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そろそろ買いどき?話題の折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip4」「Galaxy Z Fold4」の高い完成度

2022.09.17

スマートフォンといえば、前面にフラット、もしくは左右が湾曲したディスプレイを搭載した形状が一般的。洗練されてきたといえばその通りですが、各製品の個性が少なくなってきているという見方もできます。

そんな市場に待ったをかけるのがサムスンです。世界的に人気のスマートフォンシリーズ「Galaxy」では、数年前より、ディスプレイを折り畳み、コンパクトに持ち運べる「Galaxy Z」シリーズを展開しており、年々使い勝手が向上しています。

Galaxy Zシリーズの2022年モデルとして登場したのが、縦折り型の「Galaxy Z Flip4」と、横折り型の「Galaxy Z Fold4」。9月8日には、それぞれ日本市場での展開も発表されています。取り扱いキャリア、発売日は以下の通りです。

・Galaxy Z Flip4
NTTドコモ:9月29日発売、9月8日事前予約開始日、価格未定(執筆時点)
KDDI(au):9月29日発売、9月8日事前予約開始日、価格未定(執筆時点)
楽天モバイル:9月29日発売、9月8日事前予約開始日、13万9800円

・Galaxy Z Fold4
NTTドコモ:9月29日発売、9月8日事前予約開始日、価格未定(執筆時点)
KDDI(au):9月29日発売、9月8日事前予約開始日、価格未定(執筆時点)

両モデルともに、前作同様ドコモとauにて取り扱いを予定。また、楽天モバイルとしては初の折り畳みスマートフォンとしてGalaxy Z Flip4を取り扱うことになります。

本記事では、メディア向けに開催されたタッチ&トライにて試した、端末の使用感、進化ポイントを写真とともに紹介していきます。名前の通り4世代目となり、折り畳みスマートフォンとしての使い勝手、安定感が増してきているので、ぜひチェックしてみてください。

実はコスパ最強!? コンパクトに持ち運べる縦折りスマートフォン「Galaxy Z Flip4」

縦折りスマートフォン「Galaxy Z Flip4」は、開いた際のディスプレイサイズが約6.7インチ。折りたたんだ際には、カメラユニット脇に配置された1.9インチの「カバーディスプレイ」より、通知の確認やカメラアプリの起動といった操作が行えます。形状としては、フィーチャーフォンに近いデザインとなっているので、懐かしく思う人も多いのではないでしょうか。

縦折りスマートフォンは、やはりコンパクトに持ち運べるのが最大の特徴。デザイン面では、前モデルからあまり変わったポイントこそありませんが、手のひらにすっぽり収まるサイズ感なので、ポケットに入れたり、小さめのカバンに入れて持ち運ぶのも快適です。

開いた状態を確認すると、比較的薄型かつ縦長のスマートフォンであることがわかります。折り目部分は注視すれば確認できますが、そこまで気になりませんでした。

ボタン類は、本体右側面の上部に集約されています。一般的なスマートフォンよりも、若干上のほうに配置されているので、慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。

Galaxy Z Flipシリーズや、Galaxy Z Foldシリーズの特徴として挙げられるのが、折りたたむ角度を自由に調節できる「フレックスモード」です。下図のように、90度に近い角度で折り曲げれば、スマートフォンスタンドを使わなくても、正面から画面が確認できるようになります。ビデオ通話や、写真撮影の際に便利な機能となっています。

前モデル「Galaxy Z Flip3 5G」からの進化ポイントで目立つのはバッテリー容量の拡大です。前モデルは、3300mAhと、フラッグシップモデルとしてはやや心もとなかったのに対し、Galaxy Z Flip4では400mAhアップの3700mAhを搭載。5000mAhの大容量バッテリーを搭載しているスマートフォンも多いため、これでも少ない印象もありますが、折り畳んで持ち運ぶという性質上、一般的なスマートフォンよりも電池の消耗が少なく済みます。

また、前モデルではディスプレイのリフレッシュレートが10Hz~120Hzだったのに対し、Galaxy Z Flip4では1Hzから120Hzに進化。こちらも、省電力性をアップさせている1つの要素です。

メモリ、ストレージは、8GB+128GBで、前モデルより据え置きとなっていますが、チップセットは最新の「Snapdragon 8+ Gen 1」を採用。春モデルの「Galaxy S22」シリーズに搭載された「Snapdragon 8 Gen 1」よりも高性能なプロセッサーとなっており、ハイエンドスマートフォンにふさわしい性能を有しています。

