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中学生の保護者に聞いた子どもの部活動に対して感じるメリットとデメリット

2022.09.20

多くの児童が中学校に入ってから本格的に開始する部活動。では、中学生の子を持つ保護者は、我が子の部活動についてどんな思いを持っているのだろうか?

進学塾・栄光ゼミナールはこのほど、「中学校の部活動と勉強に関する実態調査」を実施。中学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者236人の有効回答が得た。

中学校の部活動を選ぶ際に気にかけたこと〜保護者の4割が「新たなことにチャレンジできる」

中学生・高校生の保護者に、子どもの中学校の部活動の所属について聞いたところ、55.5%が「運動部」に、36.4%が「文化部」に所属している・所属していたことがわかった。

次に、子どもが中学校の部活動に所属している・所属していたと回答した保護者に、部活動を選ぶ際に保護者として気にかけたことを聞いた。最も割合が高かったのは「子どもが新たなことにチャレンジできる」で39.6%、次いで「子どもの能力・技能を生かせる」が34.1%、「部活動が行われる日数・時間」23.0%と続いた。

また、「その他」には、「本人がやりたいかどうか」といった回答も多かった。

部活動のメリット〜「人間関係が広がる」「協調性・チームワークが身に付く」「先生や先輩への礼儀を学べる」

保護者が感じている、子どもが中学校の部活動に所属していることのメリットを聞いた。

「子どもの人間関係が広がる」が47.5%と最も多く、次いで「子どもに協調性・チームワークが身に付く」が46.1%、「子どもが先生や先輩への礼儀を学ぶことができる」が41.0%だった。

技術的な面よりも、部活動というコミュニティ内での関係性やコミュニケーション等から得られるものを、部活動のメリットと感じている保護者が多いことが明らかとなった。

部活動のデメリット〜「勉強時間が減る」が最多だが「特にない」という保護者も4割弱に

保護者が感じている、子どもが中学校の部活動に所属していることのデメリットを聞いた。

「子どもの勉強時間が減る」と回答した保護者が41.5%と最も多かったものの、「特にない」と回答した保護者が次いで多く、36.9%だった。

勉強との両立面でデメリットを感じている保護者がいる一方、部活動に対して前向きな印象を持っている保護者も少なくないことが明らかとなった。

中学校の部活動の活動日数の実態と、理想の活動日数について保護者に聞いた。

実態については、「週4回程度」が最も多く29.5%、次いで「週3回程度」が22.1%、「週5回程度」が21.7%だった。適切だと思う活動日数については、「週4回程度」が最も多く31.3%、次いで「週3回程度」が30.9%、「週5回程度」が19.8%だった。

2019年に行った調査では、部活動の活動日数は「週5回程度」が29.3%と最も多かったが、今回の調査では「週4回程度」が最も多い結果となった。

また、中学生の保護者のみの回答と、高校生の保護者のみの回答を比較すると、中学生の保護者は「週4回程度」が最も多い一方、高校生の保護者が回答した、子どもが中学生の頃の活動日数は「週4回程度」と「週5回程度」が同割合だった。

長時間練習の是正、教員の働き方改革、新型コロナウイルスの感染拡大等を背景に、部活動の活動日数が減っているのではないかと考えられる。

保護者の65%、部活動が勉強に「良い影響を与えている」 

中学校の部活動が、勉強に良い影響を与えている・与えていたと感じるかを聞いたところ、「とても感じる」が15.7%、「どちらかといえば感じる」が49.3%となり、約3分の2の保護者が「中学校の部活動が子どもの勉強にプラスだ」と感じていることが明らかとなった。

保護者の8割が「子どもが部活動と勉強の両立ができている」と評価

保護者に、子どもが中学生の部活動と勉強を両立できている・両立できていたと感じるかを聞いたところ、22.6%が「とても感じる」、55.3%が「どちらかといえば感じる」と回答した。

