ウィジェットとは、アプリを開かずに情報を確認できる便利なツールです。基本的な機能や、ウィジェットを使うメリットを見ていきましょう。iPhone・Androidでウィジェットを追加する方法も解説します。
ウィジェットとは何か
スマートフォンやパソコンでは、「ウィジェット」を追加することでユーザーの利便性を高められます。ウィジェットの機能は何なのか、基本的な特徴を見ていきましょう。
ウィジェットの基本機能
「ウィジェット」は、スマートフォンやパソコンで、アプリの一部機能をホーム画面に追加できるショートカットです。アイコンとは異なり、アプリやサービスを開くことなくコンテンツの内容を確認できます。
例えば、カレンダーのウィジェットをホーム画面やデスクトップに追加すると、小さなカード状のウィジェットにスケジュールが表示され、ひと目で予定が分かる仕組みです。時計・天気・ニュース・各種サービスアプリに対応しているため、自由にカスタマイズしましょう。
ウィジェットは小型化されたアプリともいえ、アイコンよりは場所を取ることがあります。端末によっては、ホーム画面やデスクトップを使わずに表示も可能です。例として、iPhoneには「スマートスタック」、Windowsには「ウィジェットボード」があります。
ウィジェットのメリット
複数のアプリやサイトを開くのが不向きなスマートフォンでは、画面を見るだけで情報がチェックできるウィジェットが活躍します。スマートフォンでウィジェットを追加するメリットを見てみましょう。
アプリを立ち上げずに情報を取得できる
ウィジェットを追加すると、ホーム画面やロック画面でいつでも最新の情報をチェックできます。閲覧回数が多いアプリを追加しておくと、毎回アプリを開く必要がありません。天気・路線情報・マップ情報など、すぐに閲覧したいアプリは追加しておくのがおすすめです。
時計のようにスマートフォンに自動表示される機能もありますが、ウィジェットは表示サイズが大きくなり見やすいのが特徴です。複数都市の時計が設定できるタイプもあり、情報が増えるのもメリットといえるでしょう。
任意のアプリでカスタマイズ可能
ウィジェットを利用するかしないかは、個人で自由に選択できます。すべてのアプリにウィジェットが実装されているわけではありませんが、ウィジェットの一覧に表示されているものから選択し、追加が可能です。
詳しい情報を表示させたいアプリのみウィジェットを追加するため、それぞれに合ったカスタマイズができます。ウィジェット機能を使いこなし、自分が使いやすいホーム画面を作成しましょう。
ウィジェットによく設定されるアプリ
ウィジェットを活用しようと思っても、何を設定しておけばよいのか悩む場合もあるでしょう。ウィジェットの利用に適したアプリを紹介します。ウィジェットを追加しておけば、時間の短縮にもつながるでしょう。
天気アプリ
天気アプリのウィジェットを追加しておくと、ホーム画面やロック画面からすぐに天気予報をチェックできます。アプリ側の設定にもよりますが、現在の天気だけではなく気温・降水確率・時間別の天気予報などの詳しい情報が一覧になっていて便利です。
端末純正の天気アプリがあるときはウィジェット内から探し、いつも使っている天気アプリがあるならウィジェットに対応しているか確認しましょう。アプリはApp StoreやGoogle Playからインストールできます。
ニュースアプリ
ニュースアプリのウィジェットを使うと、アプリを開くことなく気になるニュースをチェックできます。レイアウトは、アプリによってさまざまです。最新ニュースのヘッドラインや、ジャンル選択が可能なアプリもあります。
閲覧傾向から気になるニュースをピックアップしてくれるタイプもあり、短時間で新しい情報を手に入れたい人におすすめです。ウィジェットをタップするとアプリ内に移動でき、詳しい情報を確認できます。
カレンダーアプリ
カレンダーアプリのウィジェットは、予定を忘れがちな人にぴったりです。スマホを開くだけでカレンダーとスケジュールが表示され、1日の予定を思い出しやすくなります。
Googleカレンダーの場合、1カ月のカレンダーが表示されるタイプや予定の一覧が表示されるタイプがあり、レイアウトを選べるのも魅力です。カレンダーアプリを使っているなら、ウィジェットを活用しましょう。細かい予定があるときも、簡単に管理ができます。
ウィジェットの設定方法
ウィジェットの設定方法は、端末によって異なります。iPhoneとAndroid、それぞれの設定方法を見ていきましょう。なお、バージョンや機種によって多少の違いがあるため、一般的な方法に対応していない場合はマニュアルの確認が確実です。
iPhoneでウィジェットを設定する方法
iPhoneやiPadでウィジェットを設定するには、まずウィジェットを追加したい画面に移動しましょう。ホーム画面または「今日の表示」でウィジェットを追加するときは、ウィジェットか何も表示されていない部分をタップして待ちます。アプリが小さく揺れ始めるのを確認し、指を離しましょう。
左上に表示されるグレーの「+」ボタンをタップし、ウィジェットの選択後にサイズを選びます。「ウィジェットを追加」をタップすると「完了」ボタンが表示されるため、完了ボタンを押して進みましょう。ウィジェットが画面に追加されます。
ロック画面でウィジェットを追加するときは、ロック画面を長押しし、カスタマイズボタンからウィジェット追加を行いましょう。
Androidでウィジェットを設定する方法
Androidでは、ウィジェットの追加は基本的にホーム画面で行います。OSごとに若干の違いはありますが、基本的なウィジェットの追加方法を見ていきましょう。
まずは、ホーム画面の何もない場所を長押しします。設定用のボタンがいくつか表示されるため、「ウィジェット」を選択して設定画面に移動しましょう。
追加したいウィジェットを長押しすると、ホーム画面が表示されます。設置したい場所にウィジェットをスライドして指を離すと、ウィジェットの追加が可能です。
Androidの中にはロック画面のカスタマイズに対応する機種もありますが、ウィジェットの追加に対応しているかは端末ごとに異なります。それぞれの取扱説明書を参考にしましょう。
構成/編集部