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「NISA恒久化」のニュースは朗報ではない!?考えられる最悪のシナリオとは?

2022.09.14

NISA・つみたてNISAは投資非課税制度であり、投資をこれから始める人が税制上お得に投資をすることができます。この非課税運用期間はNISAで5年、つみたてNISAで20年となっていますが、最近金融庁が2023年度税制改正要望でNISA恒久化を盛り込んだことが話題となりました。

NISA恒久化は個人投資家全員にメリットがあり、Twitter・YouTuberなどで一部のインフルエンサーは「朗報!NISA恒久化」と発信しているものの、もしかしたら朗報と判断するのは早計かもしれません。

金融庁によるNISA恒久化に向けた税制改正要望とは?

現行NISA制度と改正要望内容の比較

NISA・つみたてNISAの両制度は、非課税運用期間が5年・20年、最大投資可能期間はNISAで2028年、つみたてNISAで2042年という時限的措置です。特に投資可能期間に制限があることから、2020年につみたてNISAを始めていれば最大23年間(920万円)投資をできますが、開始が2023年だと最大20年間(800万円)しか投資ができません。

つまり時限的措置であるがゆえ、制度利用が早かった人ほどメリットを享受できる仕組みになっていました。このような背景から、金融庁が「運用期間・投資可能期間の恒久化の要望」をし、ニュースになっていたわけです。

ただし今回のニュースはあくまで「金融庁がNISA恒久化を要望している」というだけにすぎず、決定事項ではありません。この要望案を国税を司る財務省が審議し、「税制改正大綱」に盛り込まれなければ恒久化されるとはいえないのです。

そして今回「金融庁がNISA恒久化の要望」ということでニュースになっていますが、実は毎年要望を出しているものの、財務省に却下され恒久化に至っていないのが現状です。この一連の流れを知っていると、「ニュースで話題となったものの、いつも通りまた却下されるのだろう…」と思ってしまいます。

NISA恒久化後の最悪のシナリオは?歴史的経緯から考える

今まで金融庁が恒久化を要望しても税制大綱には盛り込まれてきませんでした。

ただし、現在の岸田政権は「資産所得倍増計画」を掲げ、貯金から投資へという方針を掲げており、党内でも恒久化への賛同の声が上がっています。このため、恒久化への追い風が吹いているかもしれません。ただしNISA制度の背景、岸田首相の政策方針から考察すると、そもそもNISA恒久化後の流れが気がかりです。

NISA制度と投資税率の関係

現在、投資税率は約20%となっており、この税率をNISA制度なら回避できるためお得なわけです。ただし、2013年まではそもそも投資税率が10%となっていました。これは投資税制に対し軽減税率がとられていたためです。ただし2014年よりこの軽減税率優遇措置が終了し、税率UPのかわりに登場したのがNISA制度です。

また、現在の岸田政権はいまでこそ「資産所得倍増計画」と掲げているものの、当初は「所得倍増計画」として給与アップ・格差是正に取り組むと明言していました。そして格差是正の一環として、投資税率が「所得にかかわらず一律20.315%」であるため、富裕層優遇だとして「金融所得課税強化に取り組む」という姿勢を見せてきました。このような投資への増税方針は金融市場から警戒され、2021年9月から「岸田ショック」と揶揄される下落相場を引き起こしています。

「NISAが投資税率UPとセットだった」という歴史的経緯、「金融所得課税強化に積極的」という政策方針、この2点から考えられる最悪のシナリオは、「NISAを恒久化することを口実に投資税率UPする」というものです。もちろんこれはあくまで考察にすぎません。しかし投資税率が上昇するのであれば、もとから海外投資家からみて魅力的に映らない日本株の人気がさらに降下し、株価はあがりにくくなるでしょう。また、現状つみたてNISAで人気の投資信託がアメリカ・全世界株を投資対象とするファンドということもあり、NISA恒久化により貯金が投資に回されたとしても、その資金の流入先は海外株式であり、国内株式市場への恩恵は限定的です。

今回の「金融庁がNISA恒久化を要望」のニュースはあくまで決定事項でなく、12月の税制大綱に盛り込まれるのかを注視する必要があります。またNISA恒久化のその先のシナリオが見えていないことから、「朗報」と判断するのは早計でしょう。

文/ぽんちよ
投資系YouTuber。2019年10月からYouTubeチャンネル『投資家ぽんちよ』を開設し、投資や副業、セミリタイアに関わることを発信している。サラリーマンとして働きながら活動していたが、2022年3月にFIRE達成。YouTubeチャンネルはこちら

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構成/DIME編集部


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