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「デスクトップ仮想化」によってセキュリティ向上やコスト削減が期待できる理由

2022.09.12

デスクトップ仮想化は、セキュリティーの向上やコスト削減を実現します。場所を選ばず作業が可能になるため、テレワークの促進にも役立つでしょう。デスクトップ仮想化のメリットやデメリット、他にシン・クライアントを実現する手段を解説します。

デスクトップ仮想化とは?

デスクトップ仮想化(VDI)とは、OSやアプリケーションといった環境をサーバーに集約し、サーバーに構築されている仮想環境(仮想デスクトップ)を別の端末に呼び出して実行する方法です。

デスクトップ仮想化の基礎知識や、アプリケーション仮想化との違いについて解説します。

デスクトップ仮想化とは?

デスクトップ仮想化の特徴は、サーバーに保存した仮想環境を呼び出す点にあります。サーバーにアクセスできる環境があればどの端末でも利用が可能です。

デスクトップを仮想化すれば、テレワーク環境が整備でき、働く場所を選ばない職場づくりに役立ちます。

社外からでもオフィスのパソコンと変わらない操作感で業務に取り組めるでしょう。出社が難しい従業員でも、自宅やサテライトオフィスでの勤務を実現できます。

アプリケーション仮想化との違い

デスクトップ仮想化とアプリケーション仮想化は混同されがちですが、『仮想化する範囲』に大きな違いがあります。

デスクトップ仮想化によって仮想化される範囲は、OSを含めたデスクトップ環境全体です。端末を動作させるためのプログラムからアプリケーションに至るまで、あらゆる仕組みがサーバー上で動作します。

アプリケーション仮想化は、端末にインストールされた個々のアプリケーションを仮想化するのが特徴です。

パソコンにアプリケーションのデータを直接保存せず、サーバーに保存されているデータを画面転送で呼び出したり、ストリーミング方式で端末にダウンロードして利用したりする方式を指します。

アプリケーションを仮想化すると、サーバーで集中的にアプリケーションの管理ができるようになります。端末ごとにアップデートをはじめとしたメンテナンスをする必要がありません。

デスクトップ仮想化のメリット

デスクトップパソコン

(出典) photo-ac.com

デスクトップを仮想化すると、企業の運営に当たってどのようなメリットを感じられるのでしょうか?導入の効果を知れば、テレワークの促進に活用されている理由が分かるはずです。

セキュリティーが向上する

デスクトップ仮想化によって、サーバーに構築したデスクトップ環境を画面転送で端末に呼び出して使用すれば、端末に直接データを保存する必要がなくなります。

社外で仕事をしなければならない場面でも、端末と一緒にデータを持ち出すリスクが大幅に減ります。重要な機密情報や個人情報を社外に持ち出す機会が減ることで、組織としてのセキュリティーレベルが向上するでしょう。

テレワークが抱えるセキュリティーリスクは、第三者による不正アクセスだけではありません。従業員が外部に機密情報や個人情報を持ち出した結果、流出させてしまう内部不正リスクにも対処する必要があります。

コスト削減につながる

デスクトップを仮想化すると、OSやソフトウエアのメンテナンス作業をサーバー上でまとめて実施できます。社内の端末に対して1台ずつインストールやアップデートを行う必要がなくなるため、メンテナンス作業の負担軽減につながるでしょう。

メンテナンス作業のカットは、システム担当者の時間的負担を削減することに直結します。運用コストのカットを期待できるでしょう。

また、サーバーから仮想環境を転送する画面転送用の端末は、データを保存したりアプリケーションを動作させたりする必要がありません。ハイスペックな製品を用意しなくても軽快な動作が期待でき、従業員用のクライアント端末の購入費用も抑えられます。

