Excelのショートカットキーを使うメリット
Excelにはさまざまなショートカットキーがあります。マウスでできる操作をショートカットキーで行うメリットを二つ紹介します。
作業効率が上がる
ショートカットキーを使う一番のメリットは、作業効率がアップすることです。入力途中でキーボードから手を離さなくてよいため、作業時間の短縮につながります。
マウス操作でタブを開いてメニューを選択するという複数の動作が、ショートカットキーを使えばワンアクションでできるので、業務を効率的に進めることが可能です。
単純な入力作業を自動的にできるなど、知っておくと便利な機能がたくさんあります。
目・体の疲れを軽減できる
ショートカットキーを使って作業効率をアップし、作業時間を短縮できればパソコンの画面を見る時間も軽減できます。
Excelの表のように細かい文字列や数値を長時間見続けていると、目にはかなりの負担となるため、眼精疲労に悩まされている人も少なくありません。また、長時間のマウス操作やキーボード入力で、腕や体が疲れてしまう人もいるでしょう。
ショートカットキーを活用して画面を見る時間や作業時間を減らせれば、目や体の疲れを軽減することにつながります。
ショートカットキーが反応しないときの対処法
パソコンの設定やキーボードの状態によっては、ショートカットキーを押しても何も反応しないことがあるかもしれません。ショートカットキーが反応しないときの対処法を三つ紹介します。
これまで紹介したショートカットが使えないという方は参考にしてみましょう。
固定キー機能の確認
Windowsの場合、固定キー機能が有効になっている可能性があります。固定キー機能とは、「Ctrl」「Alt」「Shift」「Windows」のいずれかのキーを押すと、押した状態で保たれる補助機能です。
ショートカットキーのように、同時にいくつかのキーを押すのが難しいときは、固定キー機能を使って順番に押せばよいので便利ですが、同時にキーを押すと反応しません。
固定キー機能を無効にするには、パソコンの「設定」から「簡単操作」を開き、左側のメニューから「キーボード」を選択して「固定キー機能を使用する」をオフにします。
Fnキーと組み合わせてみる
ファンクションキーのショートカットが反応しないときは、マルチメディアキーが割り当てられていることが考えられます。マルチメディアキーとは、音量や画面の明るさを調節するキーのことです。
とくにノートパソコンの場合、マルチメディアキーが割り当てられていることが多いため、ファンクションキーを押すとショートカット機能ではなくマルチメディアキーとして作動してしまうことになります。
このような場合は、「Fn」キーを押しながらファンクションキーを押せばショートカット機能を利用できます。
トラブルシューティングを実行
Windows10であれば、固定キーやマルチメディアキーが原因でない場合、トラブルシューティングを実行して問題修復を試みてみましょう。トラブルシューティングを実行するには、パソコンの「設定」を開いて「更新とセキュリティ」をクリックし、左側のメニューから「トラブルシューティング」を選択します。
画面の右側にトラブルシューティングの一覧が表示されたらキーボードを選択して実行しましょう。一覧が表示されないときは、「追加のトラブルシューティング」をクリックすると、実行したいツールが表示されます。
トラブルシューティングを実行後、画面に表示された指示に従って問題を修復してください。
構成/編集部