単に色をのせるだけでなく、繊細なタッチが求められる〝大人向け塗り絵〟が人気です。
そんな時に使いやすい色鉛筆は子どもだけではなく、大人にも満足いく画材としてもっと評価されていいはず。
幼少期から使っているため、あまり気に掛けることが少ない色鉛筆ですが、実は、用途にあった様々なタイプがあります。自分に合った1本が見つかれば、描くことがもっと楽しくなること間違いなしです。
〝水彩色鉛筆〟と〝油性色鉛筆〟の違い
色鉛筆は〝水彩色鉛筆〟と〝油性色鉛筆〟に大きく分けることができるのをご存じでしょうか。
〝水彩色鉛筆〟は、水に溶けるため、描いたあとに濡らした筆でなぞることで、水彩絵具のような表現が可能です。
一方、〝油性色鉛筆〟は、油を多く含んでいるので水に溶けず弾く特性を持っています。
【参考】マルマン 水彩色鉛筆は使い方次第でいろいろな表現ができる!種類や技法を紹介
ロールケースで手軽に持ち運べる。おすすめ油性色鉛筆①
トンボ鉛筆「ロールケース入色鉛筆 24色NQ /36色NQ」24色 2200円/36色 3080円
コンパクトで軽い布製のロールケース入り、24色/36色セットの色鉛筆です。ロールケースを使うことで、缶などに収納するよりも軽く、持ち運びやすく便利。風景のデッサンのために持ち歩きたい、外出先で使いたい人におすすめです。
ロールケース上部を折り返して収納することで、鉛筆の先端部分を保護します。また、鉛筆が約6本分入る予備ポケット、消しゴムなどの小物をはさめるゴムバンド付きで収納力も抜群です。
さらに、色鉛筆の芯は、鮮やかに発色し、なめらかなタッチで紙への定着性に優れています。
コロリアージュ(大人の塗り絵)にぴったりな色鉛筆。おすすめ油性色鉛筆②
三菱鉛筆「色鉛筆 No.888 <36色セット>」3696円
同系色の色をわかりやすく段階的に揃えています。これにより、グラデーション状に色を塗り分ける時、綺麗に仕上がりやすいです。
また、繊細な描画を塗り分けるコロリアージュ(大人の塗り絵)では、動植物が題材になりやすいのが特徴。そのため青、緑、茶などの自然色のラインアップが充実しています。
華やかでみずみずしい、ぼかして違う色を表現することも。おすすめ油性色鉛筆③
マルマン「LYRA リラ ポリカラー メタルボックス 72色アソートセット」2万3760円
耐光性に優れた顔料を含んだ〝ポリカラー〟の油性色鉛筆。華やかでみずみずしいような色なだけでなはく、ぼかすことで陰影をつけたり抑えた色を表現できます。
【参考】LYRA リラ ポリカラー メタルボックス 72色アソートセット
自然界を再現する、何と全100種類の色が自慢!おすすめ油性色鉛筆④
トンボ鉛筆「色辞典」3960円
〝カワカミ色〟〝桜貝〟〝たんぽぽ〟など、自然界を再現した全100種類の色です。眺めているだけで楽しめる「色辞典」は、好きな色も見つかるでしょう。
10色ごと、トーン別に分けられた可愛らしいブック型パッケージも魅力的です。
【参考】トンボ鉛筆「色辞典」
水彩絵具のような表現をするなら筆付きの〝水彩色鉛筆〟のセットが便利
描いたあとに、水でにじませることで水彩絵具のような表現ができる水彩色鉛筆。筆付きセットならより手軽に表現できるでしょう。
初心者向けから、本格的に描く人におすすめのセットまであるのでご紹介します。
〝みず筆〟を使って手軽に水彩表現。おすすめ水彩色鉛筆セット①
ぺんてる「ヴィスタージュ 水彩スティック」1650円
色鉛筆で絵などを描いたあと、付属の〝みず筆〟を使えば、水彩表現やぼかし表現が手軽に可能。水彩スティックをみず筆でこすって色を浸透させることで、みず筆を固形水彩絵具のように使うこともできます。
また、部屋に飾りたくなるようなデザインのケースも魅力です。
イラストや塗り絵初心者にぴったり。おすすめ水彩色鉛筆セット②
三菱鉛筆「ぬり絵用コンパクトセット」1232円
12色の色鉛筆は、通常よりも半分の長さで、初心者でも使いやすいサイズ感。付属品の鉛筆キャップを使用して、持ちやすい好みの長さに調整することも可能です。
また、水筆ペンとポケットシャープナーも付属しながら1232円とリーズナブルな価格です。
色鉛筆に加えてデッサン用鉛筆、サンドペーパーが充実。おすすめ水彩色鉛筆セット③
マルマン「レンブラント・アクアレル ウッドボックス 」6万2700円
水彩色鉛筆「アクアレルアソート」96色に加えて、デッサン用鉛筆「ファインアートペンシル」4本、デザインナイフ、サンドペーパーブロック、鉛筆削り、消しゴム、筆2本の充実したセット。
本格的なイラストを描く人だけではなく、高級感のあるケースはプレゼントにもおすすめです。
※データは2022年8月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
文/山田ナナ