私用の端末を業務に使えるようになる

仮想デスクトップは画面転送が可能な端末を用意できれば、環境を問わずオフィスのパソコンと同じデータやアプリケーションを扱えます。

仮想デスクトップによる画面転送は、操作する端末のスペックに動作が依存しにくいため、『私用の端末を業務に利用する(BYOD)』という選択肢も取りやすいでしょう。

従業員の私用端末からサーバーの仮想環境にアクセスできるようにしておけば、新しく業務用のパソコンを支給する予算がない企業でも、テレワークに移行しやすくなります。

デスクトップ仮想化のデメリット

デスクトップパソコン

(出典) photo-ac.com

デスクトップ仮想化には多くのメリットがあるとはいえ、導入に当たっては注意点も押さえておく必要があります。運用の仕方によってはデメリットになり得るポイントを把握して、事前に対策を練っておきましょう。

サーバーへの負荷が大きい業務には向かない

VDIでデスクトップ環境を構築する場所は、画面転送用の端末(クライアント端末)ではなくサーバー上です。クライアント端末での操作性は、サーバーのスペックに依存します。

特に、3DCGやCAD・動画制作など、サーバーへの負荷が特に大きい業務を複数人が一斉にテレワーク環境で動かす場合は注意が必要です。サーバーのスペックが低いと処理が追いつかず、遅延が発生するといったトラブルが起きやすくなります。

また、転送する画面やデータの情報量が大きいと、高速なインターネット回線でなければ快適に動作しにくいという点も覚えておきましょう。従業員側のインターネット回線が低速だと、快適なテレワークが難しい可能性があります。

管理者の運用知識が必要不可欠

仮想デスクトップを快適に運用するためには、サーバーの設定やメンテナンスが非常に重要です。トラブルを起こさず安定的な稼働を継続するためには、管理者の豊富な運用知識が欠かせません。

情報システム部門や管理部門に知識やスキルを十分に持った人材が確保できない現場では、長期的な運用が難しい可能性が高いでしょう。場合によっては専門知識を持った人材の新規採用や、運用管理のアウトソーシングも検討する必要があります。

ネットワークが切断されると利用できない

仮想デスクトップは、インターネットに接続できる環境なら場所を選ばずに利用できることがメリットです。反面、インターネットが遮断されるとデスクトップ環境を呼び出せなくなり、業務継続に支障を来す恐れがあります。

デスクトップ仮想化を実施する場合は、安定的なネットワークの確保が重要です。テレワークに当たっては、従業員側が使っているインターネット回線も調査しておくことをおすすめします。

近年はスマホのキャリア通信やモバイルWi-Fiがあればプライベートでインターネットを利用できるため、光回線をはじめとした有線インターネットは契約していない人も少なくありません。従業員が安定的な通信手段を確保するための策を講じる必要があります。

シン・クライアントを実現する手段は他にも

タイピングする手元

(出典) photo-ac.com

デスクトップ仮想化(VDI)は、クライアント端末に最低限の処理のみ担当させる『シン・クライアント』を実現する手段です。ただ、方法はVDIの他にも以下のような種類があります。

ブレードPC型

ブレードPC型は、基本構造はVDIと同様ですが、仮想デスクトップのOSがクライアント上ではなくサーバー上にあるものを指します。

OSの場所が異なるだけで、基本的にVDIと動作原理は変わりません。ただし、クライアント端末の台数分だけ専用のブレードPCを用意する点がVDIとは大きく異なります。

クライアント1台ごとに専用のブレードPCが割り当てられるため、処理性能が高い点がメリットです。アプリケーションのインストールをはじめ、クライアント端末を使うユーザー(企業ならテレワークをする従業員)側の自由度が高いという特徴もあります。

サーバーベース型

サーバーベース型は、サーバー上に構築した仮想のデスクトップを複数人が使用する方法です。一つのデスクトップ環境に対して、複数人が同時にアクセスするイメージを持つと分かりやすいでしょう。

大量の仮想デスクトップを一つのサーバー上に構築する必要がなく、一つの仮想デスクトップを構築するだけで利用できるため、サーバーのスペックがそれほど高くなくても運用できる点がメリットです。

デスクトップ仮想化のために高性能なサーバーを新しく購入する予算がなく、コストを抑えたい場合に適しています。

文/編集部

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