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値上げラッシュの今こそ「シンプル生活」を送る5つのヒント

2022.08.22

値上げラッシュの影響を最小限に抑えるためには、どこを節約し、どこを節約しないのかの見極めが大切です。

できるだけ生活をシンプルにし、使うところには使う生活をするには、どんなところを節約したらよいのでしょうか。

「シンプル生活」を送るためのヒント

何に費用をかけ、何に費用をかけないか。自分にとって大切な支出とそうでない支出を今一度見直しましょう。

見直しポイント1 固定費

節約の王道ともいえる「固定費の見直し」ですが、実際に見直しを行った人はどれくらいいるでしょうか。

「住宅ローンの借り換え」「生命保険の見直し」「通信費の見直し」などは、誰もが一度は耳にしたことがある節約の基本ですが、関心はあるものの未着手のままになっているものはないでしょうか。

何でも値上げ時代の今こそ、今まで「やろうと思っていたけれど先延ばしにしてきた」節約に向き合う時期です。

当然ですが、家計における「固定費」は割合が少ないほど、貯蓄やゆとりに費用がかけられることになります。例えば「固定費は手取り収入の5割以下にする」など、固定費の割合についても意識すると良いでしょう。

見直しポイント2 水道光熱費

近年では、「面倒な節約を避けるため、あえて水道光熱費の節約はしない」という声も聞かれますが、節約の基本をおろそかにする人は、支出も全体的に膨張している傾向があります。

節電効果の薄いと言われるコンセントの抜きさしなども、当たり前のようにできる人ほど水道光熱費が安い傾向があります。

近年、光熱費の値上がりも顕著に見られるため、これまでと同じ生活を続けている人は間違いなく光熱費が上がります。

不必要に出しっぱなし、つけっぱなしなどをしないようにするだけでなく、電化製品を買い替える際には節電効果の高いものに買い替える、不必要に家電を増やさない、電力会社を見直すなどの基本を今一度確認しましょう。

水道光熱費が高い人は、やはり貯蓄やゆとりに回せるお金がその分減るということになりますので、「その程度の節約」と馬鹿にせず、一度しっかり向き合うことをおすすめします。

見直しポイント3 車両費

コロナ禍により安心できる移動手段の見直しなどから自家用車の需要が高まっている傾向も見られますが、ガソリン代の値上がりも続き、車を持つこと自体が「贅沢」ともいえる時代になってきています。

車は「ガソリン代」や「車両費」がかかるだけでなく、「保険料」「税金」「駐車場料金」なども必要になるため、年間で考えると数十万円の負担の増加が見込まれます。

なかには「車がないと生活できない」という人もいますが、2台目の車両は原動機付自転車にする、近隣への移動は自転車や徒歩を利用するなどの工夫も取り入れてほしいものです。

「車を持たない」という生活を選択するだけで、年間数十万円の節約に成功する人も多く見られますので、まず「車を持つ」ことに慎重になりましょう。

見直しポイント4 交際費

コロナ禍により「交際」には以前より慎重な人も増えてきましたが、意識をしないと不必要に増えてしまいやすいのが「交際費」です。

収入を上げるための人脈作りなど、将来につながる交際費を惜しむべきとは考えませんが、「断れないから」といった理由で必要以上の交際費になっている人は気をつけましょう。

「他人の目」を気にしすぎてしまうと、削ることができない支出ばかりが増えてしまいます。人脈作りもシンプルにすることで、支出の減少だけでなく、人間関係による精神的なストレスの軽減も期待できます。

見直しポイント5 食費

コロナ禍により、すでに「食費」が値上がりしていることに加え、最近の食品の値上がりが重なり、外食も含めた「食費」の上昇が顕著にあらわれているという人も多いことでしょう。

「食費」についても、これまでと同じような生活を送ろうとすれば確実に増加してしまいます。

そのため、「食費」についても今一度「必要なもの」の見直しをすることをおすすめします。

特に、晩酌のための食材や、子どもの嗜好品など、「毎日の定番」が多すぎる家庭や、「産地」や「ブランド」など「食材にこだわりがありすぎる人」は、食費も必要以上に肥大している可能性が高いものです。

フードロスをできるだけ減らし、こだわりすぎないシンプルな食生活を心がけるだけでも、必要以上の食費の増加を防ぐことができます。

「シンプル生活」で値上げラッシュを乗り切ろう

何でも値上げ時代に対応するために、支出をシンプルにするヒントを紹介しましたが、すべての支出を我慢して節約することが大切なのではなく、何に使い何に使わないかを今一度しっかり見極めることが大切です。

「風の吹くまま気の向くまま」に行き当たりばったり、その場しのぎのお金の使い方をしている人は、相次ぐ値上げラッシュにもうまく対応することができません。

「あれもこれも」と欲張りすぎず、「これぐらいの支出は当たり前」という「当たり前の基準」を下げ、できるだけシンプルに、本当に必要な支出だけを残すことで、値上げラッシュによる支出増を緩和する方法を再考しましょう。

※データは記事執筆時点での情報。公開後に制度や内容が変更される場合がありますので、最新の情報についてはホームページなどでの確認をお願いします。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。

文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖(講談社の実用BOOK)」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他 

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