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スマホのスペック表示でよく見る「ROM」とは何のこと?

2022.10.13

スマートフォン端末のスペックには、『RAM』『ROM』と表記されています。ROMとは、いったい何を意味する言葉なのでしょうか?ROMの基礎知識やRAM・CPUとの違い、ROM容量の大きい端末を選ぶメリットとデメリットを解説します。

ROMの概要

スマートフォンのスペック表に、『ROM』という表記を見かけることがあります。ROMとは、どのような意味合いの言葉なのでしょうか?基本的な概要について解説します。

ROMの基礎知識

ROMは『Read Only Memory』の略で、読み出し専用の記憶装置のことです。EEP-ROMと呼ばれる、書き込みと消去ができるタイプもあります。

USBメモリ・SDカードなどには、EEP-ROMの一種であるフラッシュメモリが用いられています。そのほか、CD-ROM・DVD-ROMなどのあらかじめデータが書き込まれた状態で販売されているものもROMの一種です。

しかし、一部スマートフォンのスペック表では、ストレージ容量のことを『ROM』と表記しています。ストレージは、画像・動画・音楽などのデータを保存する領域です。

ROMは、使われる場所によってさまざまな意味を持っています。スマートフォン業界で使われる意味合いから、『保存領域を指す言葉』として使われることも多いようです。

ROMにはHDDとSSDの2種類ある

スマートフォンのストレージが『ROM』だとすると、パソコンの主なストレージはHDDとSSDです。

しかし、コンピューター用語でHDDやSSDのことを『ROM』と呼ぶことはあまりなく、スペック表でも『ハードディスク』『ストレージ容量』『SSD○○GB』のように記載されていることが多いでしょう。

HDDは保存できる容量が多く、比較的安価で手に入ります。ただし、データの読み書きにかかる時間が長く、速度を重視する場合には不向きです。衝撃に弱いことも特徴といえるでしょう。

SSDはHDDより後に普及したストレージで、読み出しが速く高速起動が可能です。HDDに比べると高価で、容量が少ない点はデメリットといえます。

ROMとRAMやCPUとの違い

スマートフォンやパソコンのスペック表には、『RAM』『CPU』という表記があります。特にスマートフォンではROMとRAMがセットで表記されることが多く、違いが気になる人もいるでしょう。RAMとCPUの意味を解説します。

RAMとは

RAMは、『Random Access Memory』の略です。メモリと呼ばれることもあります。

端末内で動くCPUが、作業するときに使う領域です。例えばWebサイトの閲覧やゲームをプレイしているときに、RAMに作業データが保存されます。保存されたデータは作業終了または電源を切ったときに消去され、その都度書き換わるのが特徴です。

RAMの容量が大きいと、一度に多くの処理ができます。複数の作業を並行して行うのも、難しくないでしょう。

CPUとは

CPUは、端末の中枢を担う部分です。マウスやキーボード、メモリなどから命令が入力されると、CPUが演算を行います。CPUの性能によって処理速度が変わり、高性能なCPUほど素早い処理と制御が可能です。パソコンの主なCPUには、Intelの『Coreシリーズ』やAMDの『Ryzenシリーズ』があります。

スマートフォンにもCPUが搭載されており、高いシェアを誇る『Snapdragon』・Apple社の『Aシリーズ』・Samsungの『Exynos』が有名です。パソコンに比べるとメーカーが独自に開発しているものが多く、機種によって搭載されているCPUは異なります。

ROMを増やすメリット

スマホを操作する手元

(出典) pexels.com

ストレージの意味合いで使われる『ROM』には、データを保存できます。端末内のストレージ容量が増えたときの主なメリットを見ていきましょう。

大容量のデータを保存できる

端末を選ぶときは、利用目的に応じたROM(ストレージ)が必要です。ROM容量が大きいほど、大容量のデータを保存できます。

パソコンで一般的な動画を保存する場合、256~512GBが目安です。Webサイトの閲覧や表計算ソフトの使用程度なら、128GBでも足りるでしょう。写真・動画撮影が多い場合は512GB以上の大容量モデルがおすすめです。

スマートフォンの場合、大容量モデルはパソコンと同程度の値段がします。通信会社のセット販売では、256GB程度までが主流です。写真・動画撮影が多い人は、128~256GB程度の中容量を選択しましょう。データをほとんど保存しない場合は、32~64GBの低容量を選ぶと価格を抑えられます。

外部媒体の使用を最小限に抑えられる

ストレージの容量が大きくと、外部媒体の使用を抑えられます。保存容量がなくなると、データの保存ができず外部媒体を使う必要が出てくるのです。データ保存以外に、端末の処理速度にも影響が出るでしょう。

パソコンの場合は、内蔵ストレージの交換か外付けストレージを別途取り付けます。Androidでは、SDカードの使用で保存容量を増やせるでしょう。iPhoneはSDカードの使用に対応していないため、Androidに比べて余裕を持ったストレージの端末を検討しましょう。

ROMを増やすデメリット

スマホのアプリ

(出典) pexels.com

ストレージの意味合いとして使われる『ROM』を増やすと、デメリットもあります。一般的なデメリットを見ていきましょう。端末選びの際は、コスト面も考慮して検討するのが重要です。

コストが高くなる

ストレージの容量が大きい端末は、その分コストが高くなります。パソコンの場合はHDDとSSDで価格の差があるため容量重視の選択もできますが、スマートフォンは容量が多くなるほど価格が上がります。使い切れないほどの大容量を選ぶのではなく、利用目的に合わせた選択がおすすめです。

動画の場合、フルHDや4K動画は多くの容量が必要になり、256~512GBの容量があっても数十時間分しか保存ができません。写真の場合は、同様の容量で数万枚は保存できます。保存したいものが多いときは外部媒体も活用し、容量とコストのバランスが取れたモデルを選択しましょう。

構成/編集部

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