このページの根底にあるのは、単純にタイトルどおり、その疑問を解決したいだけ!そんなサウナ的好奇心を満たすべく、生卵は今、サウナ室のベンチにそっと置かれた……。
*特別な許可を得て、撮影および実験を行なっています。
ゆで卵を作るならやっぱり120℃超えサウナ
サウナでゆで卵はできるはず!
そう信じてはいるものの、それは熱いサウナでなければ不可能!
となれば、実験を行なうサウナは日本一熱いサウナといわれる『サウナ錦糸町』か、その別ブランドの会員制サウナ「120℃ 浅草橋NETU」以外にありえない!
……ありがとうございます!「120℃ 浅草橋NETU」にご協力いただけました。
しかし「絶対に真似だけはしないように!」。
電子レンジで卵を加熱すると爆発するように、サウナ室で卵大爆発事故が起こるかもしれない、本当に。
かくして「120℃ 浅草橋NETU」のキャッチフレーズ〝ただ、ひたすらに熱と向き合う〟が如く、卵も熱とひたすらに向き合うのだった。
人がサウナに入っていられる時間は長くても20分ほどだろう。1時間もサウナ室にいれば、人間も発汗や血液循環で、必死に体温を下げようとするが、サウナ室の壁のようにいつかはアチアチになる。亀の歩みの如く時間はかかるが、卵にもいつかは確実にサウナの100℃超えの熱は伝わる。そして卵深奥までそれが伝わった時、ゆで卵はできる!
【場所】浅草橋NETU 120℃サウナ
その施設名どおり、サウナ室の温度は常に120℃を超えている、灼熱の浅草橋の会員サウナ。そのサウナ室の2段目ベンチ座面のサウナストーブのすぐ前という、尋常ならざる熱さの場所に生卵を置かせていただいた。卵を入れる容器は、よく見かける透明のポリエチレン製じゃ間違いなく溶けるだろうと、用意周到に紙製を用意いたしました。
こりゃアチー!
【計測間隔】10分ごとに計測(完成に近づいたら5分間隔)
熱伝導率の低い空気での加熱のため、おそらく最初はなかなか熱が伝わらないだろうが、一度温まりだせば、加速度的に温まりだすはず。そんな素人考えで、当初は10分ごとにひとつずつ卵を割ってゆで具合を確認。固まりだしたならば、5分ごとに卵をひとつずつ割って確認する方法に。
温度計は座面なのに120℃いってます
【実験時間】100分
ゆで卵になるまでいったいどのくらいの時間がかかるのか? 1時間か2時間か、ヘタすりゃ24時間かも? と皆目見当すらつかないが、無期限で実験してもきりがない。制限時間を100分に設定いたしました。もし時間内にゆで卵にならなければ「実験失敗!」と潔く認める所存です。
実験者・カーツもともにゆで卵に!?
韓国には「サウナでゆで卵」の文化が存在する!
けしからん! とお思いの方もいるかもしれないが、サウナでゆで卵を食べる国がある。それは韓国! 韓国式サウナ「チムジルバン」は50~90℃の低温サウナ。専用のガウンを着て、卵を食べるのが通例となっている。コロナ禍に大人気となった『愛の不時着』にも、サウナでゆで卵を仲間と頬張るシーンがあるぞ!
『愛の不時着』。Netflixオリジナルシリーズ独占配信中