次のとおりです。

■携帯電話を保持して通話したり画像注視したりした場合(保持)

・罰則:6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金
・反則金:普通車の場合は18,000円
・違反点数:3点

■携帯電話の使用により事故を起こすなど交通の危険を生じさせた場合(交通の危険)

・罰則:1年以下の懲役または30万円以下の罰金
・反則金:なし(罰則が適用されます)
・違反点数:6点(免許停止処分の対象となります)

このような罰則等があることからも、わき見運転は非常に危険な運転行為として認識されているといえるでしょう。

「2秒までならセーフ」は正解ではない

次に、法律の条文にもある「注視」とは、どのようなことなのか深掘りしてみましょう。

「注視」という言葉を調べてみると「じっと見つめること」という意味です。つまり、前方の交通状況から目を離し、ナビゲーションやモニターなどをじっと見つめると注視にあたります。

よく「2秒までは大丈夫」や「2秒未満だから問題ない」といった情報が出回っていますが、この「2秒ルール」が正解とは言えないでしょう。

なぜなら、車が2秒で進む距離は長く、わずか2秒間でも前方の交通状況が大きく変わっている可能性があるからです。

車が2秒で進む距離は、次のとおりとなります。

【車が2秒で進む距離】
・10km/h:約5.6m
・20km/h:約11.1m
・30km/h:約16.7m
・40km/h:約22.2m
・50km/h:約27.8m
・60km/h:約33.3m
(※警察庁が公開しているデータより)

すぐに止まれる速度と言われる時速10kmで走っていた場合でも、2秒で車1台分以上進みます。もし、断続的に渋滞している道路で、ノロノロ進んでいるときに交通状況から目を離すと、前の車に追突することもあると考えられるでしょう。そのため、「ゆっくり走っていて、すぐに止まれる速度だから、少しくらい目を離しても大丈夫」という考え方はしない方がよいといえます。

また、交通状況は絶えず変化するものです。前方の状況から少し目を離している間に、前の車両が停まったり、信号が変わったり、二輪車が割り込んできたりする可能性があります。

さらに、道路交通法には注視の時間が定められていません。つまり、ナビゲーションなどの画面の注視が2秒未満であっても、わき見運転(ながら運転)として、検挙される可能性は十分にあります。

罰則が強化されても減らない「わき見運転」

わき見運転(ながら運転)に関する罰則は、2019年(令和元年)12月1日から強化されました。罰則の強化に伴い検挙数も減りましたが、いまだにナビゲーションやスマートフォンなどの注視や保持による違反は絶えません。

警察庁が公表しているデータによると、令和3年中に発生した交通事故のうち、1,394件が携帯電話使用等によるものでした。内訳は、カーナビ等の注視による交通事故が666件、携帯電話の画像目的使用が651件です。また、携帯電話使用等の死亡事故の割合は、使用なしと比較すると約1.9倍になると報告されています。

このようなデータからも、ナビゲーションやスマートフォンなど画面を注視する「わき見運転」が事故に繋がることは明らかです。また、死亡事故になる可能性が2倍近く高くなることがわかります。

わき見運転で事故を起こさないようにするためのヒント

(筆者撮影)

わき見運転を減らす方法には、次のようなことが考えられます。

・目的地をナビゲーションに入力してすぐに出発するのではなく、おおよそのルート(例:国道を通ってコンビニがある交差点を曲がって少し進んだ先の左側が目的地、など)を確認してから発進する
・道に迷ったら、安全な場所に車を止めて、ルートの再設定や再確認をする
・ナビゲーションやスマートフォンなどの操作は停車したときに行う
・どうしても連絡しなければならないときはスピーカー通話にする
・電話を切るときは運転中であることを相手に伝えて切ってもらう

上記の方法は、わき見運転を減らす方法の一例です。

このように、運転前の確認をしたり、連絡手段を変えたりするだけでも、わき見運転による事故を減らすことができるでしょう。

取材・文/齊藤優太


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