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「毎回A4で印刷する必要ないよね?」ブラザーが自動でA5にカットできるプリンターを発表

2022.09.03

在宅勤務の普及により小型プリンターの売り上げが好調だ。ただ、自宅でプリントアウトし、紙の資料を捨てるなどの行為から、もったいないと感じるというユーザーからの意見もあるようだ。そこで、ブラザーが今までにない新たなインクジェットプリンターを発表した。発表会では特命応援隊長に就任したなかやまきんに君が登壇し、体を張って新製品の魅力をPRした。

プリンティングのオンリーワンを極める

新戦略について発表するブラザー販売株式会社 代表取締役社長 三島勉さん。

在宅勤務によって、今まで以上に自宅でプリンターを使用する機会が増えた人が多いそうだ。ブラザーの調べによると、ユーザーがプリンターに感じていることは、「もっと早く印刷したい」や、自宅でプリントアウトすることが増えて「紙がもったいない」、さらにプリンター本体を長く大切に使いたいと考えている人が多いということがわかった。確かにペーパーレスと言われながら、まだまだ紙でのやりとりは多い。そこで、より早く、便利に、エコにと進化したインクジェットプリンターが発表された。

「A5サイズの提案です。また、新技術で業務効率もアップしています。お客様と製品のライフサイクルと寄り添い、次の進化へとつなげることを目指していきます。」(ブラザー販売株式会社 代表取締役社長 三島勉さん。)

2021年に発表したビジョン「At your side 2030」に基づいて、プリンティングのオンリーワンを極めるべく開発を続けているブラザーの新製品は、プリントアウトする用紙がA4である必要があるのかどうか、改めて考える機会になりそうだ。

A4用紙をA5サイズに自動カットして印刷

A5サイズの快適さを話すブラザー販売株式会社 取締役 兼広友里恵さん。

そもそもプリントするとき、すべての場合でA4サイズが必要なのだろうか。ブラザーの調べによると印刷物の92%がA4で印刷されている。その部分に着目し、チャンスがあると考えたという。

「免許証や保険証など、おうちで印刷することがあると思いますが、こういう場合、A4サイズだと無駄が多くなります。ちょうどいいサイズはA5です」と、ブラザーの兼広友里恵さんは話す。

A5サイズで印刷すると、A4に比べ印刷面積が半分になるほか、インクも節約できる。しかも、A4サイズの用紙をセットしておくだけで、用紙の変更をすることなくA4にもA5にも印刷できる。ほかにも、子どものお絵かき用などの遊びのシーンや勉強教材、また仕事でPCの周りに印刷した資料を広げるときもデスク周りがすっきりするとのこと。

「サイズが小さくなると、暮らしが大きく変わります。私は、いつもA5サイズで印刷しています。持ち歩くノートもA5サイズ。バッグにも入れやすく快適です」と、兼広さん。

自動カッティングプリンター CUTFIT DCP-J1800N オープン価格(市場想定価格:27500円 消費税込み)※2022年11月上旬発売。

印刷物のサイズが小さくなることで使えるスペースが広くなり、資料をPCの手前で確認しながら、オンラインミーティングに参加するときなども快適だ。もともとブラザーにはパーソナルファックスなどで、オートカッターの技術があったことから、この機能をプリンターに搭載し、A4サイズを自動で半分にカットすることで、手間とコストを省くことに成功している。

印刷速度約1.5倍、耐久性約2倍に向上した新モデルも登場

MFC-J7500CDW オープン価格(市場想定価格:82500円 消費税込み)※2022年11月上旬発売。

新モデル「MFC-J7500CDW 」は、従来機種と比較し、印刷速度が約1.5倍、本体の耐久性が約2倍に向上した、次世代のインクジェットプリンティング技術「マキシドライブ」を搭載したモデルも登場した。マキシドライブは、従来の機種よりも吐出可能な液滴サイズを大きくすることで、高画質を維持しながら印刷速度を向上させている。

さらに、長期使用によるプリントチップの駆動劣化を最小限に抑え、耐久性もアップしている。1分あたりモノクロ・カラーともに約30枚印刷でき、従来機種では約15万ページだった本体の耐久性は、本器で約30万ページに増えた。大量印刷することが多いビジネスシーンでも長く使える。

自動カットと高速印刷の快適さを特命応援隊長がPR

特命応援隊長のなかやまきんに君が新機種の魅力をPR。

新型プリンターの発表会のスペシャルゲストとして登場したのは、8月28日に開催された日本マスターズボディビル選手権大会の男子ボディビル40歳以上級で6位に入賞したなかやまきんに君だ。所属していたプロダクションから独立し、事務仕事も自身で行っているためプリンターも使用しているという。

「仕事のスケジュールや筋トレメニュー、台本もプリントアウトしています。台本の自分のセリフ部分は『パワー』と『やあ』のみなんですけど。あっ!たまに自由にという場合もあります。でも、『パワー』と『やあ』しか出てきませんけど」と、笑いを誘った。

いつもA4サイズでプリントアウトし、A5サイズにするときは筋肉カット(自分の手で破ること)をしていたが、用紙の入れ替えなしに自動でカットされることに感動していた。このサイズだと、手帳にそのまま挟めるのでいいと、スケジュールをプリントアウトし、満足そうな表情を浮かべていた。

バーピージャンプで速さの競争も。

印刷スピードがアップし、1分間に30枚印刷できるとのことで、なかやまきんに君とのスピード競争も行われた。プリンターに対戦するのは、バーピージャンプ。微妙にプリンターのスタートが早かったが、圧倒的なスピードで、プリンターの勝利。「審議ですよね」といいながら、性能の高さをアピールした。

筆者は、A4で印刷することが当たり前と感じていたし、縮小されると文字が小さくて読みづらいこともあり、困る人も増えるのではないかとオートカッターの必要性を感じていなかったが、しかし、確かにA4に印刷する必要のないものが、思った以上にあることに改めて気づかされた。サイズ変更のたびに、用紙の設定が必要であれば面倒だと感じるが、そのまま自動でカットできるなら、手間なくエコになる。今後、「A4プリントアウト」が当たり前ではなくなる日がくるかもしれない。

・ブラザー販売
https://www.brother.co.jp/

取材・文/林ゆり

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