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ペンダントライトのベストな高さって?インテリアのセンスがアップする照明の豆知識

2022.08.20

ペンダントライトのベストな高さって?

部屋全体の空間をおしゃれに見せたいなら、家具だけでなく照明にもこだわりたいところ。特に吊り下げるタイプのペンダントライトは個性が出るのでおすすめです。

というわけで今回は、元インテリアショップ社員の筆者がペンダントライトを使用するポイントを簡単にご紹介。ちょっとしたコツでセンスアップ&心地良い空間が作れるのでぜひ試してみてください。

ペンダントライトの高さは低めがかっこいい?

ペンダントライトのコツ1

「ペンダントライトを吊るすなら、低めの方がおしゃれでかっこいい」と聞いたことはありませんか?

実際その通りで、おしゃれさと利便性を考え、インテリアショップ(または照明専門店)では大体ダイニングテーブルの上(天板)から60~80cmくらいの高さを推奨していることが多いです。

これは、インテリア好きなら知らない人はいないであろうデンマークの照明ブランド・ルイスポールセンの「PH5」というペンダントランプが発端だといわれます。

ペンダントライトのコツ2

PH5は、食卓に柔らかい光を届けるため光の反射角度を計算しつくされて作られた名作です。そのPH5を吊る際は、テーブル上60cmの高さが「適切」とされていたというのは有名な話。(※)

しかし実際のところ、日本の家で吊ってみると「ちょっと低いけど邪魔にならないかな?」と感じる人も少なくない高さなんです。

テーブル上60cmは、インテリアショップで吊っている分にはかっこよくて良いのですが、ライフスタイルによっては実用的ではないといわれることもあります。

※現在ルイスポールセンの公式サイトでは、ペンダントの取り付け位置としてテーブルから60~70cmの高さにシェードの下端がくることを推奨しています

参照:https://louispoulsen.azureedge.net/4a0840/globalassets/about-us/japan-pdf/japan-pdf-2022/mounting–faq.pdf

日本のダイニングテーブルは低めのものが多い

日本のダイニングのイメージ

理由としては、単純に食文化が違う(日本は鍋をみんなでつついたり、食器を手に持って食べる)からというのもありそうですが、日本のダイニングテーブルが低めに作られていることもあるかと思います。

一般的に日本のブランドのダイニングテーブルの高さは海外より4~5cmほど低いといわれており、差尺(テーブルの天板と椅子の座面の間の高さ)を調整するため椅子も低めなものが多いです。

ここで問題なのは、背が高い人が日本製の低めのダイニングテーブルに着席した場合です。

海外規格のダイニングテーブルの天板から60cmの高さに吊ってある場合は問題なくても、日本規格のダイニングテーブルの天板から60cmの高さに吊ってあると、背が高い人にとっては「ちょっと邪魔だな…」となってしまうというわけです。

椅子の高さや座高にもよると思いますが、ペンダントライトが邪魔に感じるお家はもしかしたら低めのテーブルを基準に吊っていることが原因かもしれません。

ダイニングのペンダントライトはテーブルから65~75cm程度がおすすめ!

ペンダントライトのコツ4

では具体的に何cmが良いのか?というと、筆者の個人的なおすすめはダイニングテーブルから65~75cm程度です!

意識しなくてもペンダントライトの美しいシェードが目線に入り、かといって対面する家族の顔が隠れてしまうわけでもなく、ほどよく手元も照らしてくれる。鍋はつつきたいけどおしゃれさも諦めたくない…という人にすすめたい高さです(笑)

しかし好みもありますし、ペンダントライトの素材やデザイン、W数によっても照らされ方は変わるので、一概に何cmが絶対に良いとはいえません。

傘で覆われたタイプだと高さによっては眩しかったり照らす範囲が狭まったりするので、デザインによる差も大きくなります。

購入してからしばらくの間は決め打ちにせず、余分なコードを丸めて留めるなどで簡易的に調整してみてください。数日~数週間色々な高さを試しながら使用して、自分にとってベストな位置を探ってみると良いですよ。

ちなみに、寝室にガラス素材のペンダントライトはおすすめしない

ペンダントライトのコツ5

ガラス素材のペンダントライトはおしゃれですが、個人的には寝室に使用するのはおすすめしません。

なぜなら大きな地震などが起きたとき、ペンダントライトのシェード部分が大きく揺れて天井や家具にあたって割れてしまう恐れがあるから。特にガラス素材の多灯付けはちょっとした地震でもぶつかり合ってしまうことがあるので危険です。

寝室はベッドの真上に照明がくることが多いので、万が一を考えると布や異素材のペンダントライトにするか、シーリングライトなどにしておく方が安全でしょう。

別の理由ですが、寝室にダウンライトの設置もあまりおすすめしません。

ダウンライトは仰向けに寝転がると思ったよりも眩しく、調光式のものを最小に絞っても「眩しいから結局使っていない」という声が多いためです。見た目がすっきりしていて人気のダウンライトですが、どうしても寝室に設置するのであれば足元の方だけにして、頭上の明るさはブラケットライトや間接照明でカバーするなどの工夫をしましょう。

また、寝室以外でもゴロゴロしたい場所(リビングのソファなど)の真上に設置すると眩しく感じるので避けた方が無難です。

もしこれから新築を建てるという人は、ダウンライトの配置やW数についてもしっかりコーディネーターさんと相談してみてくださいね。

照明を活用してインテリアをランクアップさせよう

インテリアのなかでも部屋の印象を大きく変える照明。ペンダントライトは特に目につきやすいので、デザインに加えて設置位置にもこだわってみてはいかがでしょうか。

文/黒岩ヨシコ

編集/inox.

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