「経済圏」を意識してサービスを利用している人は、いったい、どれくらいいるのだろうか?
MMD研究所はこのほど、予備調査で18歳~69歳の男女25,000人、本調査で5つの経済圏のメイン利用者2,500人を対象に「2022年7月経済圏のサービス利用に関する調査」を実施し、その調査結果を発表した。
なお、5つの経済圏とは、ドコモ経済圏(n=500)、au経済圏(n=500)、PayPay経済圏(n=500)、楽天経済圏(n=500)、イオン経済圏(n=500)を示している。
経済圏を意識してサービスを利用していると回答した人は52.0%
18歳~69歳の男女25,000人を対象に、5つの経済圏のいずれかを意識しているか聞いたところ、いずれかの経済圏を「意識している」と回答した人が52.0%となり、2022年4月と比較すると「意識している」が3.5ポイント増えた結果となった。
最も意識している経済圏は前回に続き「楽天経済圏」がトップ、次いで「ドコモ経済圏」
5つの経済圏のいずれかを意識している13,007人を対象に、最も意識している経済圏を聞いたところ、「楽天経済圏」が46.8%と最も多く、次いで「ドコモ経済圏」が17.5%、「PayPay経済圏」が15.1%となった。2022年4月と比較すると、ドコモ経済圏、au経済圏、PayPay経済圏が増加している傾向にあることがわかった。
メイン利用の経済圏、総合満足度トップは「PayPay経済圏」
5つの経済圏のメイン利用者2,500人(n=各500)に、最も意識している経済圏の満足度をそれぞれ聞いたところ、総合満足度のトップは「PayPay経済圏」、次いで「イオン経済圏」、「楽天経済圏」となった。(満足度は「満足」と「やや満足」の合算割合)
経済圏を意識し始めるきっかけとなったサービス
5つの経済圏のメイン利用者2,500人(n=各500)に、最も意識している経済圏を意識し始めるきっかけとなったサービスを聞いたところ、「買い物する場所」が25.9%と最も多く、次いで「QR・バーコード決済」が20.2%、「クレジットカード」が18.9%となった。
これを経済圏別で見ると、ドコモ経済圏(n=500)とau経済圏(n=500)が「通信会社」、PayPay経済圏(n=500)は「QR・バーコード決済」、楽天経済圏(n=500)とイオン経済圏(n=500)は「買い物する場所」がそれぞれトップとなった。
メインで利用している経済圏を意識したいと考えた理由
5つの経済圏のメイン利用者2,500人(n=各500)に、最も意識している経済圏を意識していこうと考えた理由を聞いたところ、「ポイントが貯まる機会が多いから」が22.4%と最も多く、次いで「貯めたポイントを使いやすいから」が17.1%、「よく利用するサービスでポイントが貯まるから」が15.5%となった。
メイン利用している経済圏のポイントを貯めている場所
5つの経済圏のメイン利用者2,500人に、メイン利用している経済圏のポイントを貯めている場所について聞いたところ(複数回答可)、ドコモ経済圏(n=500)とau経済圏(n=500)は「通信料金」、PayPay経済圏(n=500)、楽天経済圏(n=500)、イオン経済圏(n=500)は「ECサイト・アプリ」となった。
次に、メイン利用している経済圏のポイントを使っている場所について聞いたところ(複数回答可)、5つの経済圏すべて「ECサイト・アプリ」がトップとなった。
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある。
<調査概要>
調査期間:2022年7月15日~7月20日
有効回答:<予備調査>25,000人<本調査>2,500人
調査方法:インターネット調査
調査対象:<予備調査>18歳~69歳の男女
<本調査>5つの経済圏のメイン利用者
※ドコモ経済圏(n=500)、au経済圏(n=500)、PayPay経済圏(n=500)、楽天経済圏(n=500)、
イオン経済圏(n=500)
設問数 :<予備調査>16問<本調査>13問
出典元:MMD研究所
構成/こじへい