秋の行楽シーズンが近づいてきた。9月の連休に旅行を計画している人も多いのではないだろうか。今、サービスエリアはますます便利に進化し、楽しさを増している。そこで、今回は進化し続ける魅力的な3つのサービスエリアを紹介しよう。
1. 旅を演出するドラマチックエリアにリニューアル ~東北自動車道 佐野サービスエリア 下り線~
上下線が隣接し、施設内を徒歩で行き来が可能な利点をいかして、佐野サービスエリアを一つの大きな“Park(パーク)”に見立てた憩いの空間を提供している。
光を照らすガラス張りにより、広々とした空間で開放感を感じるスペースに生まれ変わった「フードコート」では、人気の「佐野らーめん」に加え、地元「みかも山」をイメージした「みかも山丼」「山カレー」、佐野らーめんをアレンジした「佐野らーめんナポリタン」、佐野市の郷土料理でうどん生地を耳の形にした「耳うどん」なども楽しめる。
2. 霞ヶ浦の外来種「アメリカナマズ」のご当地ラーメン登場~常磐自動車道 友部サービスエリア 上り線~
友部サービスエリア(上り線)では、「常陸の海」をテーマとして、「武家屋敷」と「蔵」をイメージし、豊かな常陸の恵みと出会える、にぎわいのある空間を演出している。
NEXCO東日本管内のメニューコンテストでグランプリを受賞したメニューが味わえる「珠玉の蔵」や友部サービスエリア(上り線)限定商品が購入できる「おみやげの蔵」など、茨城県を楽しめるサービスエリアだ。
地元の名産「わかさぎ」の天敵である外来種「アメリカナマズ」を駆除から有効活用するため、アメリカナマズを活用した新しいラーメン「ひげふく塩ラーメン」を開発し提供している。
3. アバターで有人遠隔接客サービスを実証実験するサービスエリア ~常磐自動車道 守谷サービスエリア 下り線~
守谷サービスエリア(下り線)では、〝憩いの森〟をコンセプトとし、やさしさを感じる曲線を用いた建物や、木のぬくもりを感じるデザインにより、利用者にやすらぎを感じてもらえる空間を演出している。
新たな技術で地域の活性化を図るアクセラレータープログラム「ドラぷらイノベーションラボ」において、最新のアバター技術を活用し、完全非接触による接客を6月14日(火)から6月27日(月)の14日間実施した。
今回の実証実験は、新型コロナウイルス対策として、対面で実施していたコンシェルジェの窓口業務を非接触で行うことで、新しい生活様式への対応を図るとともに、コンシュルジェの新たな働き方を検討することを目的に実施されたものだ。
利用者がボタンを押すと、別室に待機しているコンシェルジェがアバターを通して、サービスエリアのおすすめメニュー、目的地までのルート、道路混雑状況など、様々な問い合わせに遠隔で対応。
実際に窓口を担当しているコンシェルジェが対応しており、利用者にリアルタイムで情報を提供し好評を得ていた。
関連情報:https://www.e-nexco.co.jp/
構成/Ara