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薄く、軽くなった新型「MacBook Air」を使ってわかったM2チップの実力

2022.08.20

アップル「MacBook」シリーズの中でも、軽さや薄さを特徴とし、比較的安価に購入できる「MacBook Air」。2022年7月15日には自社開発チップ「M2」を搭載した最新モデルが販売を開始しています。

新型のMacBook Airでは、前モデルよりデザインを刷新し、より薄く、軽くなったとのこと。また、M2チップを搭載することで、よりパワフルさと省電力性の向上が図られています。

Apple Storeでの販売価格は16万4800円から。昨今の為替状況などもあり、MacBook Airとしては若干高い印象も受けますが、コストパフォーマンスを鑑みると十分魅力的であることに変わりはありません。

本記事では、実際にMacBook Airを仕事用のデバイスとして数日間試し、その使用感や操作性、機能について紹介していきます。

デザイン・ディスプレイ

新型MacBook Airの本体サイズは高さ1.13×幅30.41×奥行21.5cm。注目すべきは厚みで、前モデルの最厚部1.61cmから、かなり薄く進化しています。また、前モデルでは天板、底面ともに丸みを帯びた、ふくらみのあるデザインを採用していましたが、新モデルは両面ともにフラットなデザインに変更。よりすっきりとした印象を受けます。

質量は1.24㎏で、こちらも前モデルの1.29㎏から若干軽量化。“Air”の名を冠している通り、現行のMacBookシリーズとしては、最軽量のモデルとなっています。持った印象としては、とにかく軽いというほどでもありませんが、カバンに入れて持ち運ぶ程度であれば、あまりストレスを感じることもないでしょう。

カラーバリエーションは「シルバー」「スターライト」「スペースグレイ」「ミッドナイト」の4色。今回は新色のミッドナイトを試していますが、濃紺のような深みのある色合いで、クールな印象が気に入っています。ただし、若干指紋の付着が気になるという人もいるかもしれません。

ディスプレイは前モデルの13.3インチからわずかに大型化した13.6インチ。新たに、iPhoneではお馴染みの「ノッチ」デザインが採用されており、画面の隅まで日時やバッテリー残量といった情報を表示できるようになっています。

ノッチデザインについては賛否の分かれる部分かもしれませんが、コンテンツの表示領域が増えるという意味では有用。画面輝度も最大500ニトまで向上しているので、屋外でも作業しやすくなっています。また、10億色の再現ができるため、鮮やかな描画が可能。動画視聴に加え、画像編集なども快適に楽しめるディスプレイです。

機能

前述のとおり、新型MacBook Airには、最新の自社開発チップ「M2」が搭載されています。M1チップでも、高性能さが話題となりましたが、M2チップは最大1.4倍高速になっており、ノートパソコンとしては類を見ないパワフルさとなっています。

筆者の場合、パソコンゲームや動画編集といった、負荷の高い作業は普段からあまり行わないため、Wordでの文書作成や動画視聴、インターネット検索といった、一般的なビジネス用途に近い形でテストを行っていますが、動作につっかかるシーンは全くありません。

また、MacBook Airはファンレス設計になっており、動作音がとにかく静かなのも特徴なのですが、それでも本体が熱を持つシーンもほぼ見られませんでした。

高性能なパソコンは、高負荷な作業を行わない限り必要ないという意見もありますが、熱を持ちにくい製品の場合には、バッテリーの持続時間が長かったり、動作が安定しやすいという強みがあります。もちろん価格との相談にはなりますが、安定感を求めるという意味でも、新型MacBook Airは良い選択肢になり得る製品です。

バッテリーはApple TVアプリでのムービー再生が最大18時間、ワイヤレスインターネットが最大15時間となります。個人的にMacBook Air最大のおすすめポイントはこの電池もちで、1日屋外で使用しても電池残量に余裕があるほど。パソコンを持ち運ぶ機会の多いビジネスパーソンにもおすすめです。

キーボード・インターフェース

キーボードは前モデルのMacBook Airと変わらず、JIS配列を含む日本語配列。オプションで、USキーボードの選択も可能です。右上に配置されている、バックスペースキーの上には、Touch IDが搭載されています。

キーの打鍵感も従来のMacBookシリーズと共通で、浅めながらしっかりと押し心地を感じる、心地よい仕上がり。トラックパッドの感度も良く、スムーズに操作が行えます。

これまでWindowsのノートパソコンを使用してきた人は、トラックパッドの仕様に慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。というのも、MacBookシリーズのトラックパッドには「右クリック」がなく、全面が左クリックとなり、2本指でのクリックが、右クリックに当たる操作になります。

筆者も普段はWindows OS搭載のノートパソコンを使用していますが、MacBookのトラックパッドは慣れると操作性が良く快適になります。ここは多くの人に体験してほしいポイントの1つです。

インターフェースは左側面にUSB Type-Cポートが2つとMagSafe 3ポートが1つ、右側面は3.5mmイヤホンジャックのみというシンプルな構成。USB Type-Cでも、本体の充電は可能となっています。

順当にパワフルさとバッテリー性能が向上した新型MacBook Air!

新型のMacBook Airは、M2チップを搭載することで、M1チップ搭載の前モデルから、順当に処理性能やバッテリー性能が向上したノートパソコン。現行のMacBookシリーズの中では最軽量となっているので、屋外に持ち運びたいという人にもおすすめの製品です。

また、デザインの刷新も特徴の1つ。デザインの良し悪しは好みの分かれるところですが、よりスタイリッシュで高級感のあるスクエアデザインや、ノッチを採用したディスプレイも、本製品の魅力です。

冒頭でも紹介した通り、販売価格は16万4800円から。決して安いとはいえませんが、コストパフォーマンスに優れた製品となっているので、気になる人は一度、家電量販店やApple Storeの実店舗にて、実機に触れてみるのがおすすめです。

取材・文/佐藤文彦

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