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今、東京で一番のブームになっている韓国料理「チュクミ」のおいしい店

2022.09.24

 大久保の『チュクミドサ』は、卓上レンジのスイッチの強弱の表示まで韓国語で、店内は1文字も日本語が見られない本場っぽい雰囲気。中にカバンや上着を入れる丸椅子や、食器を収めたテーブルの引き出し、アルミの皿、アルマイトっぽいマッコリの器、そしてそのマッコリを、瓶のまま客に出して客に瓶を振らせるところまで、何もかもが本場スタイル。また、韓国には、客が自分が飲んだ酒の量を周囲に誇示するため、空にした酒の瓶やグラスを下げさせない文化がありますが、この店はそこも韓国方式を貫いています。客も従業員も半数は韓国人で、店内で写真を撮ってインスタに上げれば、「え、ソウルに行ったの!?」とザワつくこと請け合いです。

 メニューは、チュクミ、チュコプセ、チュクサム(チュクミ+サムギョプサル)とチュクミづくし。辛さは「普通・辛い・激辛」の3通りから選ぶシステムですが、一番辛くない普通を注文しても激辛なので、激辛なんか注文した日にはどうなることやら。日本人向けに味を緩めていない点も本場並みです。また、韓国では近年、とびこ(トビウオの卵の塩漬け)が大人気で、韓国おにぎりチュモクパプもとびこ入りがトレンドだそうですが、チュクミの店のシメは、とびこをどっさり入れたとびこ炒飯にするのが主流。この店はその点もはずしていません。コロナ禍で韓国旅行もままならない昨今、韓国マニアたちは本場の味と雰囲気に飢えており、そこにジャストフィットしたことが、この店の成功の一番の理由と申せましょう。

 日本の韓国料理店は、ひとつの店がサムゲタンもカンジャンケジャンもナッコプセもチュクミも出していますが、本場では、それぞれの料理がこの『チュクミドサ』のように専門店化しており、ソウルには同じ料理の専門店がズラリと軒を並べた「サムゲタン通り」や「豚足横丁」が形成されていて、ソウルの東の玄関口・清涼里駅近くの龍頭洞には、入り口にイイダコの銅像(右上イラスト)が立った「チュクミ横丁」があるそうです。日本でも、ブームが深化すれば、「チュクミ横丁」や「サムゲタン通り」ができる日も遠くないかもしれません。

『チュクミドサ』

『チュクミドサ』は5月13日に大久保の明治通り沿いに誕生した韓国人気No.1チュクミ専門チェーンの日本上陸店。6月1日には、新大久保に2号店もオープン。日本にいながら韓国旅行をした気分になれる本格ぶり。あまりの混雑に予約の電話を受けることができず、店に行って記帳して待つシステム。サイドメニューは3点だけで、あとは全部チュクミ。調理は炒飯も含めて、店の人がしてくれます。◆住所:新宿区大久保1-3-22 ◆電話番号:03・4363・3883

チュクミチュクミ

【秘訣】コロナで長らく行っていない国の雰囲気を忠実に再現する

取材・文/ホイチョイ・プロダクションズ

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