約8割の保護者が、子どもが中学校の部活動と勉強を両立できていると感じており、子どもの頑張りを評価していることがわかった。

学校の部活動について、感じている(感じていた)ことや、部活動と勉強を両立するための工夫について自由回答形式で聞いたところ、以下のような回答が得られた。

・身体を動かすのが好きなので、楽しそうです。今まで月謝を払ってスポーツ教室に通っていたので、中学はタダで週4日もスポーツができる!と喜んでいます。部活も勉強も好きですし、小学生の時から習い事と勉強と睡眠のバランスはとれていたので、そのリズムが続いています。(中1保護者)
・人間関係に恵まれたのか、小学校より楽しそう。だれないように、1週間の行動予定表をつくった。(中1保護者)
・メリハリのある生活や人間関係を学んでほしいと考え、部活入部をすすめた。部活内容などの話を良く聞くようにし、勉強との両立のアドバイスや人間関係の悩みについてサポートするようにしている。(中1保護者)
・大会や練習試合などの週末の予定が直前にならないと決まらないため、スケジュールの調整と確認が大変。効率的な時間の使い方を本人に意識させるのがとても重要と考えるが、なかなか本人に伝わらないのが現状。(中2保護者)
・ボランティア部に所属しているが、学校や地域の役に立って良い活動だと思う。(中2保護者)
・昔に比べ、練習量などが大幅に減っていると感じた。部活と勉強を両立して楽しく過ごしている。(中2保護者)
・好きなことに打ち込める時間は貴重だと思う。今しかできない事に取り組んでおり、立派だと思う。(中2保護者)
・上下関係などのコミュニケーションを学ぶ部活への参加はいい機会だと思います。社会では必要であり体験するべきだと思います。 (中2保護者)
・コロナ禍で朝練が2年間なかったが、復活したことの負担が大きい。朝練は一日おきくらいで良いと感じる。(中3保護者)
・外部のサッカークラブに通うため、活動日の少ない茶道部を選択しました。茶道はもちろん初めての体験でしたが、抹茶や和菓子が好きになり、新しいことへチャレンジするよい経験になりました。(中3保護者)
・昨年まではコロナ禍で、部活動が休みになったり、制限が多く、ギリギリまでコンクールや演奏会がどうなるかわからず、無観客で行われたりしたが、今年はようやく練習やコンクールにむけての練習や後輩に指導したり、学生らしい部活動を送れて勉強にも良い影響を受けていると思う。(中3保護者)
・時間の管理ができたと思う。週末の部活がある場合は、学校や塾の宿題をいつまでに終わらせるか、試合の時の起床時間と帰宅後のスケジュールなど、自分で管理をするようになった。(中3保護者)
・活動日の少ない部活なので勉強に支障はないが、学生時代の思い出として残るものは少ないのではないかと思うともったいない。時間があるからといって、その分勉強に向かうかといえばそうでもないので、親としては物足りない。(高1保護者)
・思春期で親子のコミュニケーションがとりにくい時期に、顧問や先輩、チームメイトから良い刺激をたくさん受けたと思います。(高1保護者)
・部内で勉強したりテスト点数を共有したりして刺激しあい、部全体でレベルアップしたのでとても良かった。(高2保護者)
・英語部はネイティブな発音を学べるので勉強にもなるし、本人も好きなので楽しみながら活動できて、とても良いと感じている。(高2保護者)
・成績が振るわなかった時は、顧問から勉強する時間を設けてくれて、部活と学業を両立できる環境を整えてくれた。(高3保護者)
・コロナの感染対策等で、部活中の姿や大会も見に行くことができなかったが、本人の話から、目標を持って頑張っていることが伝わってきたので入部してよかったと思っている。勉強との両立は、本人が考えて行っていたので、見守っていた。(高3保護者)
・部活と勉強で忙しいときの方が計画的に物事をすすめられていました。時間に縛りがある方が勉強しやすいようでした。(高3保護者)

<調査概要>
調査対象:中学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年7月7日(木)~7月14日(木)
回答者数:236名

出典元:増進会ホールディングス(Z会グループ)

構成/こじへい


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