「iPhone 14」シリーズにともなって、iOSはiOS 16へと進化しました。従来のiOS 15を利用しているユーザーはいつまで使えるのか? 探ってみました。
「iPhone 14」「iPhone 14 Plus」
アップルはiOS 16の正規版を日本時間2022年9月13日にリリース
ロック画面を大幅に強化したiOS 16は、2022年6月に発表され、ベータ版(デベロッパー向けの試用版)を7月から配信。正規版は日本時間2022年9月13日にリリースされました。
iOS 16に対応したiPhoneは、23モデル。「iPhone 7/7 Plus」以前に販売されたモデルはサポート対象外になりました。
「iPhone 7 Plus」「iPhone 7」
iOS 15はいつまで使える? 過去のセキュリティアップデートを参考に予測
旧型となったiOS 15ですが、こちらの正規版は日本時間2021年9月21日にリリースされています。その後マイナーアップデートを繰り返しつつ進化。最終版になるかもしれない、iOS 15.7のセキュリティアップデートが行われました。
【参考】iOS 15 および iPadOS 15 のセキュリティコンテンツについて
2022年9月中旬での最新版iOS、iOS 15.7は日本時間2022年9月13日にリリース
そのiOS 15.7ですが、日本時間2022年9月13日にリリースされています。
iOS 15.7はiOS 15のセキュリティアップデートはこちらが最終版となるのでしょうか? iOS 14の最終版を元に推測してみましょう。
【参考】iOS 15.7 および iPadOS 15.7 のセキュリティコンテンツについて
iOS 14の最終バージョンのiOS 14.8.1は日本時間2021年10月27日にリリース
iOS 14は日本時間2020年9月17日にリリースされ、iOS 14.8は日本時間2021年9月14日にリリーズ、最終版となるマイナーアップデート版のiOS 14.8.1は日本時間2021年10月27日にリリースされています。
これから考えると、iOS 15.7にマイナートラブルがなければ、iOS 15.7がiOS 15の最終版となり、もしマイナートラブルがあれば、1か月程度をめどにiOS 15.7.1がリリースされるかもしれません。
【参考】iOS 14.8.1 および iPadOS 14.8.1 のセキュリティコンテンツについて
iOS 15はいつまで使える?
すでに後継となるiOS 16の正規版がリリースされたことで、iOS 15はiPhoneの最新iOSという役割を終えました。とはいえ、2〜3年程度であればiOS 15でも現役に近い形で利用できるかと思われます。ただし、アプリの対応iOSがiOS 16、17、18……と移行していく中で、徐々に使えるアプリが減少するでしょう。そして何より、セキュリティ面でのリスクを背負うことになるかもしれません。
iPhone 7/7 Plus以前のiPhoneの場合は選択の余地がありませんが、iOS 16の対応端末となるiPhoneユーザーは、そろそろiOS 16にアップデートする準備を始めてもよいかと思われます。
※データは2022年9月中旬時点での編集部調べ。
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文/中馬幹弘