買取業者への売却が向いている車とは?
買取価格が高くなりやすい車は、残価設定ローンで決まった金額で引き取ってもらうよりも、買取業者へ売却した方が高い値段になることがあります。具体的にどのような車が買取業者への売却に向いているかを紹介します。
中古市場でも人気の車種
中古市場で人気の車種は買取価格が高くなり、残価を上回る可能性があります。具体的に3車種を紹介します。
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高級ミニバン
新車価格が高価なため、中古車を求める人が少なくありません。また、ファミリーカーとして人気が高く、需要も安定しています。
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ハイブリッドカー
維持費を気にする人に燃費がよくガソリン代を節約できるハイブリッドカーが人気です。同じ車種でもガソリン車とハイブリッド車では、買取価格に差が出ることもあります。
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SUV
近年のアウトドアブームと共に、SUVの人気も高まっています。悪路での走行性に優れるSUVにはコアなファンが多いのも、中古市場価格が下がりにくい要因の一つです。
万人受けする定番カラー
中古車市場で人気の車種の中でも、白や黒といった定番カラーの車だと買取価格が高くなる傾向があります。逆に、赤・青・黄色といった派手な原色の車は人気がなく、査定でも車の色がマイナス評価されて買取価格が安くなりやすいです。
そのため、定番カラーの人気車種の購入を検討している場合は、残価設定ローンではなく、一般的なローンを利用した方がトータルの金額として得になる可能性があります。反対に原色の車を購入するなら、買取価格が保証されている残価設定ローンの方が向いているでしょう。
残価設定ローンに向いている人・向いていない人
残価設定ローンはその性質上、利用に適している人と適していない人に分かれます。残価設定ローンに向いている人と向いていない人の特徴を解説します。
残価設定ローンに向いているのはこんな人
残価設定ローンの残価が保証されるためには、事故を起こさない・走行距離が決まった数値以下などの条件を満たす必要があります。したがって、車の運転に自信のある人(事故を起こす可能性が低いと自信がある人)や走行距離が少ない人には残価設定ローンが向いています。
また、マイカーローンを利用するためには、ディーラーと金融機関の両方での手続きが必要ですが、残価設定ローンであれば、ディーラー1カ所で手続きが可能です。ローンの手続きが面倒な人も、残価設定ローンが向いています。
こんな人は残価設定ローンに向いていない
車に乗る機会が多くなれば、それだけ事故を起こす可能性が増し、走行距離が一定の数値を超えると残価保証の対象外になります。したがって、車の使用頻度が高く走行距離が長くなる人は残価設定ローンよりもマイカーローンの方が向いています。
また、残価設定ローンではエアロパーツを付けるなど、車の改造が認められていないので、自分好みにカスタマイズしたい人にも向いていません。純正パーツの取り付けなら改造にならない場合もあるので、どの範囲からが改造になるのかは、契約時に忘れずに確認しましょう。
構成/編集部