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小学校高学年の2割が23時以降に就寝、急増する「夜更かしチルドレン」の実態

2022.09.13

「寝る子は育つ」という故事を持ち出すまでもなく、睡眠が子どもの発育に欠かせないものであることはよく知られている。しかし、テレビ・ネット・ゲームなど、誘惑の多い現代において、我が子の夜更かし癖に悩まされる保護者は少なくないのではないだろうか?

そこでパナソニックは、小学生の子どもを持つ20~40代の母親300名を対象に「子どもの夜更かし」に関する実態調査を実施。その結果にデータ分析を添えて発表した。

現代は母親たちの時代に比べて「夜更かしチルドレン」が多いことが判明

はじめに、小学生の母親たちに「子どもの就寝時間について感じること」を聞いたところ、「寝る時間が遅いと感じる」と回答した人が64%にのぼった。

子どもの学年別にみると、小学校低学年(1・2年生)の母親では53%、中学年(3・4年生)では62%、高学年(5・6年生)では77%という結果になっており、学年が上がるにつれて「寝る時間が遅いと感じる」母親が多くなる傾向にあることがわかる。また、子どもに対して「もっと早く寝てほしいと思う」と答えた母親も、全体の72%にのぼった。

それでは具体的に、子どもたちは何時頃に就寝しているのだろうか。「子どもが平日に寝る時間」を聞くと、低学年では「21時くらい」(31%)、中学年・高学年では「22時くらい」(中学年:27%、高学年:23%)がそれぞれ最多回答となった。

また、小学校高学年では、「22時半くらい」と答えた人も16%となり、合計すると「22時台」に就寝している割合が約4割(39%)にのぼることになる。さらに、「23時以降」に就寝している高学年も約5人に1人(22%)であることがわかった。
 
なお、子どもたちの就寝時間については、母親の63%が「自分が子どもだった頃よりも寝る時間が遅いことが多い」と回答している。そこで、母親たちが「子どもと同じ年齢だった頃に寝ていた時間」についても聞くと、低学年に加え、中学年・高学年の母親の最多回答も「21時」となった(低学年:41%、中学年:44%、高学年:36%)。

母親たちが小学校中学年・高学年だった頃と、現在の子どもたちを比較すると、就寝時間が実に1時間も遅くなっていることになる。今回の調査をふまえると、現代は、母親たちの時代よりも「夜更かしチルドレン」が多いと言えそうだ。

子どもが夜更かしをしてやっていること…「テレビ」「ネット動画」「ゲーム」がトップ3

それでは、子どもたちはどのようなことをしていて、就寝時間が遅くなっているのだろうか。「子どもが夜更かしをしているとき、何をしていることが多いですか?」と聞いたところ、「テレビの視聴」(44%)、「ネット動画の視聴」(32%)、「ゲーム」(29%)が上位となった。

また、子どもの平日の就寝時間が22時以降のグループ(n=121)においては、「ネット動画」(47%)、「ゲーム」(36%)の割合が特に高くなる傾向がみられている。

そこで、母親たちに「子どもの夜更かしに対する気持ち」を聞いてみると、「子どもの寝不足が心配になる」(59%)、「子どもの成長に影響が出ないか心配になる」(50%)、「子どもが翌日起きれるかが心配になる」(47%)などの回答が上位になった。母親の多くが、夜更かしによる子どもへの悪影響を心配している様子がうかがえる。

また、「子どもが寝ないことに対して、イライラしてしまう」(31%)、「翌日、子どもを起こすのに労力がかかることを想像して、憂鬱になってしまう」(20%)、「子どもを寝かせるのに労力がかかり、疲れを感じてしまう」(17%)など、子どもの夜更かしによって、ネガティブな気持ちになってしまう母親も少なくないようだ。

「睡眠前の環境づくりを普段からおこなっている」母親は4割未満

こうした中で重要になってくるのが、子どもに対して理想的な時間に就寝を促す「睡眠前の環境づくり」だ。しかし、今回の調査において、睡眠前の環境づくりを「普段からおこなっている」人は37%と4割未満にとどまった。すなわち、残り6割以上は、睡眠前の環境づくりができていないということになる。

また、子どもの平日の就寝時間が22時以降のグループ(n=121)では、睡眠前の環境づくりを「普段からおこなっている」人の割合がわずか19%であることもわかった。

なお、睡眠前の環境づくりができていない人たちの具体的な状況としては、「睡眠前の環境づくりをおこないたい気持ちはあるが、時間がない・面倒でできていない」(21%)、「睡眠前の環境づくりをおこないたい気持ちはあるが、やり方がわからず、できていない」(13%)、「睡眠前の環境づくりをおこなうという発想がなかった」(11%)という人が多いようだ。

<調査概要>
・調査内容:「子どもの夜更かし」に関する調査
・調査主体:パナソニック株式会社   
・対象エリア:全国
・調査手法:インターネット調査
・調査対象:小学生の子どもを持つ20~40代の母親(子どもの学年で均等割付)
・サンプルサイズ:300名(有効回答数) 
・調査期間:2022年7月6日~7日   
・実査委託先:楽天インサイト株式会社

出典元:パナソニック調べ

構成/こじへい

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