新型「iPhone 14」シリーズに期待された機能のひとつに〝指紋認証〟があります。しかし、2022年9月8日に発表されたiPhone 14シリーズに指紋認証は搭載されませんでした。
指紋認証は2021年9月に登場した「iPhone 13」シリーズへの搭載も期待されていましたが、実装されませんでした。果たして今後、新しいiPhoneには指紋認証が採用されないのでしょうか?
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最初に指紋認証機能「Touch ID」を搭載したiPhoneは「iPhone 5s」
iPhoneで最初に指紋認証が使えるようになったのは、2013年9月に発表された、「iPhone 5s」でした。
「iPhone 5s」
指紋でロック解除ができ、さらにセキュリティ機能、Apple IDを使ったコンテンツ決済に対応した指紋認証機能「Touch ID」は、ユーザーの高い支持を集めました。同時発表の「iPhone 5c」には残念ながら搭載されませんでしたが、以後のiPhoneのホームボタンには、指紋認証機能「Touch ID」を搭載するのがスタンダードになったのです。
「iPhone 5c」
最初に顔認証機能「Face ID」を搭載したiPhoneは「iPhone X」
〝iPhoneの顔〟とも言えた丸くて大きなホームボタン。これをなくした最初のiPhoneは、2017年9月に登場した「iPhone X」でした。
「iPhone X」
「iPhone X」は次世代型のiPhoneとして数々の新機能を採用しました。有機ELの画面周囲にあるベゼルを細くし、スッキリしたデザインを採用。そして、画面上部に〝ノッチ〟と呼ばれる切り欠きを持たせ、そこにTrueDepthカメラを使って、ロック解除、認証、支払いができる「Face ID」を搭載しました。
ユーザーが自分の顔を登録すると、画面を見るだけでロック解除などができる顔認証機能「Face ID」は、以降のiPhoneのスタンダードな仕様となり、ホームボタンがないiPhoneが当たり前になっていきました。
現行のiPhoneで指紋認証機能「Touch ID」を搭載するのは「iPhone SE(第3世代)」
「iPhone 8/8 Plus」以来途絶えていた、指紋認証機能「Touch ID」搭載のiPhoneですが、2020年4月に登場した「iPhone SE(第2世代)」で復活しました。
「iPhone SE(第2世代)」
そして、コロナ禍で世界的にマスクが常用されるようになり、マスクを外さずロック解除などが可能な指紋認証機能「Touch ID」の利便性が見直され、2022年3月に登場した現行の「iPhone SE(第3世代)」にも搭載。引き続き人気を博すことになりました。
「iPhone SE(第3世代)」