個人的に、Galaxy Z Flip4の“推しポイント”はこのチップセットと価格のバランス。ドコモ、auからの販売価格が未定であるため、正確に比較することはできませんが、楽天モバイル版のGalaxy Z Flip4が13万9800円であるのに対し、ドコモオンラインショップではGalaxy S22が12万7512円、Galaxy S22 Ultraが18万3744円。折り畳みというギミックを加味すると、かなりコスパに優れた製品といえます。

そのほかの仕様として、前モデルに引き続きIPX8の防水性能を搭載。おサイフケータイ機能や、指紋認証と顔認証、ワイヤレス充電にも対応しています。

カラーバリエーションはボラパープル、グラファイト、ピンクゴールドの3色(楽天モバイルはボラパープル、グラファイトの2色)。メインカラーのボラパープルは、前モデルでもグローバル展開されていましたが、日本では未発売のカラーであったため、Galaxy Z Flipらしさを楽しむという意味でもおすすめとなっています。

ソフトウエアのアップデートで使い勝手が向上する「Galaxy Z Fold4」

横折りスマートフォン「Galaxy Z Fold4」は、開いた状態でのディスプレイサイズが7.6インチ、外側に搭載されているカバーディスプレイが6.2インチとなっています。Galaxy Z Flip4と同様に、こちらもリフレッシュレートが1Hz~120Hzへと進化しました。

本モデルでも、フレックスモードに対応しており、メインディスプレイはSペンでの操作も可能。メインディスプレイのインカメラは、ディスプレイ下に埋め込まれているため、ぱっと見ではわからないデザイン。バッテリーは4400mAhとなっています。これらの特徴は、前モデルから据え置きとなります。

また、Galaxy Z Fold4ではヒンジ部分の改良を行い、前モデルから若干薄型化が図られているのですが、持った感触としてはほとんど変わりません。

ハードウエア面での進化ポイントとしては、広角カメラが12MPから50MPへと強化。また、光学ズームは3倍に対応し、最大30倍のデジタルズームも実現しています。今回は簡単なタッチ&トライであったため、実際の作例は、また別の機会に紹介したいと思います。

そのほか、IPX8の防水性能やおサイフケータイ機能、指紋認証と顔認証、ワイヤレス充電といった各ポイントにも対応。折り畳みスマートフォンながら、普段使いにおいても十分活躍できる性能となっています。

メモリは12GB、ストレージは256GBとなっており、こちらも前モデルから据え置きです。搭載CPUは、Galaxy Z Flip4と同様に、Snapdragon 8+ Gen 1となります。

このように、ハードウエアの進化点は、カメラやディスプレイといった要素が挙げられます。一方、特徴的なのがソフトウエア面の進化。Galaxy Z Fold4には、折り畳み端末やタブレットといった、大画面デバイス向けに開発された「Android 12L」がプリインストールされています。なお、出荷時にAndroid 12Lが搭載されているのは、本端末が世界初となっています。

Android 12Lでは、アプリ起動時にも下部にタスクバーが表示されており、PCのようにマルチタスクでの運用がより快適になるようカスタマイズされています。また、システムUIが改良されており、コントロールパネルなどが大画面向けのデザインになります。

各種アプリは順次対応となりますが、Gmailといったアプリでは、左側にメニューやスレッド、右側に閲覧ウィンドウが表示されるなど、1画面での情報量が増加。大画面を活かした表示ができるようになっています。

コスパに優れた縦折り型「Galaxy Z Flip4」と大画面の使い勝手が向上する「Galaxy Z Fold4」

「Galaxy Z Flip4」「Galaxy Z Fold4」は、いずれもハードウエア面での進化は目立たないものの、Galaxy Flip4ではコストパフォーマンス、Galaxy Z Fold4ではAndroid 12Lによる使い勝手の向上が特徴となっています。

折り畳み端末は、製品を開発するメーカーがまだまだ少ないこともあり、ギーク向け、マニア向けといったイメージが強いかもしれませんが、Galaxyの最新2モデルは、おサイフケータイ機能や防水、2種類の生体認証に対応していることもあり、いずれも普段使いにも問題ない完成度になっています。

Galaxy Z Fold4は、グローバル市場での販売価格が1799ドルとなっているため、今回も20万円越えの可能性がありますが、Galaxy Z Flip4は、13万9800円(楽天モバイル価格)と、近年のハイエンドスマートフォンとしては比較的安めの設定になっているのも魅力。折り畳みという特徴を差し引いて考えても、多くの人におすすめしたい製品となっています。

取材・文/佐藤文彦

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